リベルサスの危険性とは何か?副作用を抑えて安全に使うための注意点を紹介
「痩せたいけれど、副作用や危険性が怖くてリベルサスを始められない」「ネットでは危険という情報を見かけた」など、このように感じている方は少なくありません。
リベルサスは糖尿病治療薬として開発された一方、ダイエット目的でも使用されています。その過程で一部の情報だけが切り取られて拡散され、「危険なのでは?」という不安を持つ方もいます。
しかし、実際にはリベルサスが特別、危険性が高い薬というわけではありません。重大な副作用が起きるリスクは確かにありますが、医師の指示のもとで正しく服用し、注意点を守って使用すれば安全性の高い薬と言えるでしょう。
この記事では、リベルサスで注意すべき副作用と危険性だけでなく、安全に使うための注意点、ダイエット目的で使用する際に特に気をつけたいことを解説します。
リスクを正しく理解しておくことで、安心して治療に向き合えるようになります。不安を抱えている方やすでに服用中だけど不安があるという方は、ぜひ最後までお読みください。
リベルサスで言われている危険性とは何か?

リベルサスが「危険」と言われる背景には、副作用の可能性や服用時の注意点が関係していると考えられます。
リベルサス自体が特別危険性の高い薬というわけではありませんが、重大な副作用が起こりうることや、服用ルールを守らなかった場合にリスクが高まる点は理解しておきましょう。
ここからは、特に注意しておきたい代表的なリスクについて順に解説します。
副作用である急性膵炎のリスク
急性膵炎は、リベルサスの注意すべき副作用のひとつです。もともと2型糖尿病の方は急性膵炎の発症リスクが高いことが知られており、その影響も考慮する必要があります。
糖尿病患者を対象に行なわれた臨床試験では、リベルサス(経口セマグルチド)を使用しても、急性膵炎の発症率が有意に増加したという結果は確認されていません。つまり、リベルサスが原因で膵炎リスクが新たに高まったわけではないということです。[1]
ただし、過去に膵炎を起こしたことがある方は再発リスクが高くなるため、慎重に使用する必要があります。もし嘔吐を伴う持続的な強い腹痛など、急性膵炎が疑われる症状が現れた場合は、使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。[2][3]
美容・ダイエット目的で使用する方の場合、急性膵炎のリスクはさらに低いと考えられますが、リスクはゼロではありません。安心して使用するためには、医師の管理下で体調の変化を確認しながら使用しましょう。
副作用である胆嚢(たんのう)・胆管疾患のリスク
リベルサスを含むGLP-1受容体作動薬では、まれに胆石症や胆嚢炎・胆管炎などの胆道系の副作用が起こる可能性が指摘されています。
これは、薬の作用により胆嚢の収縮が抑えられ、胆汁が停滞しやすくなることで胆石ができやすくなるためです。国内の臨床試験でも、因果関係を否定できない症例が報告されており、厚生労働省からもGLP-1製剤全体に対して注意喚起が出ています。[3]
以下のような症状がある場合は自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関に相談してください。出ている症状が重篤なものなのか、一時的な不調なのかは本人では判断が難しいためです。
- 右上腹部(肋骨の下あたり)の痛みや重さが続く
- 背中に響くような腹部の痛み
- 吐き気・発熱・黄疸などを伴う
また、副作用はすべての人に起こるわけではなく、正しく経過をみながら使用すれば過度に心配しすぎる必要はありません。気になる変化があれば早めに受診することで、重症化を防ぎ、安心して治療を継続しやすくなるでしょう。
ヒトでは確認されていないが甲状腺C細胞腫瘍(甲状腺がん)の懸念
リベルサスを含むGLP-1受容体作動薬では、動物実験(ラット)で甲状腺C細胞腫瘍の増加が報告されています。ただし、ヒトを対象とした臨床試験では、現時点で甲状腺がんの発症増加は確認されていません。
一方で、甲状腺髄様がんの既往・家族歴や、多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方は慎重に判断する必要があるとされています。甲状腺髄様がんの既往・家族歴がある場合は、必ず診察時に医師に伝えてください。[3]
また、甲状腺機能低下症の治療薬(レボチロキシン/チラーヂンSなど)はリベルサスと相互作用し、血中濃度が上昇する可能性があると報告されています。甲状腺疾患で治療中の方も、飲み合わせの観点から事前に申告するようにしましょう。[2]
動物実験の結果がそのままヒトに当てはまるわけではありませんが、既往歴や服薬状況を共有することで、より安全に治療を続けやすくなります。
自己判断・個人輸入など誤った使用によるさまざまなリスク
リベルサスの安全性を考えるうえでは、薬そのものの副作用だけでなく、誤った使い方によるリスクにも注意が必要です。
たとえば、自己判断で用量や回数を変えることはやめましょう。「効果を早く出したいから」と、1回に2錠飲んだり1日数回飲んだりすると、副作用が強く出る可能性があります。リベルサスは少量から段階的に増量していく設計の薬だからです。
また、個人輸入や診察なしでの購入もリスクがあります。
- 偽造品や不純物の混入
- 保管不備による薬の劣化
- 副作用が出たときに相談先がない
- 自分に合った量や使い方の判断ができない
こうした危険性から、個人輸入品の使用は推奨されません。
リベルサスは、正しく適切に使うことで効果が期待できる薬です。体質・既往歴・併用薬などを踏まえて医師に処方してもらうことで、安全に治療を進めやすくなります。不安や疑問がある場合も、自己判断せず、医師に相談しながら治療を行いましょう。
リベルサスで気をつけたい副作用とその対策

リベルサスを服用する際、多くの方にみられる副作用は消化器系の症状です。吐き気や下痢、便秘といった胃腸障害は、GLP-1受容体作動薬に共通してみられる副作用であり、リベルサスも例外ではありません。
また、頻度は低いものの低血糖にも注意が必要です。ここでは、これらの副作用症状だけでなく、具体的な対処法も解説し、安心して治療を続けるための対策を紹介します。
吐き気・胃の不快感等の消化器系症状
GLP-1受容体作動薬全般にみられる副作用としてあげられるのが、吐き気・下痢・便秘・嘔吐などの胃腸障害です。リベルサスも同様で、特に高用量(14mg)では副作用による中止が増えることが国内外の臨床試験で確認されています。
また、急激に増量した場合はこのような消化器系の副作用症状が強くなる一方、4週間ごとに段階的に増量したケースでは副作用が少なかったという報告もされています。[3]
こうした背景から、現在の投与スケジュールでは「4週間ごとに段階的に増量」することが推奨されているのです。[3]
また、消化器症状は、継続とともに落ち着いてくる方がほとんどです。食事内容の工夫や増量タイミングの調整によって、不快感を抑えながら治療を続けやすくなります。
具体的には、次のような対応を行ないます。
- 3mgから開始し、4週間以上かけて段階的に増量する
- 食事は脂っこいものを避け、消化の良いものを選ぶ
- 一度に大量に食べず、少量ずつ分けて食べる
- 症状が強い場合は、増量のタイミングを医師と相談する
焦って用量を上げるのではなく、体を慣らしながら進めることが重要です。
低血糖
リベルサスはインスリン分泌を血糖値に応じて促す仕組みのため、単剤では低血糖が起こりにくい薬とされています。実際、国内で承認審査に使われた臨床試験でも、単剤投与による重度の低血糖はほとんど報告されていません。[1]
とはいえ、過度な食事制限や激しい運動後は低血糖になりやすくなる場合があります。特に美容・ダイエット目的で使用している方は、食事量が減りやすいため注意が必要です。
以下のような症状が複数あてはまる場合は、低血糖の可能性があります。[2]
- 脱力感、だるさ
- 強い空腹感
- 冷や汗、顔面蒼白
- 動悸
- 手の震え
- 頭痛
- めまい
- 吐き気、視界がぼやける
上記のような症状に気づいたら、すぐにあめやラムネ、糖分の多いジュースなどを摂取してください。[2]
場合によっては意識を失うこともあるため、糖分を摂取しても症状が改善しない、意識がもうろうとするときはすぐに医療機関を受診しましょう。
リベルサスを安全に使うための注意点

リベルサスは特有の服用方法を守らなければ、思うような効果が得られません。ここでは、リベルサスを安全に使い、期待されるダイエット効果を得るための注意点を解説します。
空腹・少量水・服用後30分ルールを守る
リベルサスは、正しい服用方法を守らないと吸収率が下がり、効果が減弱してしまいます。以下の4つのルールを必ず守るようにしましょう。
服用ルール[3]
- 空腹の状態で服用:1日のうちの最初の食事または飲水の前に服用する
- 少量の水で服用:コップ約半分の水(約120mL以下)とともに服用する
- 他の薬と同時に服用しない:他の飲み薬の服用もリベルサス服用後少なくとも30分あける
- 服用後30分間は絶飲食:服用後少なくとも30分は飲食しない
これらのルールは、リベルサスの有効成分であるセマグルチドが体内に吸収され、本来の作用を発揮しやすくするために重要です。水の量が多すぎたり食事と一緒に服用したりすると、吸収が著しく低下します。[3]
起床時に飲み忘れて食事等をとってしまった場合は、その日の服用はとばして翌日に服用してください。日中に飲むことは避けるようにしましょう。
リベルサス服用後に二度寝がダメな理由は?
服用後に二度寝しても問題ありません。二度寝だけでなく「横になってはいけない」「服用後は起きていなければならない」といった制限もありません。[3]
リベルサス服用で大切なのは次の2点です。
- 1日の最初の食事・飲水前の空腹時に、少量の水で服用すること
- 服用後は30分間、飲食・ほかの薬の服用を控えること
この2つが守れていれば、横になったり二度寝したりしても問題ないでしょう。[3]
ただし、服用後に強い眠気やだるさを感じる場合は、低血糖の可能性もあります。冷や汗・手の震え・動悸など他の症状がある場合は、すぐに糖分を補給してください。[2]
低血糖症状がある場合は、服用後30分絶飲食のルールよりも血糖を上げる対応を優先することが大切です。
医師の指示を守る|用量の増減は自己判断しない
「もっと痩せたいから」と自己判断で量を増やすのは避けましょう。
リベルサスはもともと、1回につき1錠のみ服用する設計になっています。たとえば7mgを2錠まとめて14mgにするなど、2錠同時服用は推奨されていません。[2]
これは、リベルサスに含まれるSNAC(吸収を助ける成分)の量が、錠剤ごとに調整されているためです。2錠分をまとめて飲むとSNACの量が過剰になり、薬の吸収や副作用に影響するおそれがあります。[3]
また、消化器症状などの副作用は服用量が多いほど出やすい傾向があることも報告されています。そのため医師は、体への負担を抑えながら使い続けられるよう、経過を見ながら段階的に増量するスケジュールを組んでいるのです。
「早く効果を出したい」「この量で続けていいのか不安」など気になることがあれば、自己判断せず医師に相談しながら治療を進めましょう。
リベルサスがおすすめできない人とは

リベルサスは優れた減量効果が期待できる薬ですが、すべての方に適しているわけではありません。服用できない、あるいは厳重な注意が必要なケースがあります。
以下に該当する方は、美容・ダイエット目的のリベルサスの使用により副作用リスクが上昇する可能性があるため、使用を避けるか、医師と十分に相談する必要があります。
美容・ダイエット目的でのリベルサス服用がおすすめできない・注意が必要な方[2]
- 過去にリベルサスが合わなかった方(アレルギー・過敏症を起こした方))
- 妊娠中・授乳中の方、妊娠を希望する女性
- 甲状腺髄様癌や多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の既往・家族歴がある方
- 膵炎の既往がある方
- 重度の胃腸障害がある方
- 腎機能・肝機能障害の既往がある方
- 高齢者の方
- 糖尿病の方
上記に該当する方は、必ず診察時に医師に申告してください。既往歴や家族歴を伝えることで、副作用をできる限り避け、安全に使用できます。
自己判断で使用せず、医師による診察を受けたうえでリベルサスを使用しましょう。
リベルサスの特徴とダイエット効果

リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の中で唯一の飲み薬です。注射が苦手な方でも使用でき、臨床試験では2型糖尿病患者を対象に有意な体重減少効果が確認されています。
ただし、効果を引き出すには、正しい服用方法を守ることが大切です。ここでは、リベルサスの基本的な特徴と、臨床データに基づいたダイエット効果について解説します。
リベルサスとはどんな薬?
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の中で唯一の飲み薬として承認されています。
有効成分は「セマグルチド」であり、これは自己注射製剤のオゼンピックやウゴービと同じ成分です。3mg、7mg、14mgの3つの規格があります。
通常、治療開始時は3mgから開始し、4週間ごとに段階的に増量していきます。この段階的増量により、消化器系の副作用を軽減しながら治療を進めることができるのです。[2]
注射が苦手な方や、自己注射に抵抗がある方にとって、飲み薬であるリベルサスは利便性の高い選択肢と言えます。
リベルサスのダイエット効果|何キロ痩せる?
ダイエット効果は、2型糖尿病患者を対象とした複数の臨床試験で確認されています。
以下は、糖尿病患者を対象に行なわれたある臨床試験の結果です。
体重減少量(kg)/26週時点[4]
| 経口セマグルチド群(14mg/日) | −4.4kg |
| 皮下注リラグルチド群(1.8 mg/日) | −3.1kg |
| 経口セマグルチドとリラグルチドの差 | 約−1.2kg |
経口セマグルチドは、既に効果が認められている皮下注リラグルチドよりも高い体重減少効果を示しました。
さらに、治療前の血糖コントロールが不十分な患者を対象にした別の臨床試験の結果(26週時点)は以下のとおりです。
体重減少量(kg)/26週時点[5]
| セマグルチド14mg群 | −2.3〜−2.6kg |
経口セマグルチド14mgを投与したグループでは、プラセボ(偽薬)を使用したグループと比較して有意な体重減少がみられました。効果には個人差がありますが、これらの結果より、リベルサス14mgを26週間使用した場合、約2.3〜4.4kgの体重減少が期待できることがわかります。
リベルサスで痩せない人の特徴
リベルサスを使用しても期待する効果が得られない場合は大きく分けて2つの理由が考えられます。
ひとつめは、飲み方が間違っている場合です。リベルサスは正しい飲み方ができていないと、吸収量が落ちてしまいます。まずは次のポイントができているか、チェックしてみましょう。
- 起床後、1日のうち最初の食事の前に服用していない
- 少量の水(約120mL以下)で飲んでいない
- 服用後30分間の絶飲食を守れていない
上記のルールが守られていないと、有効成分のセマグルチドが十分に吸収されず、期待される効果が得られません。服用方法を今一度確認してみましょう。
また、もともとBMIが低く、痩せ気味の方では、効果が感じにくい可能性があります。効果が実感できない場合は、自己判断で用量を増やすのではなく、医師に相談して治療方針を見直しましょう。
おおしま皮膚科におけるダイエット治療の特徴と治療の流れ

当院では「終わりのあるダイエット治療」を目指し、患者さま一人ひとりの体質やライフスタイルに寄り添ったプランを提案しています。ここでは当院のダイエット治療における特徴と、治療の流れを紹介します。
当院のダイエット治療の特徴
当院のダイエット治療は薬を漫然と使い続けるのではなく、目標体重と終了時期を見据えた計画的な治療を推奨しています。無理なく継続できるペースを重視し、最終的には薬に頼らずに体型を維持できる状態をゴールとしています。
診察では患者さまの生活スタイルや目標体重を丁寧にお伺いし、一人ひとりに合う治療プランをご提案。副作用の有無や体調変化などをフォローしながら目標達成に向けてサポートします。
また、サブスクリプション契約や購入をストップする際の解約手続き等は不要です。お薬代は都度払いであり必要なタイミングで治療を終了できるため、無理な継続の心配もありません。継続の場合でも、追加の診察料や配送料もかからず、初月と同じ料金で継続していただけます。
さらに、通院とオンライン診療の両方に対応しているのも当院の特長です。お忙しい方や遠方にお住まいの方でも、ご自宅から電話で診療を受けられるため、ライフスタイルに合わせた無理のない通院が可能です。
治療の流れ
直接来院かオンライン診療にて診察を受けられます。初診の方でも、オンライン診療での受診が可能です。
- 来院またはオンラインにて診察
今の状態やダイエットの目的を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てています。
- 薬剤の購入と受け取り
必要な薬剤を購入します。オンラインの場合、マンジャロなどの注射製剤は品質保持のためクール便で配送します。
- フォローアップ
副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行います。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップを行っています。
費用について
リベルサスによるダイエット治療は保険適用のない自由診療です。
| リベルサス 3㎎ 30錠 | ¥4,100(税込¥4,510) |
| リベルサス 7㎎ 30錠 | ¥12,800(税込¥14,080 |
| リベルサス 14㎎ 30錠 | ¥16,100(税込¥17,710) |
| リベルサス 3㎎ 30錠 ※4ヶ月目〜(まとめ買い時) | ¥3,900(税込¥4,290) |
| リベルサス 7㎎ 30錠 ※4ヶ月目〜(まとめ買い時) | ¥10,400(税込¥11,440) |
| リベルサス 14㎎ 30錠 ※4ヶ月目〜(まとめ買い時) | ¥14,700(税込¥16,170) |
お薬代にプラスして別途診察料が必要です。直接来院、オンライン診療どちらも診察料は同じです。
オンライン診療でご購入の場合
| 診察料 | ¥1,000(税込¥1,100) |
| 郵送料(飲み薬) | ¥1,000(税込¥1,100) |
| クール宅配便郵送料(注射薬の品質保持のため) | ¥2,000(税込¥2,200) |
直接ご来院の場合
| 診察料 | ¥1,000(税込¥1,100) |
リベルサスに関するよくある質問

リベルサスの服用を検討されている方や、すでに服用中の方からよく寄せられる質問にお答えします。
リベルサスは膵臓に負担をかけますか?
膵臓に負担をかけたり膵臓を弱らせたりする薬ではありません。
ただし、まれに副作用として急性膵炎が発現する可能性があります。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等の症状が認められた場合は、すぐに中止し、適切な処置を行う必要があります。また、膵炎の既往歴がある方は再発の可能性があるため、服用前に必ず医師へ伝えてください。[2]
リベルサスはなぜ気持ち悪いのでしょうか?
リベルサスで気持ち悪さ(悪心)を感じるのは、薬の作用が胃腸の動きに影響するためです。
GLP-1受容体作動薬は、胃の内容物の排出をゆっくりにする作用があり、その結果、胃もたれ・吐き気・食欲低下などの消化器症状が起こりやすくなります。リベルサスでも同様の副作用が報告されており、悪心は5%以上の頻度で発現する代表的な症状です。[2]
これらの消化器症状は、用量を段階的に増やすことで軽減しやすく、服用を続けるうちに体が慣れて落ち着いてくることもあります。症状が強い場合や持続する場合は、医師に相談してください。
リベルサスダイエットに不安がある方は渋谷駅前おおしま皮膚科まで相談を

リベルサスは特別危険性の高い薬ではありませんが、急性膵炎・胆道系疾患・低血糖などの副作用リスクがあるため、服用方法や併用薬には注意が必要です。
自己判断での増量や診察なしでの購入は避け、医師の診察を受けたうえで治療を進めましょう。体質や既往歴に応じて投与量の調整や別の治療法を検討できるため、相談しながら進めることで安全に続けやすくなります。
渋谷駅前おおしま皮膚科では、リベルサスを用いた医療ダイエットについて相談が可能です。体調や副作用の有無を確認しながら、無理なく続けられるよう、一人ひとりにあったダイエット計画を立てています。リベルサスダイエットで不安がある方、服用方法や副作用について相談したい方は、一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。
リベルサスについて
| 未承認医薬品等(異なる目的での使用) | リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。 |
| 入手経路等 | 国内の医薬品卸業者より仕入れています。 |
| 国内の承認医薬品の有無 | リベルサスは国内で肥満症に承認されている「ウゴービ皮下注」と同成分です。セマグルチドを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。 |
| 諸外国における安全性などに係る情報 | GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。 |
参考
[1]リベルサス錠 3mg リベルサス錠 7mg リベルサス錠 14mg 2.5 臨床に関する概括評価
[2]リベルサス錠添付文書

