脂性肌におすすめのアビクリア|効果やおすすめな方を紹介

「毛穴の開きやテカリが気になる」「脂っぽくて恥ずかしい…」

脂性肌は、皮脂の過剰分泌が原因でさまざまなトラブルを引き起こします。当院では、皮脂腺に直接アプローチするレーザー「アビクリア」を2025年2月に導入しました。アビクリアは、ニキビや毛穴、赤ら顔にも効果が期待できる治療です。

本記事では、アビクリアの脂性肌への効果やおすすめな方、治療経過と必要な回数、他のレーザー治療との比較などについて詳しく解説します。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間23万人以上の来院実績

2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

アビクリアの脂性肌への効果

まずは、アビクリアの効果について見ていきましょう。

皮脂分泌を抑えるしくみ

アビクリアは、皮脂腺をターゲットにしたレーザー治療です。アメリカのキュテラ社が開発し、FDA(米国食品医薬品局)に承認されています。アビクリアは1726nmの波長を使い、皮脂を作り出す皮脂腺にのみ熱を届けます。

研究によれば、アビクリアは肌表面を冷却しながら、周囲の組織を傷つけずに皮脂腺に選択的にダメージを与えることで、皮脂分泌量の軽減が可能とされています。皮脂腺の温度が周囲の組織より上昇し、熱変性を起こして機能が低下することが確認されました。[1]

ニキビや毛穴への効果

皮脂の過剰分泌は、毛穴の詰まりや拡大を引き起こし、ニキビの原因となります。臨床研究では、炎症性ニキビの患者にアビクリア(1726nmレーザー)を3回照射したところ、87.3%の患者の炎症性ニキビが50%以上減少したことが確認されました。治療効果は時間の経過とともに増加し、持続的であることも分かっています。[2]

また、毛穴の開きや詰まりは過剰な皮脂分泌と関係があるため、皮脂の分泌が抑えられることで、改善が期待されています。

アビクリアのニキビに対する効果については「繰り返すニキビのためのレーザー「アビクリア」の効果は?他の治療との違いも解説」でも詳しく解説していますので、こちらも参考にご覧ください。

酒さへの効果

脂性肌にともなう赤みは、過剰な皮脂分泌や炎症と関係していることが多いです。従来はVビームやジェネシス(ヤグレーザー)などのレーザー治療が、赤み改善に広く使用されてきました。

アビクリアは、皮脂腺に直接アプローチして皮脂分泌を抑制します。皮脂の過剰分泌が関係する赤みの軽減に、より効果を発揮できる可能性があると考えられています。

アビクリアがおすすめな方

アビクリアは皮脂分泌が多く、肌トラブルを繰り返している方におすすめの治療法です。以下のような方に適しています。

  • ニキビが繰り返しできやすい方
  • 皮脂が多く、テカリが気になる方
  • 毛穴の開きが目立ちやすい方
  • 皮脂が原因の赤ら顔に悩んでいる方
  • イソトレチノインの内服に抵抗がある方

これまでの治療で効果を実感できなかった方や、自分の症状に合っているか気になる方は、当院までお気軽にご相談ください。

アビクリアの治療経過と必要な回数 

アビクリアはダウンタイムがほとんどない治療であり、当日からメイクや洗顔が可能です。治療直後に軽い赤みや腫れが見られることがありますが、通常は数時間〜1日で自然に治まります。

研究によると、3回目の治療終了後、4週間後からニキビが顕著に改善したと報告されました。[2]4〜6週間おきに、3回の治療を受けることが基本です。[3]

アビクリアのダウンタイムについては「ニキビに効果的なアビクリア | 特徴やダウンタイムについて紹介」でも詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。

アビクリアと他のレーザー治療との比較

アビクリアは皮脂腺に直接作用し、皮脂の分泌を抑えることが可能です。他のレーザー治療の特徴は、以下のようになっています。

  • ジェネシス:肌の血行促進や赤みの改善に効果的だが、皮脂腺への作用は限定的
  • フォトフェイシャル:赤み・軽度のニキビに優しく効く治療だが、継続的な治療が必要
  • フラクショナルレーザー:肌の凸凹やクレーター状のニキビ跡改善を目的とした治療であり、皮脂分泌の抑制に対する効果は限定的

皮脂分泌の抑制と効果の持続を重視する方には、アビクリアが適しているといえるでしょう。肌の悩みによって、適した治療は異なります。脂性肌を改善したいとお考えの方は、専門医にご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科における治療の特徴

当院では、2025年2月よりアビクリアの治療を開始しました。脂性肌やニキビ治療に関して経験豊富な皮膚科専門医が、肌質や症状を丁寧に診察した上で適切な治療プランを提案しています。カウンセリングからアフターケアまで、一貫したサポート体制を整えています。

初回のカウンセリングは予約不要です。渋谷駅前徒歩1分の立地にあり、平日夜や土日も診察を行っているため、忙しい方でも通院しやすく大変便利です。当院へのアクセスについては「渋谷駅前おおしま皮膚科へのアクセス」をご覧ください。

アビクリアの費用

アビクリアは、公的保険が適用されない自由診療です。

全顔88,000円(税込96,800円)
前額62,000円(税込68,200円)
28,000円(税込30,800円)
48,000円(税込52,800円)
40,000円(税込44,800円)
鼻+頬or顎+頬or鼻+前額62,000円(税込)68,200円
鼻+頬+顎78,000円(税込85,800円)
4cm四方(鼻以外・16㎠以内)22,000円(税込24,200円)

アビクリアに関するよくある質問

Q:脂性肌は保湿しない方がいいですか?

A:脂性肌でも保湿は必要です。保湿しなければ肌が乾燥し、逆に皮脂が過剰に分泌されることもあります。

研究によると、ニキビ患者が保湿クリームを3か月間使用することで、肌からの水分蒸発量が29%減少し、皮脂分泌量も17%減少したと報告されました。[4]

たとえば、水分をしっかり補うノンコメドジェニック処方などを使って保湿ケアをすると、皮脂のバランスが整いやすくなります。アビクリア治療後も適切に保湿することで、肌のバリア機能が保たれ、治療効果を高めることにつながるでしょう。

アビクリアによる脂性肌の治療は渋谷駅前おおしま皮膚科へご相談ください

アビクリアは、皮脂腺に直接働きかけるレーザー治療です。繰り返すニキビや毛穴の開き、脂性肌にともなう赤みなどに効果が期待されています。

ダウンタイムがほとんどなく、通常は3回の治療で皮脂分泌の改善が実感できます。

渋谷駅前おおしま皮膚科では、2025年2月にアビクリアを導入しました。脂性肌でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科|大島昇 監修】

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由
①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間23万人以上の来院実績

2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

副作用・リスク

副作用

  • 赤み
  • 腫れ
  • むくみ
  • 熱傷
  • 乾燥
  • 炎症性ニキビの再燃
  • 色素沈着

注意事項

  • トレチノイン、ハイドロキノン、ケミカルピーリング等の肌の入れ替えプログラムを行っている場合は医師にご相談ください。
  • 施術当日は激しい運動やサウナ、長湯は避けてください。
  • 日焼けは避けてください。
  • 施術当日、マッサージやエステは控えてください。
  • またアビクリアでは、改善する前に一時的にニキビの症状が悪化する可能性があります。これは、多くの方にみられる症状です。治療後1週間以上経過してから発生することが多く、数週間続く場合もあります。

禁忌

  • ペースメーカーや人工内耳などの埋め込み型デバイスを使用している方
  • 優遇措置を必要とする病理学的異常を持っている場合
  • 治療部位が感染している場合
  • 糖尿病、てんかん、出血性疾患、またはその他の理由により、免疫力と回復能力が大幅に低下した場合
  • 非現実的な治療効果を期待している場合
  • 妊娠中,母乳育児中
  • 自己免疫疾患を患っている場合
  • 慢性的に抗炎症薬を服用していた場合
  • 治療部位に老化していない入れ墨がある場合
  • ヘルペスウイルス感染症の患者
  • ケロイド体質
  • 施術部位に傷がある場合
  • アセトンアレルギーの方
  • 顔の皮脂を完全に拭き落とす際にアセトンを使用します。
  • イソトレチノイン内服中の方(内服終了後6か月以上期間が空いていれば施術可能)

<アビクリアについて>

・未承認医療機器等であることの明示
アビクリアは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

・入手経路等の明示
当院では米国キュテラ社製品を導入予定です。

・国内の承認医機器等の有無の明示
国内において承認されている医薬品はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報の明示
米国FDA(食品衛生医薬品局)にてニキビ・ニキビ跡治療に使用される医療機器として承認されています。

【参考文献】

[1]Tanghetti, E. A., et al. (2025). Treatment of Acne With a 1726 nm Laser, Air Cooling, and Real-Time Temperature Monitoring… Lasers in Surgery and Medicine.

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/lsm.23872

[2]Alexiades, M. R., et al. (2023). Novel 1726 nm Laser Demonstrates Durable Therapeutic Outcomes and Tolerability for Moderate-to-Severe Acne Across Skin Types.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37328000

[3]キュテラ社公式HP「アビクリア」

https://aviclear.com/en-us

[4]Monfrecola, G., Capasso, C., Caiazzo, G., & Lembo, S. (2018). UV-selective face cream (RA-12) in acne patients: Clinical and instrumental evaluation. Giornale Italiano di Dermatologia e Venereologia.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27284780