オゼンピックの副作用はいつまで続く?対処法や軽減のための対策も解説

「オゼンピックの副作用がいつまで続くのか知りたい」「副作用の期間が長いと心配……」など、オゼンピックダイエットに興味があっても、副作用が不安で使用をためらう方もいるのではないでしょうか。

オゼンピックはGLP-1製剤の中でも、とくに体重の減少効果が期待できる薬です。比較的、頻度の高い副作用もあれば、めったに起きない重篤な副作用も存在します。使用前に副作用の症状や対処法について知っておきましょう。

この記事では、オゼンピックの副作用がいつまで続くのか、対処法や副作用の症状を継続できるための方法について解説しています。

オゼンピックダイエットが気になるけれど、今まで副作用が怖くて試せなかった方や、どんな副作用がいつまで続くのか知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

オゼンピックの副作用はいつまで続く?

オゼンピックでよくみられる副作用は、吐き気や下痢、消化不良などです。オゼンピックの副作用は、とくに使い始めの3〜4ヶ月間に起きやすく、その後徐々に治まることが多いです。[1]

症状としても軽度から中等度が多いため、副作用で中断することなく治療を続けられるケースがほとんどでしょう。[2]

また、副作用の中でも低血糖の場合、軽度であればブドウ糖や砂糖を摂取すれば数分で改善します。まれに重大な副作用がみられることもあり、その場合はすぐに医療機関を受診することが必要です。

オゼンピックでの副作用を軽減するための対策

オゼンピックを使用するのであれば、あらかじめ副作用の対策を知っておきましょう。以下の内容は、副作用を軽減するための対策です。

  • 副作用の症状や対処法を知る
  • 医師の指示のもとで使用する
  • 正しい注射方法で使用する

それぞれ詳しく解説します。

副作用の症状や対処法を知る

オゼンピックを使用する前に、どんな副作用が出るのか、症状や対処法を知っておくことが大切です。

たとえば低血糖の症状が出た場合、ブドウ糖や砂糖の多く含まれるラムネや飴、ジュースをとることで症状を軽減できます。軽度な副作用であれば、対処法を知っていると慌てずにすむでしょう。

低血糖を起こさないための対策として、激しい運動や大量の飲酒、過度な食事制限を控えることが重要です。

よくみられる副作用やまれに起こる重大な副作用は、オゼンピックを使用する前に把握しておきましょう。

医師の指示のもとで使用する

吐き気などの副作用は、オゼンピックの用量に依存します。用量が多くなるほど吐き気や気持ち悪さなどの副作用が出やすいと言われています。[1]

使用するときは医師の指示を守り、自己判断で用量を増やさないようにしましょう。医療機関では副作用を抑えるために少量から治療を開始し、医師と相談しながら用量を調整します。

また、血液検査で副作用が見つかることもあります。医療機関での定期的な診察や検査は欠かさずに行うようにしましょう。

正しい注射方法で使用する

正しい注射方法での使用は、注射部位でみられる副作用の防止になります。間違った使い方をしていると、注射部位が腫れたり硬くなったりする副作用が起きやすくなるためです。

オゼンピックを使用するときは指定された注射針を使用し、針の再利用は絶対にしてはいけません。感染症の防止のためでもあります。必ずクリニックで指示された方法で使うようにしましょう。[1]

 

オゼンピックでみられる主な副作用と対処法

オゼンピックでおきる副作用の程度はほかのGLP-1製剤と同程度です。オゼンピックだから特別強く症状がでる、などはないと言われています。[3]

副作用の中にも比較的軽度でよくみられる副作用と、まれではあるものの注意が必要な重大な副作用があります。ここでは、それぞれの症状と対策について解説します。

よくみられる副作用

  • 吐き気・おう吐
  • 下痢・便秘
  • 腹部不快感・消化不良 など 

吐き気や下痢は比較的多くみられる副作用です。通常、しばらく様子をみることで改善します。

ただし、吐き気を伴う強い腹痛がある場合は急性膵炎の可能性があります。そのような症状がみられた場合、すぐ医療機関を受診するようにしましょう。

また軽度の低血糖であれば、自分で対処が可能です。

  • 冷や汗
  • 手足のふるえ
  • 倦怠感

上記の症状が見られた場合、ブドウ糖や砂糖の多く含まれるラムネや飴、ジュースなどをとります。血糖値が戻れば数分で症状は回復するでしょう。

オゼンピックは注射であるため、注射した部位では以下の副作用が出る可能性があります。

  • 注射部位に赤みやかゆみが出る
  • 同じ箇所に続けて注射していると皮膚が硬くなる

注射部位に関する症状は、毎回注射する場所を変えることで副作用の予防になります。注射後は、注射部位をこすったり揉んだりしないように注意しましょう。[4]

重大な副作用

オゼンピックでみられる重大な副作用は以下の表のとおりです。発生頻度は非常に低いものの、どのような症状の副作用があるのか、あらかじめ知っておくことが大切です。

副作用症状
低血糖(重度)けいれん、意識の低下
急性膵炎嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛
胆のう炎発熱、寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の強い痛み、 吐き気、嘔吐 
胆管炎発熱、白目が黄色くなる、右上腹部痛、皮膚が黄色くなる 
胆汁うっ滞性黄疸(たんじゅううったいせいおうだん)白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、かゆみ

上記の症状がみられた場合には、すぐ医療機関を受診しましょう。[5]

オゼンピックの特徴と効果

オゼンピックは元々2型糖尿病の治療薬ですが、体重減少効果を期待してダイエットにも使用されています。ここでは、オゼンピックの特徴とダイエット効果について解説します。

オゼンピックの特徴

オゼンピック(成分名:セマグルチド)はGLP-1受容体作動薬と呼ばれ、週に1回の自己注射で良いことが特徴です。同じ成分の飲み薬に「リベルサス」もありますが、リベルサスは毎日服用が必要です。

オゼンピックの針は非常に細く、正しく使用すれば痛みは少ないため、注射に不安を感じている方でも使いやすいでしょう。 

オゼンピックのダイエット効果

オゼンピックは、GLP-1製剤の中でもとくに体重減少効果が高いとされています。[6]

ある試験では30週間で約5.8kgの体重減少が確認されています。別の研究では12週間の研究期間において、オゼンピック使用で約5kgの減量がみられました。[7][8]

オゼンピックの持つ、食欲を抑えたり満腹感を長く持続させたりする作用がダイエットに良いとされています。

当院のオゼンピックダイエット治療の特徴

当院のオゼンピックダイエット治療の特徴は以下の3つです。

  • 個人にあわせた治療計画
  • 続けやすいシンプルな料金体系
  • オンライン・オフラインどちらでも受診が可能

それぞれ詳しく解説します。

個人にあわせた治療計画

当院では、診察時に患者さまの希望を詳しく伺い、個人に合わせた治療計画を立てます。人それぞれ、必要な量や期間が違うためです。

短期的な結果だけでなく、長期的に続けられる終わりのあるダイエットを当院では目指しています。

また購入本数に縛りはなく、体調に合わせて購入数の調整も可能です。

続けやすいシンプルな料金体系

当院では、都度払いで続けやすいシンプルな料金体系を採用し、初月だけでなく翌月以降も同じ料金でご利用いただけます。

サブスクリプション形式ではないため、解約手続きや最低利用期間の縛りもありません。個人にあった続けやすい形でダイエットを継続できます。

また4本以上同時購入の場合、4本目以降が安くなります。

オンライン・オフラインどちらでも受診が可能

当院では、オンライン診療とオフライン(来院)診療の両方に対応しています。初めての方でもオンラインでの診察が可能です。

何本購入しても、配送料や診察料の追加費用はかかりません。

オゼンピックは性質上、凍結を避けた冷蔵保存(2〜8℃)が必要な薬です。当院では品質保持のため、クール便にて発送しています。

オゼンピック使用時の注意点

オゼンピックは自己注射タイプの薬であり、取り扱いや保管方法には注意が必要です。オゼンピック使用時の注意点を以下の表にまとめています。

使用時の注意点補足
注射針・注射器の廃棄方法通常家庭ゴミとして廃棄できない感染性廃棄物となるため、クリニックで指示された方法で破棄する
保管方法未開封のオゼンピックは冷所(2〜8℃)で保管(凍結させない)開封後は、室温(1〜30℃)で保管が可能
ほかの薬を服用している方は事前に相談副作用のリスクが高まる可能性があるため
打ち忘れた場合の対処法打ち忘れた場合、気づいた時点での投与が可能(ただし事前に医師に確認しておく)次回までの期間が48時間未満であれば投与せず、次決めた曜日に投与

使っていくうちに、取り扱いに悩んだり気になることが出てきたりした場合は、早めに処方されたクリニックへ相談すると良いでしょう。

オゼンピックの価格

オゼンピックは、公的保険が適用されない自由診療です。

※針と消毒綿は別途、8回分で500円(税込550円)費用が発生します。

オゼンピック皮下注射2.0mg 1本 3本目まで ¥18,500(税込¥20,350)
オゼンピック皮下注射2.0mg 1本 4本目以降
※4本以上同時購入の場合、3本目までは1本あたり¥18,500、4本目以降は1本あたり¥15,500
例7本ご購入いただいた場合には、¥18,500×3本+¥15,500×4本=合計【¥124,500】になります。
¥15,500(税込¥17,050)
針・消毒綿(8回分)¥500(税込¥550)

オンラインで購入される場合と直接当院に来院される場合では、別途かかる料金に違いがあります。

診察料¥1,000(税込¥1,100)
郵送料(飲み薬)¥1,000(税込¥1,100)
クール宅配便郵送料(注射薬の品質保持のため) ¥2,000(税込¥2,200)

 

オゼンピックの副作用に関するよくある質問

オゼンピックの副作用に関するよくある質問に答えました。

オゼンピックには気持ち悪くなる副作用がありますか?

オゼンピックでのよくある副作用に、吐き気や消化不良が報告されています。気持ち悪くなる副作用は、比較的よくみられる副作用と言えるでしょう。

GLP-1などのオゼンピックで吐き気はいつまで出ますか?

個人差はありますが、吐き気は開始時期に多くみられます。初めの3〜4ヶ月目まででみられ、その後徐々に治まることがわかっています。[1]

オゼンピックはどのくらい続ける?

継続期間は個人で目標が違うため一概には言えません。効果には個人差もありますが、目安として12週間の研究期間において約5kgの減量がみられたという報告があります。[8]

オゼンピックの副作用に関するお悩みは渋谷駅前おおしま皮膚科まで相談を

オゼンピックでは吐き気や下痢などの副作用は比較的多くみられます。とくに使い始めた3〜4ヶ月目までで多くみられ、その後徐々に治まっていくことがわかっています。

そのため、ほとんどの場合はすぐ中止するのではなく、継続して様子をみることが多いです。すぐ対処が必要になる副作用が起こる頻度は非常にまれですが、事前に症状や対処法を知っておきましょう。

副作用が心配でオゼンピックダイエットを試すのが怖いと不安な方は、ぜひ一度渋谷駅前おおしま皮膚科にご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由

①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間22万人以上の来院実績

2023年度来院者数は、22万947人でした(注:2023年1月4日~2023年12月28日まで)。

オゼンピックについて

未承認医薬品等(異なる目的での使用)オゼンピックは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等国内の医薬品卸業者より仕入れています。
国内の承認医薬品の有無リベルサス・オゼンピックは、国内で肥満症に承認されている「ウゴービ皮下注」と同成分です。セマグルチドを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
諸外国における安全性などに係る情報GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。

参考文献

[1]オゼンピック皮下注2mg/インタビューフォーム

[2]Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity | New England Journal of Medicine

[3]オゼンピック皮下注 2mg 2.5 臨床に関する概括評価 ノボノルディスクファーマ株式会社

[4]オゼンピック皮下注2mg添付文書

[5]オゼンピック皮下注2mg/患者向医薬品ガイド 

[6]GLP-1 receptor agonists: an updated review of head-to-head clinical studies – PMC

[7]Efficacy and safety of once-weekly semaglutide 1.0mg vs once-daily liraglutide 1.2mg as add-on to 1-3 oral antidiabetic drugs in subjects with type 2 diabetes (SUSTAIN 10) – PubMed

[8]Effects of once-weekly semaglutide on appetite, energy intake, control of eating, food preference and body weight in subjects with obesity – PubMed