オゼンピックの価格はどれくらい?痩せるまでにかかる費用や効果を解説

オゼンピックを使用したダイエットに興味があっても、実際どれくらいの価格なのか知りたい方も多いのではないでしょうか。また本体の価格を知っても、痩せるまでトータルでいくらかかるのか、目安を知っていた方が試しやすいですよね。

オゼンピックは元々糖尿病の治療薬です。ダイエット目的で使用する場合は、健康保険が適用されません。そのため、クリニックによって価格にばらつきがあります。またオゼンピック本体以外にもかかる費用についても知らないと、実際に使い始めたときに継続が難しくなるかもしれません。

この記事では、ダイエットでオゼンピックを使用する際の価格や、痩せるまでにかかる費用、期間について解説しています。

オゼンピックダイエットの費用について、詳しく知ってから試してみたい方はぜひ最後までお読みください。

 オゼンピックの価格はどれくらい?

オゼンピックの価格はクリニックによって異なりますが、2mg製剤1本の価格は一般的に25,000〜30,000円程度が多いようです。

オゼンピックには複数の規格がありますが、当院では「2mg製剤」のみを取り扱っております。ほかのクリニックでも、2mg製剤を中心に扱っているところが多いです。

また、オゼンピックには0.25mg、0.5mg、1mgの製剤もあります。これらは1回使い切りタイプで、使用される針がやや太めなものです。

一方、2mg製剤は1本で数回使用可能で、針が従来のものより細いため、痛みが軽減されるというメリットがあります。

オゼンピックで痩せるまでにかかる費用

オゼンピックをダイエットで使用するときは、本体以外にかかる費用や最終的に目標となる体重になるまでにかかる期間も視野に入れておくと良いでしょう。

  • 本体以外にかかる費用
  • 1ヶ月あたりにかかる費用
  • 目標体重までの期間とかかる費用

上記についてそれぞれ詳しく解説します。

本体以外にかかる費用

2mg製剤のオゼンピックを使用する際は、本体の費用だけでなく注射針や消毒綿の費用も別途必要です。診察代はもちろん、オンライン診療を利用する場合は送料も必要になるでしょう。

たとえば、当院では以下の費用がかかります。

名目金額(税込)備考
針・消毒綿代(8回分)550円毎回必要
診察代1,100円オンライン、直接来院どちらでも同じ
送料(クール便)2,200円品質保持のためクール便使用

オゼンピックは注射製剤であるため、温度管理が非常に重要です。未開封時は2〜8℃での管理が必要になるため、当院では品質保持のためクール便を利用して発送しています。[1]

1ヶ月あたりにかかる費用

1ヶ月あたりにかかる費用は、使用する量によって異なります。また、注射本体だけでなく診察代や針、消毒綿の費用も別途必要になるため、注意しましょう。

当院では2mg製剤1本の価格は税込21,450円です。ほかのクリニックでは24,200〜30,000円の範囲の価格帯が多くみられます。

仮に、1回0.25mgで使用する場合と0.5mgで使用する場合にわけて1ヶ月にかかる費用を比べてみましょう。(オゼンピック2mg使用を想定)

用量オゼンピック2mg1本で使用できる回数(期間)1ヶ月あたりの費用(針・消毒綿込み)
0.25mg8回(8週間分)11,000円(税込)
0.5mg4回(4週間分)22,000円(税込)

通常オゼンピックの用量はダイエットの場合、1回0.5mgが推奨されていますが、個人に合わせて使用する量は変わってきます。どれくらいの用量にするかは、必ず医師に相談して決めましょう。[1]

 目標体重までの期間とかかる費用

オゼンピックを使用したダイエットの結果は個人差があり、目標体重に達するまでの期間や費用も人によって異なります。さまざまな研究結果によって、以下のような報告がされています。

  • 使い始めの1ヶ月:約1kg減
  • 2ヶ月:2〜3kgの減
  • 3ヶ月:5kgの減

たとえば、-5kgが目標の場合、3ヶ月程度で達成できる可能性があります。この場合、1ヶ月あたりの費用は11,000円(オゼンピック本体の価格、針・消毒綿代を含む)だとすると、3ヶ月で33,000円かかる計算になります。

ただし、どれくらい体重が減少するかには個人差があります。目標体重までにかかる期間や費用など、医師とよく相談しながらダイエットは進めましょう。[2]

オゼンピックは保険適用されない?

オゼンピックは、何の病気で使用するかによって、保険適用されるかどうかが変わります。日本の医療保険の制度では、ダイエット目的では保険の適用はされません。保険適用について詳しく解説します。

保険診療と自由診療

「保険診療」は、日本の国民皆保険制度による医療制度です。それぞれの治療法や薬剤が保険適用となるかどうかは、制度によって厳密に決まっています。

保険適用となる場合は、医療費の一部が公的な保険によって負担されるため、患者の自己負担は1〜3割です。

しかし、同じ薬を使用していても処方される目的や診断によって保険が適用されない場合があります。

オゼンピックも糖尿病治療のために処方された場合は保険が適用されますが、ダイエット目的で使用する場合は保険が適用されないため「自由診療」です。

自由診療では、医療費の全額を自己負担する必要があります。このため、ダイエットに使用する場合は薬代だけでなく、診察代やその他の費用も全額自己負担となります。

ダイエット目的での使用は自由診療

オゼンピックをダイエット目的で使用する場合は、どのクリニックであっても保険適用にはなりません。オンライン診療を利用する場合でも同じく、保険は適用されず、全額自己負担となります。

保険が適用されるのは、2型糖尿病の治療を目的として使用する場合のみです。ダイエットや体重減少を目的にオゼンピックを使用する際は必ず自由診療となります。

自由診療では、各クリニックがオゼンピックの販売価格を独自に設定できるため、クリニックによって費用にばらつきがあります。

オンライン診療の場合は送料などもかかってくるため、トータルでどれくらいの費用がかかるのかを事前に確認しておくことが大切です。

オゼンピックが向いている方

オゼンピックダイエットが向いている方は、以下のとおりです。

  • しっかり体重を落としたい方
  • 食欲を抑えたい、つい食べ過ぎてしまう方
  • リベルサスの飲み方が面倒に感じる方
  • 生活リズムが不規則な方

オゼンピックに含まれるセマグルチドは、ほかのGLP-1薬と比べても体重減少効果が大きいと言われています。[3]

またオゼンピックと同じ成分の飲み薬であるリベルサスは、服用方法が複雑です。朝起きてから30分間飲食できなかったり、少ない水で錠剤を飲んだりする必要があります。リベルサスの特殊な飲み方が難しいと感じる方には、注射製剤であるオゼンピックが適しています。

仕事などで毎日同じ時間に服薬するのが難しい方も、1週間に1度の注射で済むオゼンピックは使いやすいでしょう。

オゼンピックの価格に関するよくある質問

オゼンピックの価格に関する、よくある質問にお答えします。

オゼンピックの1ヶ月の値段は?

1回の使用量によって異なりますが、1回0.5mg使用した場合1ヶ月にかかる費用の目安は22,000円です。これには、本体の費用だけでなく、針や消毒綿の費用も含まれます。

オゼンピックの保険適用価格は?自己負担額はいくらですか?

オゼンピックをダイエット目的に使用する場合は保険適用となりません。これは日本の保険制度による決まりであるため、どのクリニックを利用しても同様です。

当院では、オゼンピック2mg本体1本の金額は21,450円(税込)です。加えて診察料や針、消毒綿の費用が別途必要になります。

オゼンピックの価格や負担についてお悩みなら渋谷駅前おおしま皮膚科へ相談を

オゼンピックは2型糖尿病の治療に使用されている薬であるため、ダイエット目的で使用する場合は保険適用となりません。ダイエットで使用する際は自由診療となり、価格はそれぞれ取り扱うクリニックによって異なります。

渋谷駅前おおしま皮膚科では、なるべく皆さまが継続していただきやすいように価格設定しております。それぞれの目標体重や体調によって必要な本数が違うため、当院では定期購入の縛りや購入数の縛りなどもございません。

オゼンピックダイエットに興味はあるけれど、価格で悩んでいる方はぜひ一度、渋谷駅前おおしま皮膚科までご相談ください。

渋谷駅前おおしま皮膚科が選ばれる3つの理由

①保険診療主体で医療連携機関が多数あり安心

最新の医療を学び、最善の医療を提供できるよう、努めています。また、疾患によっては、大学病院・総合病院と連携して治療します(東大病院をはじめ多数の大学病院の医療連携機関に登録されています)。

②平日は11時~19時30分、土日は9時~17時30分まで診療

渋谷駅前にあるため、アクセスがとても便利。お仕事や学校帰りに受診できるよう、夕方や土日も診察しています。

③年間22万人以上の来院実績

2023年度来院者数は、22万947人でした(注:2023年1月4日~2023年12月28日まで)。

オゼンピックについて

未承認医薬品等(異なる目的での使用)オゼンピックは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等国内の医薬品卸業者より仕入れています。
国内の承認医薬品の有無リベルサス・オゼンピックは、国内で肥満症に承認されている「ウゴービ皮下注」と同成分です。セマグルチドを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
諸外国における安全性などに係る情報GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。

参考

[1]オゼンピック皮下注2mg/添付文書

[2]Effects of once-weekly semaglutide on appetite, energy intake, control of eating, food preference and body weight in subjects with obesity

[3]GLP-1 receptor agonists: an updated review of head-to-head clinical studies – PMC