【効果・副作用・注意点まで一気に解説!】GLP ‐1ダイエットでよくいただく質問まとめ
体重管理やダイエットは、多くの方が抱える悩ましい課題です。GLP-1ダイエットは、食欲をコントロールし、満腹感を高めることで無理なく体重を減少させる方法です。
しかし、GLP-1ダイエットが気になってはいるものの、不安に感じることや疑問点が多く、治療に踏み出せないという方もいるのではないでしょうか?
ここでは、GLP-1ダイエットの概要から副作用、治療中の日常生活における注意点、ダイエット後の体重維持について、よく寄せられるご質問をQ&A形式でまとめました。GLP-1ダイエットに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
GLP-1ダイエットの概要
Q.GLP-1ダイエットとはどのような治療ですか?
A. GLP-1ダイエットは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)というホルモンを利用して食欲をコントロールし、体重を減少させる治療法です。食事後に血糖値を調節し、満腹感を感じさせる働きがあります。従来の食事制限や運動だけでは達成しにくい効果が期待できます。
Q.GLP-1とインスリンの違いを教えてください。
A.GLP-1とインスリンは、どちらも血糖値の調節に関与するホルモンですが、働きには違いがあります。インスリンは血糖値を直接下げるホルモンで、主に糖尿病治療に使用されます。一方、GLP-1は近年開発された新しい薬で、血糖値が高いときにのみ作用するため、低血糖になるリスクが低いことが特徴です。
GLP-1ダイエットを始める前の準備
Q.GLP-1ダイエットを始めるためには、医師の診察が必要ですか?
A. はい、オンライン診療により直接病院に出向かなくても始められますが、医師の診察は必須条件です。患者さまの健康状態を評価し、GLP-1ダイエットが適しているかどうかを判断します。
Q.GLP-1ダイエットは誰でも処方してもらえますか?
A.以下に該当する方は、GLP-1ダイエット薬の処方はできません。
- 高齢の方
- 15歳未満の方
- GLP-1の薬剤でアレルギー反応が出た方
- 重度の胃腸障害がある方
- 膵炎や甲状腺疾患の既往がある方
- 低血糖を起こす可能性が高い方
Q.GLP-1ダイエットは保険適用されますか?料金の目安を知りたいです
A. 美容目的のGLP-1ダイエットは、公的保険は適用されない自由診療です。費用は全額自己負担となるため、事前にWebサイトやカウンセリング時に確認しましょう。
※当院で処方しているGLP-1ダイエット薬の費用例
薬剤名 | 費用 |
リベルサス錠 3mg 30錠(1カ月分) | 4,510円(税込) |
オゼンピック2.0㎎ 週1回注射(1ヶ月あたり) | 20,350円(税込) |
ビクトーザ 1日1回注射(1カ月分) | 17,380円(税込) |
マンジャロ 週1回注射(1ヶ月分) | 2.5mg(4本) 23,100円(税込) 5.0mg(4本) 41,800円(税込) |
サクセンダ1日1回注射(1カ月分) | 15,180円(税込) |
料金やそれぞれのダイエット薬の詳細はこちらをご覧ください。
Q.GLP-1ダイエットを受ける前に準備することはありますか?
A. 特別な準備は不要ですが、医師の診察時には過去の病歴や現在の健康状態について詳しく伝えることが重要です。
また、バランスのとれた食事や適度な運動も併せて行うことで、より効果的な体重管理が期待できます。そのため、医師より治療開始前に食事や日常生活のアドバイスを受けることがあります。
GLP-1ダイエットの効果と期間
Q.GLP-1ダイエットはどれくらいの期間続ける必要がありますか?
A. 個々の健康状態や目標によりますが、一般的には4ヶ月から6ヶ月が目安です。その後は、反応を見ながら継続します。急激なダイエットはリバウンドにつながるため、注意が必要です。医師と相談し、効果を見ながら期間を決めることが大切です。
Q.自分の目標とする体重になるまでの期間の目安を知りたいです
A. 平均的に3〜4週間で2〜5Kg以上の減量が可能ですが、減量速度は個人の体質や生活習慣によっても異なります。また、暴飲・暴食を続けていると効果が見られないため、注意が必要です。
GLP‐ダイエットの効果についてはこちらの記事でも解説しています。
GLP-1ダイエットの副作用とリスク
Q.GLP-1ダイエットの副作用やリスクを教えてください
A. GLP-1ダイエットの主な副作用には、吐き気・嘔吐・下痢・便秘などがあります。一部の人には、頭痛や腹痛が生じることもあります。稀に膵炎や低血糖のリスクがあるため、医師の指導の下で使用することが重要です。
また、薬剤に対するアレルギー反応が起こる可能性もあるため、発疹や呼吸困難が出現した場合、直ちに医師に連絡してください。
Q.GLP-1ダイエットに依存性はありますか?
A. GLP-1薬は体内の自然なホルモンを補完するものであり、脳内の報酬系に影響を与える物質ではないため、依存性はありません。
副作用については以下の記事でも解説しています。
GLP-1ダイエット中の日常生活における注意点
Q.GLP-1ダイエット中は、食事制限や運動をしなくても大丈夫ですか?
A.無理な食事制限や運動は不要ですが、健康的な食事と適度な運動を取り入れることで、より効果的な体重減少が期待できます。野菜や果物、良質なタンパク質などを取り入れたバランスのよい食事や、ウォーキングやヨガなど無理なく継続できる運動をしましょう。
Q.GLP-1ダイエット中に避けた方がいい食品はありますか?
A. 特定の食品を完全に避ける必要はありません。ただし、フライドポテト・ハンバーガーなどの高脂肪食品、加糖されたジュース・ケーキなどの高糖分の食品、カップラーメン・スナック菓子のような高加工食品、ファーストフードなどは控えた方がよいでしょう。これらの食品は高カロリーで栄養価が低く、GLP-1ダイエットの効果を妨げる可能性があります。
Q.GLP-1ダイエット中に飲酒しても大丈夫ですか?
A. 飲酒は適度であれば問題ありません。ただし、大量のアルコールは血糖値の変動を引き起こし、副作用を悪化させる可能性があります。飲酒する際は医師に相談し、適量を守ることが大切です。
GLP-1ダイエットの注意点はこちらもご覧ください。
GLP-1注射について
Q.自分で注射をするのは難しそうで怖いです…
A.GLP-1注射の多くはペン型の注射器で、初めての方でも簡単にできるよう設計されていることが特徴です。医師や看護師が丁寧に指導するので、慣れるまでサポートを受けながら行えます。
Q.注射は痛くありませんか?
A. 注射の針は非常に細いため、個人差はありますが痛みはほとんど感じません。注射する部位(お腹・太ももなど)によっても異なりますが、多くの患者さんは軽いチクッとした感覚を感じる程度です。
Q.GLP-1を注射するタイミングを教えてください。
A. GLP-1は一日に一度、できるだけ決まった時間に注射することが一般的ですが、1週間に1回注射するタイプもあります。具体的なタイミングは使用する薬の種類に応じて異なるため、医師の指示を必ず守ってください。
GLP-1ダイエット後の体重維持
Q.GLP-1ダイエットをやめるとリバウンドしますか?
A.GLP-1ダイエットをやめると、体内のホルモンバランスが元に戻り食欲が増すことがあるため、リバウンドするリスクがあります。しかし、医師の指導のもと、適切な食事管理と運動により防ぐことが可能です。
さらに、定期的に医師のチェックを受け健康管理を行うことで、長期的な体重管理が期待できます。
リバウンドについてはこちらでも説明しています。
GLP-1ダイエットに興味がある方は、おおしま皮膚科へご相談ください
ここでは、GLP-1ダイエットについてよく寄せられるご質問を取り上げ、患者さまが不安に感じる点についてお答えしました。GLP-1ダイエットを成功させるためには、専門医の指導のもとで、継続的なサポートを受けることが重要です。ダイエットが上手くいかずお悩みの方は、渋谷駅前おおしま皮膚科までお気軽にご相談ください。
当院におけるGLP-1オンライン診療のご利用方法は、こちらをご確認ください。
●未承認医薬品等
リベルサス、オゼンピック、ビクトーザ、マンジャロは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。しかし、当院で行っている肥満治療目的の使用については、国内で承認されていません。