【GLP‐1ダイエット】オゼンピックと他のダイエット薬の違いとは？
GLP‐1ダイエットをしてみたいけれども「オゼンピックと他の薬との違いがよく分からない」「結局どの薬が効くの？」と疑問を持っていませんか？
オゼンピックを検討する際は、正しい情報を知るだけでなく、他の薬との違いも知った上で選ぶことが重要です。
この記事では、オゼンピックの効果・特徴や他のGLP⁻1ダイエット薬との違い、どの薬が 効果的なのか、副作用・リスクまで詳しく解説します。
オゼンピックとは
オゼンピックは、2型糖尿病の治療薬として使用されるGLP-1受容体作動薬のひとつです。体重管理にも効果があることから、ダイエット薬としても注目されています。
週に1回皮下注射することで食欲を抑え、血糖値のコントロールが可能です。特に、食事制限や運動だけでは体重減少が難しい方や、他のダイエット薬で十分な効果が得られなかった方に適しています。
オゼンピックの効果・特徴
オゼンピックの主な効果として、食欲抑制、満腹感の持続、体重減少効果が挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
食欲抑制効果
オゼンピックは、食後に分泌されるホルモンであるGLP-1の作用を強化することで食欲を抑える働きがあります。食事量が自然に減り、カロリー摂取を抑えることが可能です。
満腹感の持続
胃の働きを緩やかにすることで、胃に食べ物が入っている時間を長くする働きがあります。普段より少ない食事量でも満腹感が続くため、間食を控えやすくなります。
体重減少効果
週1回の自己注射で手軽に使用でき、長期的な体重管理が可能です。減量後のリバウンドを防ぎやすい特徴もあります。
オゼンピックと他のGLP‐1ダイエット薬との違い
GLP-1受容体作動薬には、オゼンピック以外にもさまざまな種類があります。
各GLP⁻1ダイエット薬の特徴一覧
それぞれの特徴や使用頻度・投与方法を表にまとめました。
| 特徴 | オゼンピック | サクセンダ | ビクトーザ | マンジャロ | リベルサス |
| 使用頻度 | 週1回 | 毎日 | 毎日 | 週1回 | 毎日 |
| 投与方法 | 皮下注射 | 皮下注射 | 皮下注射 | 皮下注射 | 経口薬 |
| 減量効果 | 高い | 中程度 | 中程度 | 非常に高い | 高い |
| 主な適応 | 2型糖尿病体重管理 | 体重管理肥満治療 | 2型糖尿病 | 2型糖尿病体重管理 | 2型糖尿病体重管理 |
| 投与量調節 | 調整可能1本で数回分 | 調整可能 | 調整可能 | 調整不可1本で1回分のみ | 調整可能 |
| その他 | 0.5ｍgでマンジャロ2.5㎎と同等の効果コスパがよい | 高用量で体重管理に特化 | 糖尿病治療がメイン | GLP-1とGIP作用を併せ持つ | 注射不要で使用しやすい |
オゼンピックと他のGLP‐1ダイエット薬の比較
●オゼンピック
オゼンピックの使用頻度は週1回で、1本の中に数回分の薬液が入っているため、自分で単位を調整することが可能です。また、個人差はありますが、マンジャロ2.5mgと同等の効果が0.5mgで得られると言われているため、コストパフォーマンスにも優れています。
●サクセンダとビクトーザ
同じリラグルチドを成分とし、体重管理や糖尿病治療薬に用いられています。サクセンダは高用量で体重管理に特化していますが、毎日の使用が必要があり、継続が難しいと感じる方もいます。
●マンジャロ
GLP-1に加えGIP作用を持つマンジャロは、非常に高い体重減少効果が期待できる注射薬です。ただし、1本に1回分の量しか入っていないため、1回あたりの投与量を調節できません。オゼンピックよりも経済的な負担が大きくなる場合があります。
●リベルサス
オゼンピックと同じセマグルチドを含む経口薬です。注射が苦手な方に適していますが、毎日服用する必要がある点には注意が必要です。
薬の選択は、医師との相談が欠かせません。特に、投与方法や使用頻度がライフスタイルに合うかどうかがポイントです。
どのGLP-1ダイエット薬がよく効く？
GLP-1受容体作動薬の効果は患者の体質や治療の目的によっても異なるため、どの薬が効果的かは一概には言えません。
しかし、研究によるとオゼンピックは特に食欲抑制効果が強く、他のダイエット薬で効果が十分に得られなかった方にも適していることが確認されています。食事管理が難しく他の治療法で効果が得られなかった方に選ばれるケースが多いとされています。[1]
オゼンピックの注射頻度は週1回で、忙しい生活の中でも続けやすいことがメリットです。また、マンジャロよりも経済的であるため、長期使用にも向いています。
ただし、選択にあたっては必ず医師と相談しながら治療を進めましょう。
オゼンピックの注意すべき副作用とリスク
オゼンピックを使用する際には、いくつかの注意点があります。使用前に必ず医師の指導を受け、副作用やリスクについて理解しておいてください。
オゼンピックの副作用
使用にあたっては、以下の副作用が報告されています。
- 胃腸障害（悪心、嘔吐、下痢、腹痛など）
- 食欲減退
- めまい
- 味覚異常
- 糖尿病網膜症
オゼンピックが適さない方
以下の条件に該当する方は、オゼンピックの使用が適していません。
- 重度の胃腸障害（胃潰瘍、炎症性腸疾患など）の既往がある方
- 膵炎や甲状腺疾患の既往がある方
- 低血糖を起こすリスクが高い方（糖尿病の方、妊娠中、授乳中、妊娠予定がある方など）
オゼンピックを使用する際は、必ず医師の指導のもとで治療を進めてください。副作用が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
当院のGLP‐1ダイエット治療について
当院では、オゼンピックをはじめとするGLP-1受容体作動薬を活用したダイエット治療を行っています。患者さまのライフスタイルや健康状態を考慮し、個々の目標に合わせた治療プランを提案しています。
また、オゼンピックは「使用を開始するまでは遮光して室温で保管する」ように添付文書で記載されている薬剤です。一般的な配送方法ではこの条件を満たせずに、薬の品質に影響が出る恐れもあります。そのため、おおしま皮膚科では、オンライン診察の場合はクール宅配便にてお送りしています。
＜治療の流れ＞
初回カウンセリング
医師・スタッフが体重管理の目標や健康状態、既往歴などについて詳しく聴取します。適切なGLP⁻1ダイエット薬の選択と治療方針を立て、治療の副作用・リスクについても説明します。
治療開始
自己注射の使用方法を丁寧に指導し、スムーズに治療を進められるようサポートします。
定期的なフォロー
治療中は定期的に効果の確認や副作用のチェックを行い、状況に応じて投与量を調整します。治療に関する詳細は、当院までお気軽にご相談ください。
オゼンピックについてのよくある質問
Q:オゼンピックの効果はいつから出ますか？
A:使用開始後、2〜3ヶ月で体重減少の効果を実感する方が多いです。ただし、効果の出方は個々の体質や治療の進め方によっても異なります。
Q:オゼンピックとインスリンの違いを教えてください
A:オゼンピックは体内のインスリン分泌を促進し、食欲を抑えることで血糖値と体重を同時にコントロールします。一方、インスリンは体外から直接補充することで血糖値を下げ、1型糖尿病や血糖コントロールが困難な2型糖尿病の治療で使用されることが主な違いです。
Q:オゼンピックより効果のある薬はありますか？
A:マンジャロはGLP-1とGIP両方の受容体に作用し、オゼンピックよりも強力な体重減少効果を示すことがあります。ただし、効果の程度には個人差があるため、適用には医師の判断が必要です。
オゼンピックの価格
オゼンピックは、公的保険が適用されない自由診療です。
※針と消毒綿は別途、8回分で500円（税込550円）費用が発生します。
| オゼンピック皮下注射2.0mg 1本 3本目まで | ￥18,500(税込￥20,350) |
| オゼンピック皮下注射2.0mg 1本 4本目以降 ※4本以上同時購入の場合、3本目までは1本あたり￥18,500、4本目以降は1本あたり￥15,500 例7本ご購入いただいた場合には、￥18,500×3本＋￥15,500×4本＝合計【￥124,500】になります。 | ￥15,500(税込￥17,050) |
| 針・消毒綿（８回分） | ￥500(税込￥550) |
オンラインで購入される場合と直接当院に来院される場合では、別途かかる料金に違いがあります。
| 診察料 | ￥1,000（税込￥1,100） |
| 郵送料（飲み薬） | ￥1,000（税込￥1,100） |
| クール宅配便郵送料（注射薬の品質保持のため） | ￥2,000（税込￥2,200） |
オゼンピックと他の薬との違いでお悩みの方は、渋谷おおしま皮膚科へご相談ください
当院では、オゼンピックをはじめとした各種GLP-1受容体作動薬の特徴や効果、副作用に ついて丁寧にご説明し、患者様一人ひとりに適した治療法をご提案します。
GLP‐1ダイエットを検討しているけれども、どの薬が良いのか迷っている方は、渋谷おおしま皮膚科へお気軽にご相談ください。
＜オゼンピックについて＞
| 未承認医薬品等（異なる目的での使用） | オゼンピックは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については承認されていません。 |
| 入手経路等 | 国内の医薬品卸業者より仕入れています。 |
| 国内の承認医薬品の有無 | 国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。 オゼンピックを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。 |
| 諸外国における安全性などに係る情報 | GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。 |
| 医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済 制度の対象外となります。 |
参考文献
