医療法人社団 健昇会

皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科 形成外科

皮脂欠乏症 乾皮症 皮脂欠乏性湿疹

 皮脂欠乏症 乾皮症はいわゆるドライスキンと呼ばれるものです。
 この状態に掻破などの刺激が加わって湿疹性変化が生じたものが、
 皮脂欠乏性湿疹で一般的に強い痒みを伴います。








Q どうしてなるの?
A 一般的には加齢によることが多く、軽い皮脂の欠乏は病気というより人間の自然な変化といえます。
  冬季には特に症状がでやすく、老人性乾皮症は程度の差はあるものの、乾燥した時期には
  高齢者のほぼ全員に生じてくるとの報告もあります。
  健康な状態の角質層は天然保湿成分を含んでおり、これらの成分は、皮膚の深い層から
  浸みだしてくる水分を保持するはたらきをします。
  また、角質層の水分は、皮膚表面の皮脂の膜によっても保持されており、皮脂は皮膚表面からの
  水分の蒸発を抑える働きをします。
  水分が過剰に蒸発すると、皮膚は乾燥してしまいます。
  ドライスキンは、皮膚の表面にある角質層の水分不足により起こる症状です。
  角質層の水分が不足すると、皮膚は柔軟性を失って乾燥し、ひび割れたり皮がむけ、
  体が温まり血行が良くなるとかゆみが増すことが多いです。
  年齢とともに皮膚の乾燥症状は起こりやすくなりますが、体の洗いすぎによっても引き起こされます。
  熱いお湯と石けんが、皮膚の表面にある天然の皮脂を取り除いてしまうためです。
  社会の高齢化、冷暖房器具の普及といった社会的環境の変化により、ドライスキンを基盤とする
  皮脂欠乏欠乏性湿疹は今後も増えることが予想されています。

Q ドライスキンの治療は?
A 生活習慣の改善及び、治療として、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服、
  保湿のためのワセリンやプロペト、尿素軟膏(10%・20%パスタロンソフトなど)、
  ヘパリン含軟膏(ヒルドイドソフト軟膏・ローション)を患者様の皮膚症状にあわせて処方します。
  保湿剤の外用は肌の角質に水分が残っている状態の入浴後10分以内に塗布すると効果的です。
  以上の治療で症状がやわらぎ、皮膚はなめらかに潤います。

Q 皮脂欠乏性湿疹の治療は?
A 基本は原因となるドライスキンの治療をしていただきます。
  それだけでも十分改善する方もいますが、湿疹となっている部位はステロイドの入った外用薬を
  併用します。
  夜間、お風呂上り等は血管拡張にくわえ副交感神経が優位になるためかゆみがでやすいです。
  かゆみが辛いかたや、寝ている間に無意識にかいてしまうかたは抗アレルギー薬の内服を併用すると
  効果的です。

皮膚を潤わせる3つの因子

①皮脂
 皮脂腺から分泌される脂(あぶら)のことです。汗などと混じりあって皮膚の表面をおおい(皮脂膜)、
 水分の蒸発を防ぎます。
②角質細胞間脂質
 表皮で作られ、角質細胞と角質細胞のすき間をうめている脂のことです。
 角質細胞同士をくっつけるニカワの役割をするとともに、水分をサンドイッチ状にはさみ込み、
 逃がさないようにします。
③天然保湿因子
 角質層にある低分子のアミノ酸や塩類などのことです。
 水分をつかまえて離さない性質を持っています。

生活習慣チェックリスト

○お薬を正しく使いましょう
 皮膚にうるおいを与えるぬり薬、また、かゆみや湿疹を抑えるぬり薬や飲み薬などがあります。
 保湿剤の塗り薬は特に入浴後10分以内に塗布すると効果的です。
○適切な正しい入浴をしましょう。
 過度の入浴や、ざらざらした石けんの使用は避けて、刺激の少ないボディソープをよく泡立てて
 使うようにしましょう。
 入浴の際のお湯の温度は39~40度に設定、入浴時間は15分程度にしましょう。
 42度以上の熱いお湯に長時間つかると必要以上に皮脂が奪われてしまいます。
 また高い温度はかゆみを誘発しやすくなります。
○よりよい室内環境を。
 加湿器の使用が効果的で部屋の湿度を40%位にすると良いでしょう。
 また加湿器がない場合は、水を入れたボウルを部屋に置いておくと効果的です。
 皮膚の表面から皮脂を奪う電気ストーブ、ホット・カーペットなどの過度の使用は控えましょう。
○肌着はなるべく柔らかく、保湿力の高いものをきてください。
 アクリルやナイロンなどの化学繊維の衣類は素材そのものが水分を含まないために、
 肌にじかに触れるだけで水分が奪われます。そのため、その下に木綿の肌着を着ると
 水分の蒸散を防ぐことができます。
 ウールや化繊の衣類は摩擦や静電気がおき、これもかゆみが出る原因となります。



ナビゲーション

営業カレンダー

<<< 2017年12月 >>>
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31
=営業日 =休診日

渋谷駅前おおしま皮膚科

〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町25-18
NT渋谷ビル3F
TEL 03-3770-3388
FAX 03-3770-3385