サクセンダのダイエット効果とは？どれくらい痩せるのかを解説
GLP-1ダイエットについて調べていると「サクセンダ」という薬を見かけた方もいるのではないでしょうか。サクセンダはGLP-1作動薬の一種であり、日本では発売されていません。GLP-1作動薬の種類が複数ある中で「他のGLP-1と何が違うのかわからない」「サクセンダの効果が知りたい」と不安だったり悩んでいたりする方も多いかもしれません。
この記事では、サクセンダの持つダイエット効果やどれくらい体重が落ちるのか、他のGLP-1ダイエットに使われる薬と何が違うのかについて解説します。
サクセンダが気になっているけど詳しく分からない、どんな効果があるのか知って自分に合うダイエット薬を探したい方は、ぜひ最後までお読みください。
サクセンダのダイエット効果
ダイエット薬として使用されるサクセンダですが、どのような効果があるのでしょうか。ここでは、サクセンダがどのような薬かについてや、ダイエット効果について解説します。
サクセンダとは
サクセンダは、GLP-1作動薬の一種です。有効成分であるリラグルチドは、日本では「ビクトーザ」という2型糖尿病治療薬として承認されています。日本国内では承認されていませんが、アメリカではFDAによって肥満治療薬として認可されています。
サクセンダは1日1回、自分で針を取り付けて注射するタイプの薬剤です。ビクトーザが最大1.8mgまでの使用に制限されているのに対し、サクセンダでは2.4mgや3.0mgといった高用量の使用が可能です。
現在、医療ダイエットに使用する薬として、日本では自由診療の形で取り入れられています。[1]
サクセンダで得られるダイエット効果
サクセンダのダイエット効果は、摂取カロリーを抑える仕組みによるものです。胃に入った食べものの排出を遅らせることで満腹感を持続させたり食欲を抑制したりする作用を持ちます。[2][3]
使用していると自然と食事量が減り、摂取カロリーが制限されることで体重が減っていきます。加えてサクセンダには、体重減少だけでなくウエスト周径が小さくなる効果も報告されています。[4]
サクセンダでどれくらい痩せる？
ダイエットに用いられるサクセンダで、実際どれくらい痩せるのかが気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、サクセンダを使うと1ヶ月でどれくらい痩せられるのか、ダイエット効果はいつから感じられるのかについて解説します。
1ヶ月で何キロ痩せる？
ある研究では、約1ヶ月である5週目の時点でリラグルチドとプラセボ（偽薬）と比較した場合、リラグルチドを使用したグループでは約3.7kgの減少が見られました。
一方でプラセボでは0.6kgの減少に留まっていました。結果的に、16週間でリラグルチド使用者が平均約5kgの減少を記録しています。[5]
個人差もありますが、開始して1ヶ月でも体重減少がみられると言えるでしょう。
ダイエット効果はいつから感じられる？
サクセンダを1回3mgで使用した臨床試験では、2週目から徐々に体重が落ちてきたことがわかります。[6]
別のある研究では、プラセボと比較して3週目と6週目で有意に体重減少が見られたという結果もあります。サクセンダの持つ食欲抑制作用によってエネルギー摂取量が減少し、早い段階から効果が感じられたのでしょう。[7]
サクセンダの使い方
サクセンダは、自分で針を取り付けて使う自己注射タイプの薬剤です。1日1回、毎日同じ時間帯に注射します。以下に、使い方を詳しく説明します。[2]
- 準備
- 注射器の準備：本体を清潔にし、針をセットする（おおしま皮膚科では消毒綿と針はセットで販売）
- 消毒：注射器や注射部位を消毒綿でしっかり消毒する
- 空打ち
- 空打ちで針の先から薬液が出ていることを確認する
- 投与量の設定
- 指示された投与量に注射器のダイヤルを回して設定する
- 注射
- 注射部位：お腹、前太もも、上腕のいずれかに打つ
- 注射：皮膚に対してまっすぐ針を刺す
- ボタンを押して薬液を注入し、そのまま6秒間ゆっくり数えた後に針を抜く
- 注射針の取り外し
- 使用済みの針を注射器から取り外す
- 廃棄はクリニックで指定された方法に従って行い、家庭ゴミには捨てないように注意
毎日同じ部位に注射していると、徐々に皮膚が硬くなることがあります。前回注射した場所から2〜3センチ程度ずらして打つようにしましょう。皮膚が硬くなる副作用を防ぐことができます。
また感染症を防ぐため、使用する前の消毒や手洗いが大切です。初めて自己注射を行う際は、必ず医療機関にて指導を受けましょう。もし不明点や不安がある場合は、遠慮なくご相談ください。
他のGLP-1ダイエット薬との違いとおすすめな方
GLP-1ダイエットに使われる薬はサクセンダ以外にも数種類のGLP-1作動薬が存在します。
他のGLP-1ダイエット薬との違いや、サクセンダがおすすめな方について解説します。
他のGLP-1ダイエット薬との違いとは
サクセンダと他のGLP-1作動薬の違いがわかるよう、以下の表にまとめました。[8][9][10][11]
| 日本での適応 | 成分名 | 剤形 | 用法用量 | 補足 | |
| サクセンダ | なし（FDAにて肥満症の承認） | リラグルチド | 自己注射 | 毎日1日1回 | ・1回3mgまで使用可 ・0.6mgずつ用量アップできる |
| ビクトーザ | 2型糖尿病 | 自己注射 | 毎日1日1回 | ・最大用量は1.8mg ・0.3mgずつ細かく調節可 | |
| オゼンピック* | 2型糖尿病 | セマグルチド | 自己注射 | 週に1回 | ・体重減少効果が高い・週に1回で良い |
| リベルサス | 2型糖尿病 | 飲み薬 | 毎日1日1回（起床時） | ・唯一の飲み薬 | |
| マンジャロ** | 2型糖尿病 | チルゼパチド | 自己注射 | 週に1回 | ・GLP-1受容体作動とGIP作動作用を持つ ・アテオス製剤で針の取り付け不要 |
*オゼンピック：おおしま皮膚科で取り扱うオゼンピックは2mg注のみ
**マンジャロ：おおしま皮膚科ではBMI23以上の方のみが対象
サクセンダがおすすめな方
特におすすめな方は以下のとおりです。
- 細かく用量調節がしたい方
- 起床時の内服が難しい方
- 効果が早めに出したい方
- 副作用が心配な方
サクセンダは 0.6mgからスタートし、必要に応じて徐々に用量を増やし、最大用量は3.0mgまで使用できます。同じ成分のビクトーザと比較して、少ない量から高用量まで調整できる点が特徴です。
また起床時に薬の服用が難しい方は、サクセンダなどの注射が使いやすいでしょう。
有効成分の濃度が体の中で一定になる時間が比較的早い薬であり、中止後に体の中から抜けていく時間も短いです。
効果が出るまでの時間や、中止した後に副作用の症状が治まるまでの時間が他の薬と比べて短いと考えられます。[2]
おおしま皮膚科の施術の特徴
おおしま皮膚科での施術の特徴は以下のとおりです。
- 終わりのあるダイエットを目指した治療計画
- 直接来院・オンラインどちらでも対応可能
それぞれ詳しく解説します。
終わりのあるダイエットを目指した治療計画
当院では、診察時に丁寧にヒアリングを行い、終わりのあるダイエット治療を目指して計画を立てます。一人ひとりに合った目標を立てたり体調に応じたプランを作成したりするため、無理なくダイエットを進めていただけます。
直接来院・オンラインどちらでも対応可能
当院では直接来院していただいた場合だけでなく、初めての診察でもオンラインで完結可能です。忙しい方や遠方にお住まいの方でも利用していただけます。
オンラインの場合、薬はご自宅への配送が可能です。当院では医薬品の品質保持のため、メーカー推奨温度に基づいたクール便での配送を行っています。また、まとめて購入しても、追加送料はかかりません。
治療の流れと費用
当院におけるダイエット治療の流れと費用について解説します。
治療の流れ
当院における、ダイエット治療の流れは以下のとおりです。
- 来院またはオンラインにて診察
直接、またはオンラインにて診察を受けます。初診でもオンライン対応が可能です。今の状態やダイエットの目的を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てています。
- 薬剤の購入と受け取り
必要な薬剤を購入します。オンラインの場合、GLP-1などの注射製剤は品質保持のためクール便で配送します。
- フォローアップ
副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行います。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップを行っています。
費用について
当院では定期購入などの縛りや購入回数の縛りもありません。都度払いで無理なく継続していただける料金体系になっています。
1回で購入する本数もそのときの体調などによって変更が可能。診察料や配送料も定額です。まとめて購入しても配送料がアップすることはありません。
以下の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療（自費）です。
お薬代
| サクセンダ 18mg 1本（針・消毒綿1か月分付き） | ￥13,800(税込￥15,180) |
オンライン診療でご購入の場合
| 郵送料クール宅配便（品質保持のため） | ￥2,000(税込￥2,200) |
| 診察料 | ￥1,000(税込￥1,100) |
直接ご来院の場合
| 診察料 | ￥1,000(税込￥1,100) |
サクセンダの注意事項
サクセンダを使用する上で知っておきたい副作用・リスクと注意点について解説します。
副作用・リスク
胃腸障害（便秘、下痢、お腹のハリ、胃のムカつきなど）
膵炎（激しい腹痛、激しい背中の痛み、吐き気、嘔吐など）
低血糖症状（空腹感、冷や汗、ふるえ、動悸、だるさなど）
注意点
以下の方はGLP-1注射・内服が受けられませんので、ご注意ください。
I型糖尿病の方
がんの既往歴がある方、あるいは治療中の方
甲状腺疾患がある方
心機能・腎機能が低下している方
未成年の方
妊娠中・授乳中の方
膵臓に異常のある方
重度の胃腸障害のある方
本剤に対し過敏症やアレルギーのある方
サクセンダの効果に関するよくある質問（FAQ）
サクセンダに関するよくある質問についてお答えします。
サクセンダで何キロ痩せますか？
個人差はありますが、サクセンダを利用したある研究では、16週間で平均約5kg体重が減ったと記録しています。[5]
サクセンダは1ヶ月で効果を実感できますか？
元々の体重や使用量によっても変わりますが、サクセンダを使用した場合のある研究では、1ヶ月で約3.7kgの減少が見られたとの報告があります。[5]
サクセンダは1ヶ月に何本必要ですか？1本何日分ですか？
使用する量によって必要な本数が異なります。1回0.6mgで使った場合、1本は30日分（約1ヶ月分）となります。
サクセンダダイエットが気になる方は渋谷駅前おおしま皮膚科へ相談を
サクセンダは、GLP-1受容体作動薬として満腹感の持続や食欲抑制作用絵を持ち、摂取カロリーを減らすことで体重が減っていきます。
1日1回の自己注射で、体調や個々の目標に合わせた細かい用量調整が可能です。日本では承認されていませんが、アメリカではFDAによって肥満治療薬としての承認を受けています。
日本で承認されているビクトーザはサクセンダと同じ成分ですが、最大用量や1回に調整できる用量が異なります。
渋谷駅前おおしま皮膚科では、患者様の生活スタイルや目標にあった治療計画を立て、無理なく続けられるよう、サポートいたします。診察はオンラインでも可能で、薬剤の配送には品質保持のためクール便を使用。続けやすい料金体系と柔軟な治療計画で、あなたのダイエットをサポートします。
サクセンダでのダイエットに興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
＜サクセンダについて＞
| 未承認医薬品等（異なる目的での使用） | サクセンダは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。 |
| 入手経路等 | 当院で使用しているサクセンダはノボノルディスクファーマ社で製造されたものを当院で個人輸入しています。 |
| 国内の承認医薬品の有無 | リラグルチドを一般名とする医薬品は、国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。 |
| 諸外国における安全性などに係る情報 | 米国FDAやEMA （欧州医薬品庁）において肥満治療薬として承認されています。 |
＜参考文献＞
[1]Liraglutide Injection: MedlinePlus Drug Information
[2]Label: SAXENDA- liraglutide injection, solution
[6]Saxenda® (liraglutide) Injection 3 mg Clinical Trials for Weight Loss Results
[8]ビクトーザ皮下注添付文書
[9]リベルサス錠添付文書
[10]オゼンピック皮下注2mg添付文書
[11]マンジャロ皮下注添付文書
