オゼンピックはいつ打つのがベスト?注射のタイミングや効果を解説

オゼンピックダイエットを検討していても「いつ打つのが効果ある?」「打ち忘れたらどうしたらいい?」と疑問が出てきて、使用に迷うかもしれません。ダイエット治療を行うのであれば、効果の出やすいように注射を打つベストなタイミングを知っておきたいですよね。

オゼンピックは週に1回自分で注射するタイプのダイエット治療薬です。せっかく治療をはじめても、正しい注射タイミングや使い方を知っていないと、期待する効果が得られない可能性があります。

この記事ではオゼンピックはいつ打つのがベストなのか、注射のタイミングや打ち忘れた場合の対処法について解説しています。また、効果を感じられるまでの期間についても紹介しています。

オゼンピックを正しく使ってスムーズにダイエット治療を進めたい方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間22万人以上の来院実績

2023年度来院者数は、22万947人でした(注:2023年1月4日~2023年12月28日まで)。

オゼンピックはいつ打つのがベスト?

オゼンピックは週に1回自己注射を行う薬です。ここでは、いつオゼンピックを打つのがベストなのかや、週1回の注射で良い理由について詳しく解説します。

オゼンピックを打つ時間と投与タイミング

オゼンピックは週1回、同じ曜日・毎日同じ時間帯に注射することが推奨されています。空腹時・食後に関わらず、ライフスタイルに合わせて自由に打つことができるため、続けやすい薬です。

朝や夜といった時間帯の指定もなく、自分の好きなタイミングで打っても効果は変わりません。

しかし、毎日バラバラの時間に打っていると体内で有効成分の濃度が安定しないため、毎日同じ時間帯に打つようにしましょう。[1]

週1回の注射で良い理由

有効成分であるセマグルチドは、半減期*が約1週間と長いため、1回の注射で1週間効果が続きます。そのため、毎日打つ必要がありません。

オゼンピックは、ゆっくりと体の中で効き続けるため、頻繁に注射しなくても効果が維持できます。[1]

半減期*:薬の有効成分が体内で半分に減るまでの時間のこと。

オゼンピックを打ち忘れた場合の対処法

オゼンピックを打ち忘れた場合、次回打つ予定まで何日あるかで対処法が変わります。

  • 次回注射予定日まで48時間以上ある場合:気づいた時点ですぐに注射、その後は通常の曜日に再開
  • 次回注射予定日まで48時間未満の場合:その日は注射せず、次回の予定日に注射

例)日曜日が投与日の場合

注射予定日(忘れた日)次の注射予定日
気づいた時点で注射可能
(次の注射予定日まで48時間以上)
打たずに次の予定日まで待つ
(次の注射予定日まで48時間未満)

上記表:オゼンピック皮下注2mgインタビューフォーム p15を参考に作成

打つ曜日の変更をしたい場合、48時間以上間隔を空けてから、新しい曜日・時間帯に注射を行います。打つのを忘れたからといって、2回分を一度に打たないように注意しましょう。副作用のリスクが高まります。[2]

オゼンピックの打ち方

オゼンピックは自分で針を取り付け注射しなければならない製剤です。ここではオゼンピックの打ち方について詳しく解説します。

オゼンピックの注射方法

オゼンピックの注射方法は以下のとおりです。正しく注射ができていないと、効果も安定しません。使い方がわからなければ医療機関で医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。[3]

①事前準備

注射の前に、石けんで手をよく洗う

②注射針の取り付け

  1. 新しい針を用意:注射針の保護シールをはがし、針が曲がっていないか確認
  2. 針をペン本体に装着:ゴム栓に針をまっすぐ刺し、しっかり止まるまで回して固定

③初回使用時の動作確認(新しいペンを使用するときのみ)

新しいペンでなければ、ステップ3は飛ばしてステップ4へ

  1. ダイヤル設定:ダイヤル表示を「点線目盛(0のすぐ後)」に合わせる
  2. 気泡を取り除く:針先を上に向け、ペンを数回軽くはじいてカートリッジ内の気泡を上部に集める
  3. 薬液の確認:注入ボタンを押し、針先から薬液が出ることを確認

④投与量の設定

指示された量にダイヤルを合わせる:医師の指示に従い、ダイヤル表示を「0.25mg」「0.5mg」「1.0mg」のいずれかに合わせる

⑤注射を打つ

  1. 注射部位を消毒:打つ部位の皮膚を消毒する
  2. 針をまっすぐ刺す:針を皮膚に対して垂直に根元まで刺す。
  3. 薬液の注入:注入ボタンを「カチッ」と音がするまで押し込み、押したままの状態で6秒以上キープする。
  4. 注射完了の確認:ダイヤル表示が「0」に戻ることを確認。

⑥注射針の取り外しと廃棄

  1. 針を外す:針ケースを針にまっすぐつけて回し、そのまま引き抜く(針キャップは使用しない)
  2. 針を廃棄:使用済みの針はクリニックへ持参して廃棄してもらう
    ※普通ゴミとして廃棄できません

注射する部位

オゼンピックは、お腹や前太もも、二の腕のいずれかに注射します。指定された部位以外に打ってはいけません。

また、毎回同じ場所に打っていると、皮膚が徐々に硬くなって効き目も悪くなってきます。注射する場所は、必ず前回注射したところから2〜3センチずらして注射しましょう。[3]

オゼンピックの効果と効果を感じられるまでの期間

オゼンピックの効果はどのようなものがあるでしょうか。ここでは、なぜオゼンピックがダイエットに効果があると言われているのかや、効果を感じられるまでの期間について解説します。

ダイエット効果

GLP-1作動薬であるオゼンピックは、食欲抑制や満腹感を持続させる作用を持ちます。オゼンピックを続けることにより食事量が減るため、体重減少効果が期待できます。[4]

ある研究では、約30週間で平均5kgの減少が見られたという報告があります。また、別のある研究では12週間で体重が約5.8kg減少したという結果も出ています。[5][6]

効果を感じられるまでの期間

個人差はありますが、1〜2ヶ月で体重減少効果を実感する方が多いです。オゼンピックを使用した研究でも、1ヶ月目から徐々に体重が減少していることがわかります。[6]

他の治療薬との打つ回数やタイミングの違い

オゼンピックと他のGLP-1作動薬との大きな違いは、注射を打つ回数です。オゼンピックと他のGLP-1作動薬の注射頻度は異なり、治療薬によって特徴があります。以下に、各薬の使用回数や注射タイミングについてまとめました。

週1回(同一曜日に1回)使用する治療薬

  • オゼンピック
  • マンジャロ

上記の薬は、どちらも食事に関係なく好きな時間帯に打つことが可能です。週に1回、毎回同じ時間帯に打つようにしましょう。

毎日(1日1回)使用する治療薬

  • サクセンダ
  • ビクトーザ

上記の2種類は、どちらも有効成分が同じであり、毎日1回注射するタイプの薬です。こちらも食事など関係なく、毎日同じ時間帯に打つようにしましょう。

おおしま皮膚科の施術の特徴

おおしま皮膚科では、患者様一人ひとりの希望や体調に応じた個別の治療計画を立てています。短期的な結果を求めるだけでなく、無理なく続けられる「終わりのあるダイエット」を目指しています。購入本数に縛りはなく、体調に合わせて購入数の調整が可能な柔軟な対応が可能です。

また、初月以降も同一料金で都度払いができるシンプルな料金体系を採用。サブスクリプション形式ではないため、解約料金や購入期間の縛りもありません。さらに、オゼンピック4本以上同時購入の場合は割引が適用され、コスト面でも続けやすくなっています。

診察はオンライン・オフラインのどちらにも対応しており、初診からオンライン診療が可能です。特に未開封で冷所保管が必須なオゼンピックなどの注射製剤は、品質保持のためクール便で配送いたします。配送料や初診料などの追加費用はかかりません。忙しい方でも無理なく治療を受けられるよう体制を整えています。

治療の流れと費用

当院でのダイエット治療の流れと費用について解説します。

治療の流れ

  1. 直接来院またはオンライン診療
    通院が難しい方でも受診していただきやすいよう、初診からオンライン診療も可能です。
  2. 診察
    医師が健康状態やダイエットの目的を確認し、患者さまに合った薬を相談しながら決定します。「終わりのあるダイエット」を目指し、無理のない治療計画を立てます。
  3. 薬の購入と受け取り
    オンライン診療の場合、オゼンピックなどのGLP-1作動薬は品質保持のためクール便で配送されます。
  4. 定期的な診察とフォローアップ
    副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的な診察で確認します。無理なく継続できます。

費用

オゼンピックは、公的保険が適用されない自由診療です。

※針と消毒綿は別途、8回分で500円(税込550円)費用が発生します。

オゼンピック皮下注射2.0mg 1本 3本目まで ¥18,500(税込¥20,350)
オゼンピック皮下注射2.0mg 1本 4本目以降
※4本以上同時購入の場合、3本目までは1本あたり¥18,500、4本目以降は1本あたり¥15,500
例7本ご購入いただいた場合には、¥18,500×3本+¥15,500×4本=合計【¥124,500】になります。
¥15,500(税込¥17,050)
針・消毒綿(8回分)¥500(税込¥550)

オンラインで購入される場合と直接当院に来院される場合では、別途かかる料金に違いがあります。

診察料¥1,000(税込¥1,100)
郵送料(飲み薬)¥1,000(税込¥1,100)
クール宅配便郵送料(注射薬の品質保持のため) ¥2,000(税込¥2,200)

オゼンピック注射の打つ時間に関するよくある質問

オゼンピックを打つやタイミングに関するよくある質問をまとめました。

オゼンピックの投与のタイミングは?

オゼンピックは、週に1回、毎週同じ曜日・同じ時間帯に注射します。[1]

オゼンピックは週に何回打つの?

オゼンピックは1週間に1回打ちます。[1]

オゼンピックは空腹時にも作用しますか?

オゼンピックは食事に影響されない薬のため、空腹時でも使用が可能です。食後と空腹時、どの時間帯に打っても効果に影響はありません。[1]

オゼンピックで気になることがあれば渋谷駅おおしま皮膚科へ相談を

オゼンピックは、週1回自分で注射するGLP-1作動薬で、ダイエット効果が期待される薬です。

食事の影響を受けない薬であるため、注射するタイミングや時間帯は決まっていません。ライフスタイルに合わせて毎回同じ曜日・同じ時間帯に注射することで効果が安定します。

もし打ち忘れた場合は、次回の使用予定日まで48時間以上空いていれば、すぐ使用しましょう。次回予定日まで48時間以内であれば1回スキップします。個人差はありますが、1〜2ヶ月で効果を実感される方が多いです。

渋谷駅前おおしま皮膚科では、無理なく治療が続けられるよう、患者さまの状況や目標を伺い、一人ひとりに合わせた治療計画を立てています。

ダイエット治療は期待する効果を出すため、また副作用防止のため定期的に診察を受けることが大切です。当院では初診からオンライン診療も可能であるため、忙しくてなかなか受診できない方や遠方の方でもいつでもご相談いただけます。

ダイエット治療に悩んでいる方はいつでもお気軽にご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間22万人以上の来院実績

2023年度来院者数は、22万947人でした(注:2023年1月4日~2023年12月28日まで)。

副作用・リスク

使用にあたっては、以下の副作用が報告されています。

  • 胃腸障害(悪心、嘔吐、下痢、腹痛など)
  • 食欲減退
  • めまい
  • 味覚異常
  • 糖尿病網膜症

オゼンピックが適さない方

以下の条件に該当する方は、オゼンピックの使用が適していません。

  • 重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)の既往がある方
  • 膵炎や甲状腺疾患の既往がある方
  • 低血糖を起こすリスクが高い方(糖尿病の方、妊娠中、授乳中、妊娠予定がある方など)

オゼンピックを使用する際は、必ず医師の指導のもとで治療を進めてください。副作用が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

<オゼンピックについて>

未承認医薬品等(異なる目的での使用)オゼンピックは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等国内の医薬品卸業者より仕入れています。
国内の承認医薬品の有無オゼンピックは、国内で肥満症に承認されている「ウゴービ皮下注」と同成分です。セマグルチドを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
諸外国における安全性などに係る情報GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。

参考文献

[1]オゼンピック皮下注2.0mgインタビューフォーム

[2]オゼンピック皮下注2.0mg添付文書

[3]より良い血糖マネジメントのために、 週1回投与のオゼンピック®皮下注2mgによる 治療をはじめ

[4]GLP-1 receptor agonists: an updated review of head-to-head clinical studies – PMC

[5]Efficacy and safety of once-weekly semaglutide 1.0mg vs once-daily liraglutide 1.2mg as add-on to 1-3 oral antidiabetic drugs in subjects with type 2 diabetes (SUSTAIN 10) – PubMed

[6]Effects of once-weekly semaglutide on appetite, energy intake, control of eating, food preference and body weight in subjects with obesity – PubMed