サクセンダの経過は?治療期間ごとのダイエット効果について解説

医療ダイエットに使われるサクセンダ。「名前は聞いたことがあるけれど何ヶ月ぐらいで痩せる?」「目標体重までの経過は?」など疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

サクセンダは日本では承認されていませんが、アメリカで肥満治療薬として認可されている薬です。ダイエットとしていつまで続けるのかや、どれくらいで痩せはじめるのか気になる方も多いでしょう。

この記事では、サクセンダダイエットの経過を1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年と治療期間ごとのダイエット効果について詳しく解説しています。いつぐらいから効き始めるのかや、注意点まであわせて解説しているため、サクセンダでダイエットが気になっている方はぜひ最後までお読みください。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間23万人以上の来院実績

2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

サクセンダの経過と効果【時系列ごとの目安】

医療ダイエットで注目されているサクセンダは、GLP-1受容体作動薬の一種で、ダイエット効果が期待されています。

ここでは、サクセンダ治療を始めてからの1ヶ月目・3ヶ月目・6ヶ月目・1年目といった節目ごとの経過と効果の目安について解説します。ただし、あくまでも一般的な目安であり、実際には個人差が大きいことに注意しましょう。

以下のグラフは、サクセンダ使用時の体重変化です。一つの目安としてご覧下さい。

Saxenda®(liraglutide)Injection3mgClinicalTrialsforWeightLossResults
をもとにグラフ作成

1ヶ月目

サクセンダを使い初め、早い方では1週間くらいから効果を実感できるでしょう。メーカーが行った研究では、1ヶ月で約3.5kg前後減量したとの結果の報告があります。[1]

ただしこの研究はもともと海外で行われており、被験者の元の体重も100kg以上です。そのため、体重の減り幅が大きい傾向にあります。減量の範囲には個人差が大きい点には注意しましょう。

また別の研究結果でも、リラグルチドではプラセボ(偽薬)よりも有意に体重減少が大きかったとの報告があります。約1ヶ月である5週間目で、約3.7kgの減量が報告されています。[2]

また飲み始めの時期は、吐き気などの消化器系の副作用が出やすい時期です。徐々に慣れる方が多いですが、ひどいようであれば医師に相談してください。

3ヶ月目

メーカーが行った研究結果では、サクセンダの使用を始めて3ヶ月で約-6.3kgの減量が確認されています。

さらに2ヶ月目(8週目)の時点でプラセボと比較した結果、体重減少に有意な差があることがわかっています。[1]

また別の研究でも、サクセンダはプラセボよりも明らかに体重減少が大きく、16週目で約-5.3kgの減量が確認されました。[2]

3ヶ月目になると、多くの方が体重の減少を実感していることがわかります。

6ヶ月目

この時期になると、さらに多くの方が体重の減少効果を実感できるでしょう。サクセンダを28週(約6〜7ヶ月)使用した場合、平均で約-8.48kgの減量が認められています。[1]

この時期では、体重の減り幅が徐々に緩やかになる傾向があります。初期のように大幅な減量はみられないかもしれませんが、焦らず医師のサポートを受けながら続けましょう。

1年目

サクセンダを56週間(約1年)続けた場合の研究結果では、平均で約-9.5kgの減量が確認されています。また、もとの体重から5%以上の減量に成功した患者は全体の約62%、さらに10%以上の減量を達成できた患者は約33.9%との報告があります。[1]

1年間という継続的な治療によって、サクセンダの効果がより明確に表れるケースが多いことがわかります。ただし体重の減少には個人差があるため、あくまで平均的なデータとしてとらえ、医師の指導のもとで無理のないペースを心がけることが大切です。

サクセンダの効果はいつから感じる?

サクセンダの効果を実感する時期には個人差はありますが、2週間目ぐらいから変化を実感できる方が多いと報告されています。メーカーが行った臨床研究でも8週目(約2ヶ月)でプラセボより有意な体重減少が確認され、多くの方がこの時期までに体重減少や食欲抑制などの効果を感じています。[1]

また別の研究でも約1ヶ月である5週目で-3.7kgの減量が確認されているため、多くの方が1ヶ月前後で変化を感じられる可能性があると言えるでしょう。[2]

ただしサクセンダは用量を含め、個々の体質や目標に合わせた調整が必要です。焦らず、医師と相談しながら自分に合った計画で進めることが重要です。

サクセンダの効果とは

医療ダイエット薬であるサクセンダは、GLP1受容体作動薬に分類されています。ここでは、そもそもサクセンダがどのような薬なのかや、具体的なダイエット効果について詳しく説明します。

サクセンダとは

サクセンダはGLP-1受容体作動薬と言われ、もともとはアメリカで肥満症の治療薬として認可されている薬です。ただし日本では保険適用外であるため、サクセンダを使用したダイエット治療は自由診療となります。

サクセンダは自分で注射を行う自己注射製剤であり、1日1回毎日注射が必要です。日本で発売されているビクトーザと同じ成分ですが、ビクトーザが最大1.8mgまでの使用制限されているのに対し、サクセンダでは2.4mgや3.0mgといった高用量での使用が可能です。[3]

サクセンダの効果

サクセンダはGLP-1受容体に作用して食欲を抑制し、胃の内容物排出を遅らせることで満腹感を持続させる働きを持つ薬です。その結果、自然と食事量が減少し、体重の減少に繋がります。

さらに体重だけでなく、ウエストサイズも減少する例が報告されており、メーカーの報告ではウエスト周囲径が約8.1cm減少したというデータもあります。[1]

効果をより高めるためには、サクセンダの使用とあわせて適度な運動や食事管理を行うことが重要です。運動習慣を取り入れた方が体重減少率がより大きいという報告もあります。[4]

医師の指導を受けながら生活習慣の見直しも行うと、よりダイエット効果を実感できるでしょう。

サクセンダ治療の流れと費用

当院でのサクセンダ治療の流れと費用について詳しく説明します。

当院での治療の流れ

  1. 来院またはオンラインにて診察

直接、またはオンラインにて診察を行います。初診でもオンライン対応が可能です。患者さまの状態やダイエットの目的、うつ病などの既往歴を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。

当院では終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てることを重視しています。

  1. 薬剤の購入と受け取り

診察でダイエット治療が問題なく開始できると判断された場合、必要な薬剤を購入、使い方の指導があります。オンラインの場合は、サクセンダなどの注射製剤は品質保持のためクール便で配送いたします。

  1. フォローアップ

当院では副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行っています。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップいたしますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

サクセンダの費用について

当院では定期購入などの縛りや購入回数の縛りはありません。都度払いで無理なく継続していただける料金体系を整えています。

購入本数もそのときの体調などによって変更可能です。診察料や配送料は定額で、まとめて購入しても配送料は変わりません。

以下の治療は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

お薬代

サクセンダ 18mg 1本(針・消毒綿1か月分付き)¥13,800(税込¥15,180)

オンライン診療でご購入の場合

郵送料クール宅配便(品質保持のため)¥2,000(税込¥2,200)
診察料¥1,000(税込¥1,100)

直接ご来院の場合

診察料¥1,000(税込¥1,100)

サクセンダの副作用と注意点

副作用・リスク

胃腸障害(便秘、下痢、お腹のハリ、胃のムカつきなど)

膵炎(激しい腹痛、激しい背中の痛み、吐き気、嘔吐など)

低血糖症状(空腹感、冷や汗、ふるえ、動悸、だるさなど)

注意点

以下の方はGLP-1注射・内服が受けられませんので、ご注意ください。

I型糖尿病の方

がんの既往歴がある方、あるいは治療中の方

甲状腺疾患がある方

心機能・腎機能が低下している方

未成年の方

妊娠中・授乳中の方

膵臓に異常のある方

重度の胃腸障害のある方

本剤に対し過敏症やアレルギーのある方

禁忌

サクセンダ(リラグルチド)には、以下のような方は使用できません。安全面を考慮し、医師による診断を受けたうえで治療を検討してください。[3]

  1. 甲状腺髄様癌(MTC)の既往歴または家族歴がある方、または多発性内分泌腫瘍症候群2型(MEN2)の方

サクセンダを含むGLP-1受容体作動薬で、甲状腺髄様癌のリスク増加が懸念されています。特にMTCの既往歴や家族歴、MEN2の診断がある場合の使用は禁忌となります。

  1. リラグルチドの添加物に対して重篤な過敏症反応を起こした方

薬剤中の有効成分・添加物にアレルギーがある場合は、アナフィラキシーなど重篤な副作用を引き起こす可能性があります。アレルギー歴は必ず医師に報告しましょう。

  1. 妊婦・授乳中の方

サクセンダは胎児や乳幼児への安全性が十分に確立していません。妊娠中に使用すると胎児や乳幼児に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊婦への投与は避けるべきとされています。

サクセンダの経過に関するよくある質問

サクセンダの経過に関するよくある質問についてお答えします。

Q.サクセンダは1ヶ月で何キロ痩せますか?

A.個人の体質や生活習慣によって異なりますが約3kgほど体重が減ったとの報告があります。[1][2]

ただし、なかには初期から大きく体重が減少する方もいれば、ゆっくりとしたペースで効果を実感する方もいらっしゃいます。あくまで目安と捉え、自分のペースで治療を続けることが大切です。

Q.サクセンダはいつまで続けるの?いつやめればよい?

A.目標体重や健康状態、ライフスタイルによって異なります。

サクセンダは基本的に効果を実感できるまで数ヶ月継続し、医師の判断で中止します。自己判断で中断したり量を調節したりせず、医師の指示に従って続けましょう。

Q.サクセンダはどのくらいの頻度で打ちますか?

A.サクセンダは毎日1日1回、同じ時間帯に自分で注射を行います。食事の影響を受けにくい薬剤のため、自分の使いやすい時間帯で使用していただけます。

サクセンダダイエットでお悩みなら渋谷駅前おおしま皮膚科へ相談を

サクセンダは1ヶ月目から効果を実感できる方もいれば、数ヶ月で体重の減少を実感できる方もいます。多くの方は2ヶ月目くらいからダイエット効果を実感できるでしょう。ただし、副作用のリスクや個人差もあります。

渋谷おおしま皮膚科では、患者さま一人ひとりの生活リズムや目標に合わせ、その方に合った治療計画を提案いたします。

サクセンダが気になるけど効果が出るか不安な方や、医療ダイエットを試してみたいけど自分に合う薬がわからない方は渋谷駅前おおしま皮膚科へ、お気軽にご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間23万人以上の来院実績

2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

サクセンダについて

未承認医薬品等(異なる目的での使用)サクセンダは、国内で医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
入手経路等当院で使用しているサクセンダはノボノルディスクファーマ社で製造されたものを当院で個人輸入しています。
国内の承認医薬品の有無リラグルチドを一般名とする医薬品は、国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
諸外国における安全性などに係る情報米国FDAやEMA(欧州医薬品庁)において肥満治療薬として承認されています。

参考文献

[1]Saxenda®(liraglutide)Injection3mgClinicalTrialsforWeightLossResults

[2]Effectsofliraglutideonweight,satiation,andgastricfunctionsinobesity:arandomised,placebo-controlledpilottrial-PubMed

[3]Label:SAXENDA-liraglutideinjection,solution

[4]HealthyWeightLossMaintenancewithExercise,Liraglutide,orBothCombined-PubMed