マンジャロやめたらリバウンドする?原因やダイエット失敗を防ぐためのポイントを解説

「せっかく痩せても、マンジャロをやめたらリバウンドする?」と不安に感じていませんか?

GIP/GLP-1受容体作動薬であるマンジャロは、高い減量効果が期待できる一方で、やめた後の体重管理が重要なポイントとなります。実際に何も対策をしなければリバウンドのリスクは高まるというデータもあります。

しかし、正しい知識とケアを身につければ、治療後もリバウンドを防ぎやすくなります。

この記事では、マンジャロ中止後に起こりやすい身体の変化やリバウンドの原因、そして治療後に注意すべきポイントをわかりやすく解説。

マンジャロダイエット後にリバウンドを防ぎ、理想の体重をキープしたい方はぜひ最後までご覧ください。

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最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間23万人以上の来院実績

2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

目次

マンジャロをやめたらリバウンドする?

マンジャロをやめたからといって、必ずリバウンドするわけではありません。ですが、何も対策をしないと体重が戻ってしまう可能性は高くなるでしょう。

マンジャロには食欲を抑えたり、満腹感を長く保ったりする効果があります。マンジャロ中止によって食欲抑制や満腹感の持続作用がなくなると、摂取カロリーが増えやすくなり、リバウンドのリスクが高まります。

実際に行われた臨床試験では、チルゼパチド(マンジャロの有効成分)を36週間使用後、その後の継続有無で次のような結果が得られました。[1]

  • 継続したグループ
    • さらに 5.5%の体重減少
    • 減量効果を80%以上維持できた人の割合:89.5%
  • 中止したグループ
    • 14%の体重増加(=リバウンド)
    • 減量効果を80%以上維持できた人の割合:16.6%

この結果から、マンジャロをやめた後はリバウンドのリスクが高くなることがわかります。ただしマンジャロを中止したあとの過ごし方に気をつけることで、リバウンドのリスクは抑えられます。

リバウンドを防ぐためには「やめ方」や「中止後の生活」がとても重要です。マンジャロダイエットは、医師の指導のもと、計画的に行うと良いでしょう。

リバウンドの主な原因と中止後に起こりやすい体の変化

マンジャロを中止したあとは、体の中でさまざまな変化が起こります。

  • 食欲
  • 満腹感
  • 代謝

上記3つに関わる変化は、リバウンドの大きな原因となるため注意が必要です。それぞれについて詳しく解説します。

食欲が戻る

マンジャロを中止すると、これまで抑えられていた食欲が再び強く感じられるようになります。これは単に薬の効果が切れるからではありません。体重減少に伴い、グレリン(空腹ホルモン)の増加やレプチン(食欲をコントールするホルモン)の減少が起こり、慢性的な空腹感を感じやすくなるためです。[2]

その結果、摂取カロリーが増えてリバウンドにつながりやすくなります。

満腹感が減る

マンジャロには、胃の内容物の排出を遅らせることで満腹感を持続させる作用がありますが、中止後はこの効果がなくなります。

また食欲をコントロールするホルモンの変動により、食後すぐに空腹を感じたり満足感を得にくくなったりすることもあります。[2]

マンジャロを中止すると「お腹いっぱいになった感じがしない」と、つい食べ過ぎてしまうことが増える可能性があるでしょう。

代謝が落ちやすい

マンジャロには体のエネルギー消費を高めたり、熱をつくって脂肪を燃やしやすくしたりする働きがあります。この作用により痩せやすい体質に近づける効果が期待できますが、使用を中止すると効果も失われていきます。[2]

その結果、消費エネルギーが減り、マンジャロ使用中と同じ生活をしていても太りやすくなったと感じる可能性があるでしょう。

マンジャロ治療での注意点とリバウンド防止のためのポイント

マンジャロによって痩せた体重をキープするためには、正しい治療と生活習慣の改善が欠かせません。医師と相談しながら無理のないペースで治療を進めるとともに、バランスの取れた食事や適度な運動、ストレス管理も重要です。

ここでは、マンジャロ治療における注意点と、リバウンド防止のためのポイントを解説します。

やめる前に医師と相談・計画的に減薬する

マンジャロに限らず、医療ダイエットにおいて薬を自己判断で中止したり使用量を調整したりしてはいけません。リバウンドのリスクが高まるためです。

特に「使ったり使わなかったり」といった不安定な使用は避けるべきでしょう。中止のタイミングや減薬の方法は、必ず医師と相談のうえ計画的に進めてください。

食生活を整える

マンジャロを使っていても、暴飲暴食をしていればダイエット効果は得られません。一方で、過度な食事制限は低血糖を招くおそれもあるため注意が必要です。無理のない範囲で摂取カロリーを減らし、栄養バランスの良い食生活を意識しましょう。[3]

間食や夜遅くの食事を避けるなど、小さな工夫の積み重ねがリバウンド防止に繋がります。

運動を取り入れる

摂取カロリーよりも消費カロリーが上回れば、体重は減っていきます。ウォーキングや軽い筋トレなど、日常に取り入れやすい運動から始めましょう。[3]

運動は代謝の維持にも役立ちます。治療中だけでなく、マンジャロ中止後も継続することが望ましいでしょう。無理なく続けられる運動習慣を見つけることが大切です。

ストレスをためないようにする

ストレスがたまると、食欲が増えて過食につながることがあります。睡眠不足もホルモンバランスを乱し、肥満の原因になります。[4]

リラックスできる時間を意識的につくり、ストレスや不安を溜め込まない工夫をしましょう。良質な睡眠も、ダイエットには欠かせません。

やめたら太った…リバウンドしたらどうすればいい?

マンジャロをやめたあとに体重が戻ってしまっても、落ち込む必要はありません。リバウンドしてしまった要因を考え、生活習慣や治療の選択を一つずつ整えていくことが大切です。

まずは生活習慣の見直しを

リバウンドの原因として考えられる要因は、食生活の乱れや睡眠不足、ストレスの蓄積、運動不足です。体重が戻ってしまった場合は、第一に生活習慣を見直しましょう。

暴飲暴食を避け、栄養バランスの取れた食事と適度な運動、しっかりと休息をとることで、再び体重を安定させる土台をつくることができます。

マンジャロの再開は医師と相談

再度マンジャロを使いたい場合は、自分の判断で再開せず、必ず医師に相談しましょう。継続するかどうかの判断や、治療の中止・再開のタイミングは医師の管理のもとで行う必要があります。

ダイエット治療は「いつまで治療を続けるか」というゴールを明確にしたうえで、計画的に使用することが大切です。

他のダイエット治療を取り入れる

マンジャロはGIP/GLP-1受容体作動薬として高い体重減少効果が期待される薬ですが、ダイエット治療には他にもさまざまな選択肢があります。

たとえば、オゼンピックなどのGLP-1受容体作動薬を用いる方法など、体質やライフスタイル、治療の経過に応じて薬を切り替えることも可能です。他のアプローチを組み合わせるのもひとつの方法でしょう。

自分に合ったダイエット方法を見つけ、無理なく続けましょう。

そもそもマンジャロとは?痩せる理由と効果について

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の2種類のインクレチンの働きを併せ持つ、GIP/GLP-1受容体作動薬です。[5]

2型糖尿病の治療薬として承認されている薬ですが、体重減少効果も持つためダイエット治療薬としても使用されています。

マンジャロで痩せる理由

マンジャロで痩せる理由は、以下の複数の作用を持つためです。

  • 食欲の抑制:脳に働きかけて空腹感を抑え、過食を防ぐ。
  • 満腹感の持続:胃の内容物の排出を遅らせ、少量の食事でも満足感が長続きする。
  • 血糖値の安定化:インスリンの分泌を促進し、血糖を上昇させるグルカゴンの分泌を抑え、血糖値の急上昇を防ぐ。これにより食べ過ぎを防ぐ。
  • 代謝の促進:GIPの作用によって食欲をコントロールするレプチンの分泌促進。それにより体内の熱産生が促され、エネルギー代謝が上がる。

また、GIPは食欲を抑えて減量効果をもたらすことがわかっています。マンジャロは食欲の抑制・満腹感の持続・血糖値の安定・代謝の促進といった複数の効果が連動することで、無理なく体重を落とします。[2]

マンジャロの効果はいつから?何キロ痩せる?

臨床試験の結果から、マンジャロを使い始めて4週目あたりから徐々に体重が減り始める人が多いことが確認されています。[1]

減少する体重は、投与量や治療期間、もとの体重によって個人差があります。たとえば、海外で行われた試験では、マンジャロを使用して40週の時点で以下のような体重減少が確認されました。[5]

  • 1回5mgを使用したグループ:−7.0kg
  • 1回10mgを使用したグループ:−7.8kg
  • 1回15mgを使用したグループ:−9.5kg

また日本人対象の臨床試験では、52週の使用で以下のような結果が出ています。[5]

  • 1回5mgを使用したグループ:−5.8kg
  • 1回10mgを使用したグループ:−8.5kg
  • 1回15mgを使用したグループ群:−10.7kg

この結果からもわかるように、マンジャロは用量に応じて体重減少効果が見込めることがわかります。

マンジャロがおすすめな方とは?

マンジャロは、以下のような方におすすめです。

  • 自分でいろいろダイエットに取り組んだけれど痩せられなかった方
  • 食欲をコントロールできずに悩んでいる方
  • しっかりと体重を落としたい方
  • 自己注射製剤の操作が難しいと感じる方
  • 毎日の投与が負担に感じる方

マンジャロは針が内蔵されているため、針の取り付けは不要です。また週1回の注射で済むため、毎日注射することに不安がある方や注射針の取り扱いが難しいと感じる方にも向いているでしょう。

当院ではBMIが20以下の患者さまにはマンジャロの処方はできません。あらかじめご了承ください。

当院のマンジャロダイエット治療の特徴と治療の流れ

当院におけるマンジャロダイエット治療の特徴と治療の流れについて解説します。

当院のダイエット治療の特徴

当院では「終わりのあるダイエット」を目指したダイエット治療を行っています。無理なく続けられることはもちろん、最終的には薬に頼らず体型を維持できる状態を目指し、患者さま一人ひとりに寄り添った治療を行っています。

治療の開始前には現在の体質や生活スタイル、目標体重について丁寧にカウンセリングを行い、それぞれに合ったプランをご提案。薬を漫然と使い続けるのではなく、目標とゴールを明確にしたうえでサポートします。

また、当院ではサブスクリプション契約や面倒な解約手続きなどは一切不要です。診察料や配送料は、まとめ買いをされても一定であり、薬が必要がなくなればいつでも購入をやめることが可能です。さらに初月の薬の価格が継続中もずっと固定です。お薬代も明確でわかりやすい体系を整えています。

また、診療は通院・オンラインのどちらにも対応しており、遠方にお住まいの方やお忙しい方でも、自宅からスマホやパソコンで無理なく受診いただけます。

治療の流れ

直接来院かオンライン診療にて診察を受けられます。初診の方でも、オンライン診療での受診が可能です。

  1. 来院またはオンラインにて診察

今の状態やダイエットの目的を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てています。

  1. 薬剤の購入と受け取り

必要な薬剤を購入します。オンラインの場合、GLP-1などの注射製剤は品質保持のためクール便で配送します。

  1. フォローアップ

副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行います。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップを行っています。

マンジャロの費用について

マンジャロによるダイエット治療は保険適用のない自由診療です。かかる費用はお薬代と診察料の合計となります。

マンジャロは針があらかじめ内蔵されている製剤のため、別途針を用意する必要はございません。当院では、注射時に必要な消毒綿もセットで下記の本体価格に含まれています。 

「マンジャロ」

マンジャロ 2.5mg(直接当院にお越しの方のみ)¥21,000(税込¥23,100)
マンジャロ 5mg(直接当院にお越しの方のみ)¥38,000(税込¥41,800)

オンライン診療でご購入の場合

診察料¥1,000(税込¥1,100)
郵送料(飲み薬)¥1,000(税込¥1,100)
クール宅配便郵送料(注射薬の品質保持のため) ¥2,000(税込¥2,200)

直接ご来院の場合

診察料¥1,000(税込¥1,100)

マンジャロに関するよくある質問(Q&A)

マンジャロに関するよくある質問にお答えします。

マンジャロをやめたら食欲は戻る?

はい、マンジャロを中止すると食欲が徐々に戻る傾向があります。治療終了後も体重を維持するためには、食事や生活習慣の見直しが大切です。

マンジャロを打たなくなったらどうしたらいいですか?

マンジャロを中止したあとは、食生活や運動習慣ストレスをためないよう心身のバランスにも気を配り、無理のない生活を心がけましょう。

マンジャロで1ヶ月に何キロ痩せますか?

体重の減少には個人差がありますが、臨床研究では4週目あたりから徐々に体重が落ち始め、1ヶ月あたり3kg前後の減少、2ヶ月目では5〜6kgの減量がみられました。[1][6]

マンジャロはいつまで続ければよいですか?

治療期間は一人ひとりの体質や目標によって異なります。自己判断で中断せず、必ず医師と相談して終了のタイミングを決めましょう。勝手な中断はリバウンドのリスクが高まります。

当院ではいつまでも薬を続けるのではなく「終わりのあるダイエット」を目標に、一人ひとりに合わせた治療プランをご提案しています。

ダイエットでお困りのことがあれば渋谷駅前おおしま皮膚科まで相談を

マンジャロを中止すると、個人差はありますが抑えられていた食欲が戻ったり、満腹感の持続が得られにくくなったりすることで、空腹を感じやすくなる方もいます。その結果、食べる量が増え、リバウンドにつながると考えられます。

リバウンドを防ぐためには食生活や運動習慣の見直しに加え、ストレスをためないことや十分な睡眠など、日常生活を安定させることが大切です。

渋谷駅前おおしま皮膚科では「終わりのあるダイエット」を目指し、一人ひとりに合わせた無理のない治療プランをご提案しています。治療内容や費用についてのご不安にも丁寧にお答えしますので、ダイエットでお悩みの方や不安がある方はどうぞお気軽にご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間23万人以上の来院実績

2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

使用上の注意

注意事項

  • 当院では、「マンジャロ」はBMI20以下の患者様には処方できません。
  • 減量目的で使用する場合、ピル(経口避妊薬)
  • ワーファリンとの併用は推奨しません。
    (禁忌ではありませんが併用することでピル・ワーファリンの効果が下がります。)

リスク、副作用

  • GLP-1受容体作動薬の適用は、あらかじめ肥満治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
  • 急性膵炎、下痢、悪心・嘔吐、嘔吐を伴う激しい腹痛、腹痛、食欲減退、浮動性めまい、糖尿病網膜症、味覚異常などの副作用が起こる可能性があります。
  • 重度の胃腸障害 (胃潰瘍、炎症性腸疾患など)、膵炎や甲状腺疾患の既往、低血糖を起こす可能性が高い方(糖尿病、妊娠中または 2か月以内に妊娠を予定している、授乳中)は服用できません。

参考

[1]Continued Treatment With Tirzepatide for Maintenance of Weight Reduction in Adults With Obesity: The SURMOUNT-4 Randomized Clinical Trial – PMC

[2]Effect on Hemoglobin A1c (HbA1c) and Body Weight After Discontinuation of Tirzepatide, a Novel Glucose-Dependent Insulinotropic Peptide (GIP) and Glucagon-Like Peptide-1 (GLP-1) Receptor Agonist

[3]Treatment for Overweight & Obesity – NIDDK

[4]Stress-level glucocorticoids increase fasting hunger and decrease cerebral blood flow in regions regulating eating – PubMed

[5]https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00070640.pdf

[6]Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity | New England Journal of Medicine

マンジャロについて

未承認医薬品等(異なる目的での使用)マンジャロは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。

しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGIP/GLP-1受容体作動薬製剤に「ゼップバウンド」があります。
またマンジャロは国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
諸外国における安全性などに係る情報GIP/GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。