ウゴービで起こりやすい副作用まとめ|安全に痩せるためにできることとは?
ウゴービでのダイエットを検討しているものの「副作用が心配で踏み切れない」「実際はどんな症状が出るの?」と不安を感じていませんか。SNSや口コミでさまざまな情報が目に入るからこそ、正しい知識を持ったうえで治療を始めたいと思うのは当然でしょう。
ウゴービは、医師の管理のもと適切に使用することで体重減少が期待できる薬ですが、吐き気や下痢などの副作用がみられることがあります。多くは一時的なものとされていますが、事前に特に注意したい症状について知っておくことで、慌てずに対処しやすくなります。
この記事では、ウゴービで起こりやすい副作用と注意点だけでなく、副作用をなるべく軽減し、安心してダイエット治療を続けるためのポイントについて解説します。
ウゴービでのダイエット治療に興味がある方や、事前に副作用のリスクを知っておきたい方は、ぜひ最後までお読みください。
ウゴービで起こりやすい副作用

ウゴービは週1回の注射で体重減少が期待できますが、使い始めには副作用が出ることがあります。
とくに多いのは吐き気や下痢などの消化器症状です。そのほかに頭痛やめまい、注射した部分の赤みなどがみられることがあります。ここでは、よくみられる副作用について詳しく解説します。
消化器症状(吐き気・下痢・便秘など)
ウゴービで多くみられる副作用は、吐き気や下痢、便秘といった消化器症状です。ウゴービには胃の動きをゆるやかにして満腹感を長く保つ作用があるため、このような症状が出やすくなります。
下記は、肥満症のある成人を対象に行われた、国際臨床試験でみられたウゴービの副作用発現割合です。
副作用の発現割合(多い順から一部抜粋/ウゴービ0.25mgから段階的に増量・最終2.4mg投与)[1]
| 副作用 | プラセボ群 | ウゴービ 2.4mg群 |
| 悪心(吐き気) | 15.3% | 42.1% |
| 下痢 | 12.5% | 27.5% |
| 嘔吐 | 5.0% | 21.7% |
| 便秘 | 7.5% | 19.8% |
| 頭痛 | 4.1% | 6.6% |
| 消化不良 | 2.7% | 9.4% |
| 腹痛 | 3.2% | 8.0% |
悪心(吐き気)や下痢、嘔吐、便秘といった症状は20〜40%前後の頻度で起きていることがわかります。
ただし、これらの症状は少量から段階的に増量していくことで軽くなることが多く、多くの方は数週間で落ち着くとされています。
不安な症状が続く場合は、自己判断せず医師に相談しましょう。
頭痛・めまい・倦怠感
頭痛やめまい、倦怠感などの全身症状がみられることがありますが、消化器症状と比べると発現頻度は高くありません。
下記は臨床試験でみられた、ウゴービによる頭痛やめまい、倦怠感に関する副作用発現割合を示した表です。
ウゴービによる副作用(頭痛・疲労・浮動性めまい)症状の発現割合[1]
| 副作用症状 | プラセボ群 | ウゴービ 2.4mg群 |
| 頭痛 | 4.1% | 6.6% |
| 疲労 | 2.0% | 4.3% |
| 浮動性めまい | 1.5% | 4.1% |
注意したいのは、これらの症状が低血糖の症状と似ていることです。もし、これらの症状に加えて動悸や手の震え、冷や汗などが伴う場合は低血糖の可能性が高いため、すぐに糖分を多く含む食品を摂取し、医療機関に相談してください。
注射部位の反応
注射部位には、赤みや内出血、痛み、腫れ、しこりなどの反応が起こる可能性があります。ただし、これらはいずれも軽度であり、治療中止に至った例は報告されていません。注射による局所トラブルはまれで、治療継続に支障が出るケースはほぼないと考えられます。[2]
また、ウゴービでは報告されていませんが、同様の注射製剤を同じ場所に繰り返し使用すると、注射部位の脂肪が肥大する「リポハイパートロフィー」が起こる可能性が指摘されています。
リポハイパートロフィーが発現した部位に注射すると、正常な部位への注射よりも薬の吸収や作用が弱くなる可能性があるため注意が必要です。
これを防ぐため、注射箇所は毎回変更し、前回の注射箇所より2〜3cm離すことが推奨されています。注射できる部位はお腹・太もも・上腕です。同じ場所に続けて打たないよう意識し、気になる症状が続く場合は医師へ相談しましょう。[3]
とくに注意が必要な副作用とは?

ウゴービの副作用の多くは軽度で一過性のものですが、なかには頻度は低いものの、注意が必要な副作用も存在します。
これらの副作用の発現率はまれですが、放置すると重症化する可能性があるため、早期発見と適切な対応が重要です。ここでは、特に注意しておきたい副作用について解説します。
低血糖
ウゴービ単体では低血糖は起こりにくいとされていますが、糖尿病治療薬との併用時には注意が必要です。なお、当院では安全性を考慮し、糖尿病治療薬とウゴービの併用を行なっていません。
臨床試験でも低血糖の頻度は低く、ウゴービ2.4mg群で0.6%、プラセボ群で0.8%です。[1]
低血糖の症状には、主に以下のようなものがあります。
- 脱力感、倦怠感、高度の空腹感
- 冷汗、顔面蒼白
- 動悸、振戦(手の震え)
- 頭痛、めまい
- 嘔気、視覚異常
重篤な場合は意識消失を来す例も報告されています。[4]
上記のような症状があらわれた場合、すぐに糖分を多く含む食品(飴やラムネなど)や炭酸ジュースなどを摂取し、医療機関に連絡してください。
急性膵炎
急性膵炎はウゴービに限った副作用ではなく、GLP-1受容体作動薬全般で報告されている副作用です。
臨床試験では、日本人の参加者ではウゴービによる急性膵炎の報告はありませんでした。一方で、海外の参加者からは急性膵炎が報告されています。[3]
急性膵炎の初期症状として、嘔吐を伴う強い腹痛が続く場合があります。そのような症状が出たときは使用を中止し、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
腹痛は副作用として出ることもありますが、激しい痛みが続く場合や嘔吐を伴う場合は急性膵炎の可能性があります。その場合は自己判断せず、速やかに医療機関へ相談しましょう。
胆嚢(たんのう)・胆管疾患
ウゴービの使用により、胆石症、胆嚢炎(たんのうえん)、胆管炎または胆汁うっ滞性黄疸が発現するおそれがあります。
日本人を含む臨床試験でも、セマグルチドとの関連を否定できない胆石症の報告がありました。ウゴービに限らず、ほかのGLP-1受容体作動薬でも胆石の形成や胆嚢炎の発症リスクが指摘されており、同様の研究報告も複数存在します。[3]
腹痛などの症状は軽い場合もありますが、重い副作用の可能性もあるため注意が必要です。症状が続く場合やいつもと違うと感じた際は、自己判断せず医療機関へ相談してください。
副作用を軽く&安全に痩せるためにできること

ウゴービの副作用は、使用方法や生活習慣の工夫によって軽減できる可能性があります。ここでは、副作用をできる限り抑え、ウゴービをより安全に使ってダイエット治療に取り組むための対策を紹介します。
少量から使う
吐き気や下痢、便秘などの消化器系の副作用を防ぐためには、少量から始めるのが良いとされています。
消化器症状の多くは一時的なもので、量を少しずつ増やしている期間や増量直後に起こりやすいことがわかっています。[5]
ウゴービは0.25mgから始め、4週間ごとに少しずつ増量する方法が一般的です。ゆっくり進めることで体が慣れやすくなると言われています。[4]
一方で、急な増量や自己判断での調整は副作用につながる可能性があるため、用量は必ず医師と相談しながら進めましょう。
食事の工夫で胃腸への負担を軽くする
食事の内容や食べ方を意識することで、胃腸への負担を抑えやすくなります。とくに、脂っこい料理や早食いは控えましょう。
ウゴービには胃の動きをゆるやかにする作用があるため、高脂肪の食事や一度にたくさん食べると、吐き気などの不調につながりやすいと言われています。
また、バランスの良い食事を心がけることは、比較的起こりやすい副作用である下痢や便秘への対策としても役立つでしょう。
使用を始めたばかりの時期や用量を増やしている期間は、食事の工夫をより意識することが重要です。
こまめな水分補給を意識する
とくに下痢が続いている場合は、脱水を防ぐためにこまめな水分補給を意識しましょう。また、水分をしっかり摂ることは、便秘の対策として役立つ場合があります。
ウゴービの使用中は、満腹感が続くことで水分をあまり摂らなくなる傾向があるとの報告もあります。その結果、知らないうちに水分不足となり、便秘につながる可能性があるのです。[6]
一度にたくさん飲む必要はありません。少量を数回に分けて飲むほうが胃への負担をかけにくく、無理なく水分を確保できます。
気になる症状が続く場合は、自己判断せず医師に相談してください。
生活習慣を整える
規則正しい生活習慣を維持することも、副作用リスクの軽減につながります。夜遅い時間の食事や過度なアルコール摂取は避けましょう。
食事量が極端に減ったり食事時間が遅くなったりすると、血糖値が下がりすぎて低血糖を起こしやすくなります。また、アルコールは単独でも低血糖を起こす可能性があり、回復に時間がかかる場合があるため注意が必要です。[3]
さらに、軽い運動を日常的に取り入れ、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。運動は便秘対策としても効果的です。[6]
毎日の過ごし方を少しずつ見直すことで、安心して治療を続けやすくなります。
ウゴービが危険と言われる理由

ウゴービについて「危険」という声を目にすることがありますが、その背景にはいくつかの理由が考えられます。
とくに自己判断での使用や個人輸入など、医師の管理下以外で使われていたケースが影響しているとみられます。
また、副作用はどの薬でも出現する可能性がありますが、事前に情報が十分でないまま使用した結果、症状が出た際に不安が大きくなり「危険」と感じてしまう場合もあるでしょう。
国際共同試験では、吐き気や下痢などの消化器症状が多く報告されていますが、その多くは軽度から中等度で一過性とされています。[1]
一方で、胆石症や膵炎など重い副作用の報告もありますが、発現率は1%未満とまれです。こうした臨床試験結果を踏まえ、PMDA(医薬品医療機器総合機構)は安全性を評価した上で、ウゴービを肥満症治療薬として承認しています。[1]
美容ダイエット目的では未承認ですが、医師管理下で使用すれば、比較的安全性は高いと考えられます。医師の管理下では、副作用が軽減されるよう経過や体調を確認しながら用量を設定できます。何か違和感があればすぐに相談でき、万が一重篤な副作用の症状がみられたとしても、早期に対応が可能です。
ウゴービの特徴と効果について

ウゴービは肥満症治療を目的とした医薬品であり、週1回の自己注射で体重減少効果が期待できる薬です。
ここでは、基本的な特徴や保険適用の条件、そして効果があらわれる時期について解説します。
そもそもウゴービとは何か?特徴について
ウゴービは、週に1回自己注射するタイプのGLP-1受容体作動薬です。日本では肥満症の治療薬として承認されており、有効成分はセマグルチドです。
セマグルチドは2型糖尿病治療薬であるオゼンピックと同じですが、ウゴービは肥満症治療薬として承認されています。食欲抑制や胃の排出遅延を通じて体重減少を促す作用も共通です。[4]
当院では使い切りのSDタイプを採用。針が内蔵された1回分の注射器になっているため、針の交換が不要で、衛生的かつ操作も簡単です。
また、ウゴービの最大投与量は2.4mgで、オゼンピックの最大用量(1.0mg/1回)より高用量まで増量できます。[4]
ウゴービは、よりしっかりとした体重減少を目指す方に適した治療選択肢と言えるでしょう。
ウゴービの保険適用|肥満症治療と医療ダイエットの違い
日本だけでなく、アメリカでも同様に肥満症治療薬として承認されています。保険適用となった場合は、人によりますが0〜3割の自己負担額で治療が可能です。[1]
肥満症と診断され、かつ以下の条件をすべて満たした場合に限り、保険適用となります。[7]
- 高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有している
- 食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られなかった
- さらに次のいずれかに該当する
- ①BMIが27kg/m²以上で、肥満に関連する健康障害を2つ以上有する
- ②BMIが35kg/m²以上
また、①の「肥満に関連する健康障害」に該当する疾患例の一部は以下のとおりです。
- 2型糖尿病・耐糖能異常
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症
- 脳梗塞
- 月経異常・女性不妊 など
これらを満たさない場合、ウゴービは保険適用で処方してもらうことはできません。また、処方できるのは肥満症治療に関する所定の基準を満たした医療機関・医師に限られます。
美容や肥満症ではない方が体重減少を目的として使用する場合は、自由診療となります。
ウゴービの効果はいつから?
個人差もありますが1〜2カ月目から徐々に体重が減り始めると考えられるでしょう。
以下は過体重または肥満の成人患者を対象にした、臨床試験における体重減少の達成率です。この試験でも1カ月目から徐々に体重が減少していることがわかります。
3カ月後および6カ月後に5%以上、10%以上の体重減少を達成した患者の割合[8]
| 期間 | 5%以上の体重減少を達成した割合 | 10%以上の体重減少を達成した割合 |
| 3カ月 | 53.7% | 14.9% |
| 6カ月 | 87.3% | 54.9% |
体重の変化は、個人差があります。変化がゆっくりでも慌てず、医師の指示に沿って経過を確認していきましょう。
ウゴービが向いている人・注意が必要な人

体質や既往歴、治療目的によってウゴービが向いている人と、使用するにあたって注意が必要な人がいます。また、保険適用の対象となるかどうかも、条件によって異なります。
ここでは、ウゴービの使用が適している方の特徴と、使用に際して注意が必要な方について詳しく解説します。自分がどちらに当てはまるのかを確認し、医師に相談する際の参考にしてください。
ウゴービが向いている人
以下のような方に向いていると言えます。
肥満症治療の条件に該当する人
保険適用でウゴービ治療を受けられるのは、肥満症と診断され、条件に当てはまる方のみです。条件に当てはまらない場合、ウゴービを保険適用で処方することはできません。[4]
ダイエット目的で使用を検討している人
美容目的のダイエットでウゴービを検討している人のうち、以下に当てはまる方に向いています。[4]
- 注射の回数を減らしたい、手間を省きたい人
ウゴービは週1回の注射で済むため、毎日注射する必要がありません。
- 針の管理(取付けや廃棄)が苦手な人
SDタイプは針が内蔵されており、使い切りで衛生的です。針の取り付けや交換の手間がかかりません。
- しっかり体重を落としたい人
同成分の皮下注であるオゼンピックよりも使用できる量が多めのため、より高い減量効果が期待できます。
オゼンピックと同じセマグルチドという成分を、より簡単・衛生的に使いたい方にウゴービは適していると言えるでしょう。
注意が必要な人
以下に当てはまる場合は、ウゴービの使用に関して注意が必要です。必ず医師に相談し、使用できるかどうか確認してください。[3]
- 膵炎の既往歴のある人
- 重度胃不全麻痺等、重度の胃腸障害のある人
- 脳下垂体機能不全または副腎機能不全のある人
- 過度のアルコール摂取をしている人
- 腹部手術の既往またはイレウスの既往のある人
- 妊婦(2カ月以内に妊娠予定の方を含む)、授乳中の人
- 糖尿病治療を行っている人(低血糖のリスクが高まるため)
これらの条件に当てはまる場合、ウゴービの使用が制限されたり、より慎重な管理が必要になったりします。自己判断で使用せず、必ず事前に医師に相談してください。
安心してダイエット治療を受けるために

ウゴービを使ったダイエット治療を安全に続けていくためには、薬だけに頼るのではなく、正しい使い方やサポート体制を整えておくことが大切です。ここでは、治療を始める前に知っておきたいポイントを紹介します。
医師の指示どおり正しく使用する
「早く痩せたいから」と自己判断で用量を増やしたり、投与間隔を変えたりすると、副作用が出やすくなる可能性があります。
ウゴービは、通常0.25mgから少しずつ増量していくスケジュール前提のため、必ず医師の指示に従って使用しましょう。使用中に不安な点があれば、次の診察を待たずに医療機関へ相談してください。
医師による診察を受ける
ウゴービは、診察なしで購入できる薬ではありません。個人輸入品や診察のないサイトでの購入は、安全性が確認できず、副作用時の対応も難しくなるため、避けましょう。
診察では、個人の使用してよいかどうかの確認に加えて、次の内容について直接説明してもらえます。
- 開始する用量
- 投与スケジュール
- 注射方法や注意点
- 注意すべき副作用とその症状 など
医師と相談しながら使用すれば、気になる点を確認したうえで治療を始められるため、安心して続けやすくなります。
副作用かも?と思ったら医療機関にて相談する
よくある副作用の症状や対策を知っておくことはもちろん大切ですが、ご自身で「危険な副作用なのか」「経過を見て良い副作用なのか」を正確に判断することは難しいものです。
たとえば、腹痛一つをとっても、軽い消化器症状なのか、急性膵炎や胆石症といった重篤な副作用の兆候なのかを見分けるのは簡単ではありません。
「これくらいなら大丈夫」と自己判断せず、副作用かもしれないと感じたら、すぐに医療機関で相談しましょう。早めに相談することで、重症化を防ぐことができます。
クリニックのフォロー体制をチェックする
ウゴービによる治療は「薬を購入して終わり」ではありません。治療期間中の経過をしっかりフォローしてくれるクリニックのもとで使用することが大切です。
クリニックを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- どのくらいの期間使用するのか、治療計画を丁寧に説明してくれるか
- 定期的に体重や体調の変化を確認してくれるか
- 万が一副作用が出たときに、すぐに相談できる体制があるか
- 電話やオンラインでの相談にも対応しているか
安心して治療を続けるには、信頼できる医師とクリニックのサポートが欠かせません。薬に関することだけでなく、フォロー体制についてしっかり確認してから治療を始めましょう。
当院におけるダイエット治療の特徴と治療の流れ
当院では「終わりのあるダイエット治療」を目指し、患者さま一人ひとりの体質やライフスタイルに寄り添ったプランを提案しています。ここでは当院のダイエット治療における特徴と、治療の流れを紹介します。
当院のダイエット治療の特徴
当院のダイエット治療は薬を漫然と使い続けるのではなく、目標体重と終了時期を見据えた計画的な治療を推奨しています。無理なく継続できるペースを重視し、最終的には薬に頼らずに体型を維持できる状態をゴールとしています。
診察では患者さまの生活スタイルや目標体重を丁寧にお伺いし、一人ひとりに合う治療プランをご提案。副作用の有無や体調変化などをフォローしながら目標達成に向けてサポートします。
また、サブスクリプション契約や購入をストップする際の解約手続き等は不要です。お薬代は都度払いであり必要なタイミングで治療を終了できるため、無理な継続の心配もありません。継続の場合でも、追加の診察料や配送料もかからず、初月と同じ料金で継続していただけます。
さらに、通院とオンライン診療の両方に対応しているのも当院の特長です。お忙しい方や遠方にお住まいの方でも、ご自宅から電話で診療を受けられるため、ライフスタイルに合わせた無理のない通院が可能です。
治療の流れ
直接来院かオンライン診療にて診察を受けられます。初診の方でも、オンライン診療での受診が可能です。
- 来院またはオンラインにて診察
今の状態やダイエットの目的を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てています。
- 薬剤の購入と受け取り
必要な薬剤を購入します。オンラインの場合、マンジャロなどの注射製剤は品質保持のためクール便で配送します。
- フォローアップ
副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行ないます。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップを行っています。
費用について
ウゴービは本体に針が内蔵されているため、別途針を購入する必要はありません。消毒綿もセットで販売しています。
| ウゴービお薬代(針・消毒綿付き) | |
| ウゴービ1.7mg SD 1週間分/1本 | ¥13,800(税込¥15,180) |
| ウゴービ2.4mg SD 1週間分/1本 | ¥19,200(税込¥21,120) |
ウゴービは週に1回、1本を皮下注射します。1カ月(4週間)使用する場合は、4本です。
どちらの薬も、お薬代にプラスして別途診察料が必要です。直接来院、オンライン診療どちらも診察料は同じです。
| 診察料 | ¥1,000(税込¥1,100) |
オンライン診療の場合は、お薬代+診察料+送料がかかります。まとめ購入されても送料は変わりません。品質保持のためクール便での配送になります。
| 送料(品質保持のためクール便) | ¥2,000(税込¥2,200) |
ウゴービの副作用に関するよくある質問

ウゴービの使用を検討している方から寄せられる、副作用や効果に関する質問に回答します。
ウゴービのリスクは?
「リスク」として考えられる項目のひとつに副作用があります。副作用はどの薬でも存在しますが、ウゴービでよくみられるのは吐き気や下痢などの消化器症状です。その多くは一時的とされています。
まれに胆石症や膵炎など重い症状が報告された例もあるため、使用する際は必ず医師の管理下で確認しながら進めることが大切です。
肥満薬のウゴービの副作用は?
副作用で多いのは消化器症状です。臨床試験では、吐き気42.1%、下痢27.5%、嘔吐21.7%、便秘19.8%の頻度で報告されています。そのほか、頭痛、めまい、注射部位の反応なども起こる可能性がありますが、いずれも軽度で治療中止に至るケースはまれです。[1]
これらの症状は少量から段階的に増量することで軽減でき、多くは数週間で落ち着きます。症状が続く場合は医師に相談してください。
ウゴービは体重減少に効果がある?
はい、ウゴービには体重減少効果が期待できます。臨床試験では、3カ月時点で53.7%の方が5%以上の体重減少を達成。6カ月時点では87.3%の方が5%以上の体重減少、54.9%の方が10%以上の体重減少を達成しています。[8]
効果は1カ月目から徐々に現れ始め、継続使用することで段階的に効果が高まると考えられます。ただし、個人差があるため、効果を得るためには医師の指示に従い、継続的に使用することが大切です。
ウゴービダイエットが気になる方は渋谷駅前おおしま皮膚科まで相談を
ウゴービの副作用には、吐き気や下痢、便秘などの消化器症状が多くみられます。初期や増量時などに多く、一時的であるとされていますが、体調や既往歴によって注意が必要な場合もあるため注意が必要です。
安心して治療を進めるためには、医師の診察を受けながら、体調の変化を確認しつつ治療を進めていきます。個人輸入品や診察のない購入は、副作用発生時の対応が難しくなるためおすすめできません。
渋谷駅前おおしま皮膚科では、ウゴービを用いた肥満症治療について、診察をとおして一人ひとりに適した治療計画を立てています。通院とオンライン診療の両方に対応しており、ご不安や疑問にも丁寧にお答えします。
ウゴービによる治療を検討している方、使ってみたいけれど副作用が不安で迷っている方は、いつでもお気軽にご相談ください。
未承認医薬品の表示
<ウゴービについて>
| 未承認医薬品等(異なる目的での使用) | ウゴービは医薬品医療機器等法において、肥満症治療の効能・効果で承認されています。しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。 |
| 入手経路等 | 国内の医薬品卸業者より仕入れています。 |
| 国内の承認医薬品の有無 | セマグルチドを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病/肥満症の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。 |
| 諸外国における安全性などに係る情報 | GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。 |
参考
[1]最適使用推進ガイドライン セマグルチド(遺伝子組換え) (販売名:ウゴービ皮下注) 令和5年11月(令和7年5月改訂) 厚生労働省
[7]肥満症の効能又は効果を有するセマグルチド(遺伝子組換え)製剤に係る 最適使用推進ガイドラインの策定に伴う留意事項についてpdf

