Vビームの効果とは？ダウンタイムや経過についても紹介
「肌の赤みが気になる」、「昔から顔に大きな赤あざがある」など肌の赤みが気になってはいませんか。
Vビームは肌の赤みや赤あざにアプローチするレーザー治療です。
このページでは当院で使用しているVビームプリマという機種について、期待できる効果や施術後に起こりやすいダウンタイムや経過などを紹介します。
Vビームとは
波長595nmのレーザーを照射して、赤ら顔や赤あざなどの肌の赤みにアプローチする施術です。
血管にあるヘモグロビンに反応して、原因となっている異常な血管を破壊します。
当院ではVビームプリマという機種を使用しています。
＜Vビームが向いている方＞
- 赤ら顔、赤あざがある方
- 色素沈着を起こしたニキビ跡が気になる方
- 肌にハリやツヤがない方
Vビームの効果
ここでは当院で使用しているVビームプリマについて、期待できる効果を紹介します。
肌の赤みを抑える
波長595nmのレーザーは、血液中のヘモグロビンと反応しやすい特徴があります。
症状の原因である異常な血管を破壊して肌の赤みを抑える働きが期待できます。
赤ら顔や赤あざ、ニキビ跡の赤みなどの症状にアプローチする施術です。
肌の奥までしっかり届く
従来機種のVビーム2に比べるとVビームプリマは口径が大きく、エネルギーを照射しやすい機種です。
そのため肌の奥にある真皮層にまでレーザーが届きやすくなり、深い部分にある血管にまでアプローチできます。
施術時間が短い
3mm～15mmの幅広な口径でレーザーを照射できるため、スピーディーな照射が可能です。
口径は0.5mmの間隔で調整可能で、患部の大きさにあわせた微調整もできます。
傷跡が残りにくい
レーザーの照射直前には冷却ガスが噴射されるため、レーザーによる皮膚表面のダメージを軽減します。
また8つのマイクロパルスから構成されているため、均一でムラの少ない照射により、肌へのダメージを軽減します。
Vビームのダウンタイムと経過
ここではVビームの施術による代表的なダウンタイムと施術後の経過について紹介します。
赤み、痛み
施術後は肌に赤みやヒリヒリ感が出るかもしれません。
これらの症状は2日ほどでおさまることがほとんどです。
症状が長引く場合は保冷剤を使って患部を冷やしてください。
症状によっては炎症を抑えるために外用薬を処方することもあります。
腫れ
施術後に腫れが続く場合もあります。
ほとんどの方は1週間ほどかけて少しずつ症状がおさまります。
内出血
強いパワーで患部に照射した場合には、内出血が起こるかもしれません。
1～2週間でおさまることがほとんどです。
カサブタ、水疱
通常の施術では、カサブタや水疱はほぼ起こりません。
ただし施術前の肌に赤みが強く見られる場合や、非常に強いパワーでレーザーを照射した場合には、カサブタや水疱ができることもあります。
カサブタや水疱が破れてしまうと炎症後色素沈着が起こるかもしれません。
丁寧なアフターケアをしましょう。
炎症後色素沈着
日本人を含む東洋人は、レーザーの熱によって炎症後色素沈着が起こりやすい肌質といわれています。
そのため体質によっては炎症後色素沈着ができるかもしれません。通常は3～6か月かけて少しずつもともとの肌状態へと戻っていきます。
施術回数の目安
Vビームは複数回の施術により期待した効果を実感しやすくなります。
1回だけの施術では期待した効果を実感しにくいため、症状にあわせた繰り返しの施術が必要です。
ここでは施術回数の目安について紹介します。
（※回数はあくまで目安です。期待した効果を実感するタイミングには個人差があります。）
＜保険適用＞
※3か月以上間をあけて施術します。
| 単純性血管腫（赤あざ） | 5回以上 |
| いちご状血管腫（赤あざ） | 5回以上 |
| 毛細血管拡張症（赤ら顔） | 2～3回 |
＜保険適用外＞
| 尋常性疣贅 | 2～3回 |
| 赤ニキビ、ニキビ跡の赤み | 5回以上 |
| 赤色瘢痕、ケロイドの赤み | 5回以上 |
| 老人性血管腫（さくらんぼ状血管腫） | 1～2回 |
| 肌悩み（小ジワ、シミ、くすみなど） | 5回以上 |
肌の赤みや赤あざなどVビーム治療に興味がある方は、渋谷駅前おおしま皮膚科へ
Vビームは肌の赤みや赤あざなどのお悩みに対応できる施術です。当院ではVビームプリマという機種を使用して施術をしています。
Vビームは肌状態を確認しながら、症状にあわせた複数回の施術が必要です。
根気よく施術を繰り返すことで、期待した効果を実感しやすくなります。
肌の赤みや赤あざなどの症状に悩んでいる方は、いつでもお気軽にご相談ください。
料金
「単純性血管腫」、「いちご状血管腫」、「毛細血管拡張症」は保険適用でVビームの治療が受けられます。
ただしそれ以外の疾患については公的医療保険が適用されない自由診療です。
＜保険診療＞
※料金は3割負担の場合です。
| 初診料 | 約850円 |
| 再診料 | 約220円 |
| Vビーム（※照射範囲により料金が異なります。） | 約6,500～32,000円 |
＜自由診療＞
「Vビーム」
Vビームフェイシャル250ショット
看護師による施術
| 顔全体 | 9,000円（税込9,900円） |
| 頬部のみ | 9,000円（税込9,900円） |
医師による施術
| 全顔 | 30,000円（税込33,000円） |
| 前額部 | 10,500円（税込11,550円） |
| 頬 | 12,000円（税込13,200円） |
| 鼻 | 9,000円（税込9,900円） |
| アゴ | 10,500円（税込11,550円） |
| Vビームレーザー 3ショット | 3,000円（税込3,300円） 以降1ショット追加するごとに 1,000円（税込1,100円） |
| 老人性血管腫 | 1か所 3,000円（税込3,300円） |
| 老人性血管腫 | 2か所以上1か所につき 2,000円（税込2,200円） |
Vビームの副作用・注意事項等
禁忌
- 妊娠中の方、授乳中の方
- てんかん発作のある方
- 日光過敏症の方
- 強度に日焼けをしている方
副作用
赤み、痛み、腫れ、内出血、カサブタ、水疱、炎症後色素沈着など
注意事項
- メイクや洗顔、入浴は当日から可能です。
- 施術後の数日～1週間は腫れる場合があります。
- 施術後数時間～2日は照射部位が赤くなる、ヒリヒリした痛みが出るなどの症状が出るかもしれません。保冷剤などで患部を冷やすと症状が和らぎます。場合によっては炎症を抑える外用剤で対応いたします。
- 出力を上げてレーザー照射をした場合や、皮膚が薄い目のまわりなどには、施術後に紫斑が出ることもあります。抗血小板薬を服用されている方も紫斑が出やすいため注意しましょう。ほとんどの方は1～2週間程度でおさまります。
- 非常に強く照射するときや、赤み症状が強くレーザーへの反応が強い場合には、水疱やカサブタができることもあります。症状によっては軟膏薬を処方します。水疱が早期に破れると炎症後色素沈着が長引くかもしれません。アフターケアは慎重にしてください。
- 東洋人はレーザー施術により炎症後色素沈着ができやすい肌質です。通常の経過でも体質により炎症後色素沈着ができることもあります。
「Vビームプリマ（Vbeam Prima）について」
・未承認医薬品等（異なる目的での使用）
Vbeam Primaは、皮膚良性血管病変治療について国内で承認されています。
その他の治療については承認されていません。
・入手経路等
シネロン・キャンデラ社より入手しています。
・国内の承認医薬品等の有無
同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
米国FDAにて承認されています。
