イソトレチノインの飲み合わせ|併用禁忌・注意が必要な薬やサプリ一覧を解説

イソトレチノインによるニキビ治療を始めた方・検討中の方の多くが心配されるのが、薬やサプリ、市販薬との飲み合わせです。「今飲んでいる薬と一緒に使って大丈夫?」「飲み合わせで重い副作用が出たらどうしよう」と不安で飲むことをためらっていませんか。

イソトレチノインはニキビに対して効果が期待できる一方、併用する薬によっては副作用のリスクが高まることがあるため、正しい知識を持つことが大切です。

この記事では、イソトレチノインの併用禁忌や注意が必要な薬、サプリ・市販薬・食品との飲み合わせまでわかりやすく整理して解説しています。

イソトレチノイン治療を行なっている方や飲み合わせが心配な方は、不安なく治療を続けるためにぜひこの記事を最後までお読みになり、参考にしてください。

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2024年度来院者数は、23万7,764人でした(注:2024年1月4日~2024年12月28日まで)。

目次

イソトレチノインとの飲み合わせが良くない薬・サプリ【一覧表】

イソトレチノインはビタミンA誘導体であり、特定の薬・サプリと併用することで副作用リスクが高まることがあります。特に問題となる副作用は以下の3つです。

  • 頭蓋内圧亢進(偽脳腫瘍)
  • 肝機能障害
  • ビタミンA過剰症

以下は代表的なイソトレチノインとの飲み合わせが良くない薬・サプリの一覧表です。[1]

区分成分・薬剤代表例注意点・リスクのポイント
併用禁忌テトラサイクリン系抗生物質ミノサイクリン、ドキシサイクリン など頭蓋内圧亢進(偽脳腫瘍)のリスクが高まるため併用不可。塗り薬は全身作用が少なく通常問題なし。
併用を避けるビタミンAおよび誘導体ビタミンAサプリ、レチノール、エトレチナート などビタミンA過剰症(頭痛・肝機能障害・皮膚の乾燥など)のリスク増。サプリも含め重複摂取に注意。
併用を避ける全身性ステロイド内服薬プレドニゾロンなどステロイド副作用(骨粗しょう症など)が増強する可能性あり。短期でも自己判断で併用しない。
併用に注意フェニトインフェニトイン骨軟化症のリスクが高まる可能性があり、添付文書でも注意喚起。
併用に注意経口避妊薬(ホルモン剤)ノルエチンドロン、エチニルエストラジオール配合薬など相互作用の可能性が否定できず、避妊効果低下の可能性も。

※実際の併用可否は既往歴や体調などによって異なるため、自己判断せず必ず医師へ相談してください。

イソトレチノインと併用禁忌/併用を避けるべき薬・サプリ

併用禁忌、あるいは併用を避けるべき薬・サプリは以下のとおりです。

テトラサイクリン系(ミノサイクリン・ドキシサイクリンなど)

イソトレチノインとテトラサイクリン系薬は、併用すると頭蓋内圧亢進(偽脳腫瘍)のリスクが高まるため併用禁忌とされています。なお、塗り薬の抗生物質は全身作用がほとんどないため基本的に問題ありません。[1]

ビタミンAやその誘導体(レチノール・エトレチナートなど)

イソトレチノイン自体がビタミンA誘導体であるため、重複摂取によってビタミンA過剰症(頭痛・肝機能障害・皮膚の乾燥など)を引き起こす可能性が高まります。薬だけでなく、ビタミンA配合のサプリメントも対象となるため注意しましょう。[1]

全身性ステロイド内服薬(プレドニゾロンなど内服のステロイド)

骨粗しょう症リスクなどの副作用が増強する可能性があるため、併用は控えます。[1]

アレルギーや喘息・じんましん治療などで短期間処方されるステロイドの飲み薬も例外ではありません。短期であっても安全とは限らないため「一時的な服用だから大丈夫」と自己判断せず、必ず医師に服用して良いか相談してください。

一方で、飲み薬ではなくステロイドの塗り薬や吸入剤、点鼻薬などは全身作用が少ないため問題ありませんが、念のため事前に医師に相談しておくと良いでしょう。 

イソトレチノインとの飲み合わせに注意すべき薬

併用が絶対にNGというわけではありませんが、特定の組み合わせによって副作用のリスクが高まる薬もあります。以下は、イソトレチノインとの飲み合わせに注意すべき代表的な薬です。該当する薬を使用している場合は、服用前に必ず医師へ相談してください。

フェニトイン

てんかん治療薬であるフェニトインは長期使用により骨軟化症を引き起こすことが知られており、イソトレチノインと併用することでリスクが高まる可能性があります。[1]

臨床試験で明確なデータがあるわけではありませんが、添付文書上も「注意すべき薬」とされています。

経口避妊薬(ノルエチンドロン・エチニルエストラジオール配合薬)

イソトレチノインと女性ホルモン製剤であるノルエチンドロンとの間に、臨床的に重要な相互作用は確認されていません。しかし、他の女性ホルモン製剤との相互作用は不明であることから、添付文書では併用に関して注意喚起されています。

避妊効果が低下する可能性も否定できないため、服用中の方は必ず医師に申告し、追加の避妊対策が必要か確認しておくと安心です。[1]

イソトレチノインと食品・市販薬・サプリとの飲み合わせ

ほとんどの食品や市販薬は、イソトレチノインとの飲み合わせに注意が必要なものはありません。ただし、どれが安全かは自己判断が難しいため、治療中に摂るものが変わる際は事前に医師へ相談することが大切です。

ここでは、イソトレチノインと食品・市販薬・サプリとの飲み合わせについて解説します。

アルコール・カフェインなどの食品

イソトレチノイン服用中でも、アルコールやカフェインを完全に避ける必要はありません。

添付文書にも禁止の記載はなく、適度な量であれば問題ないとされています。ただし、アルコールは肝臓で代謝されるため、飲みすぎると肝機能への負担が大きくなり、副作用のリスクが高まる可能性があります。健康面からも、適度な摂取を心がけましょう。

カフェインも同様に無理に避ける必要はなく、日常に摂取する範囲であれば問題ないでしょう。その他食品も、特別イソトレチノインとの飲み合わせが悪いものはありません。

風邪薬などの市販薬

市販薬については、基本的にイソトレチノインと飲み合わせに注意しなければいけない成分はありません。イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬や総合感冒薬(風邪薬)、鼻炎薬、塗り薬などは通常問題なく使用できます。

ただし、処方薬の中には注意が必要なものが含まれる場合があります。アレルギーや喘息、じんましん治療では、短期間の処方でもイソトレチノインと併用を避けた方が良いステロイドの飲み薬が使われることがあるためです。

「他院で薬をもらったけど大丈夫かな?」と不安なときは、自己判断で続けたり中断したりせず、飲んでいる薬の名前を必ず医師に伝えてください。

新しい薬を飲むときは、市販薬・処方薬に関わらず、事前に医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。 

ビタミンA以外のサプリ

ビタミンAおよびレチノールを含むサプリメントは併用してはいけませんが、それ以外のサプリは基本的に問題ないとされています。たとえば以下のようなサプリです。

  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • 亜鉛
  • 鉄分 など

ただし、サプリは複数成分が配合されていることが多く、ビタミンAが含まれている場合もあるため注意が必要です。新しく飲み始める前は、成分表示の確認と医師への報告を忘れないようにしましょう。

ニキビ治療やスキンケアとの併用・注意点

イソトレチノイン服用中の肌は乾燥しやすく刺激に敏感になります。レチノール・他のニキビ治療薬・美容施術・日焼け止めなど、併用するスキンケアによって反応が変わるため、取り入れ方には注意が必要です。

ここでは、イソトレチノインと他のニキビ治療・スキンケアとの注意点について解説します。

スキンケア用品レチノールとの併用

イソトレチノイン服用中は、皮膚が乾燥しやすく刺激に敏感な状態になります。そのため、レチノール配合の美容液やクリームを併用すると、赤み・乾燥・皮むけが強く出る可能性があります。[2]

ただし、絶対に使用してはいけないわけではなく、肌の状態に応じて慎重に使用することが可能です。使用量や頻度を調整することで対応できる場合もあるため、レチノールは使用する前に一度医師に相談してからスキンケアに取り入れましょう。 

他のニキビ治療薬との併用

ニキビ治療薬である過酸化ベンゾイル(ベピオなど)やクリンダマイシンの外用薬(ダラシンTゲルなど)は、イソトレチノインと併用することで乾燥や皮むけ、炎症などを悪化させる可能性があります。[2]

ただし、レチノールと同様に使うこと自体が禁止というわけではなく、肌の状態を見ながら使うことも可能です。

すでに他のニキビ治療薬を使用中の場合や併用を検討している場合は、自己判断で「勝手に続ける/一旦中断する」ではなく、医師に今後の使い方やタイミングについて相談しましょう。

肌の状態に合わせてスキンケアや外用治療を提案してもらえるため、負担を抑えながら治療を続けられます。 

ピーリング・美容施術との併用

イソトレチノイン服用中の肌は刺激に対して敏感になっているため、赤みや色素沈着が起こりやすい傾向があります。[2]

ケミカルピーリングやレーザー、光治療(IPL)などの施術を受ける場合は、必ず事前に医師へ相談してください。施術の種類や肌の状態などによって、施術を受けられるかどうかや注意すべき期間は変わります。

受けたい施術があるときは、希望を伝えたうえで、無理のない進め方を医師と相談しながら決めていきましょう。

保湿剤・日焼け止めの選び方

イソトレチノイン服用中は、肌バリアが低下しやすく乾燥が進むため、アルコールフリーや低刺激処方、高保湿のスキンケアアイテムを使うと良いでしょう。

また、紫外線は色素沈着や炎症を悪化させるため、SPF30以上の日焼け止めを日常的に使用すると安心です。ニキビの悪化を防ぐには、ノンコメドジェニック処方(毛穴を詰まらせない設計)を選ぶとより良いでしょう。[2]

保湿剤や日焼け止めの選び方に迷う場合は、肌の状態に合わせて適したアイテムが異なることもあるため、受診時に医師へ相談すると安心です。

イソトレチノインを安全に使用するためのポイント

イソトレチノインは高い効果が期待できる一方、副作用が出やすい薬でもあるため「正しく使うこと」がとても大切です。

オンライン診療でも医師の診察を受けながら進められるため、対面と同様に安全に服用できます。そのうえで、より安心して治療を続けるために、次の3つのポイントを意識しましょう。

医師の指示に従って服用する

症状が落ち着いてきたからと自己判断で中断したり、早く治したいからと服用量を増やしたりすることは避けましょう。

「併用禁忌の薬を飲むから一時的に止めておこう」といったことも、自己判断で行なってはいけません。

指示量どおりに継続することで効果が発揮され、副作用のリスクも抑えられます。気になる変化があれば、次の受診を待たずに相談してください。

自己判断で薬やサプリを飲まない

市販薬・処方薬・サプリメントの中には、イソトレチノインと飲み合わせに注意が必要なものがあります。

とくに複数の成分が入っている配合剤の場合、相互作用のある薬が含まれていることがあるため「一見大丈夫そうでも含有成分がNGだった」というケースも起こり得ます。

「これくらいなら大丈夫」「短期間だけだから」など自己判断は禁物です。新しい薬やサプリを始める前には、必ず医師または薬剤師に確認しましょう

必要に応じて血液検査を行なう

イソトレチノインは肝機能や脂質代謝に影響することがあるため、必要に応じて副作用を早期に把握する目的で血液検査を行ないます。検査によって体への影響を確認しながら服用量や継続可否を調整することで、より安全に治療を続けられるのです。

おおしま皮膚科では、半年以内に採血を受けていない方には治療前の血液検査を行なっています。さらに服用開始1カ月後にも再検査を行い、副作用の兆候がないか慎重に経過を確認しています。

オンライン診療の場合は、自宅で利用できる採血キットを使用して血液検査を受けることが可能です。オンラインであれば、通院が難しい方でも安心して治療を継続いただけます。

イソトレチノインの効果と向いている方

イソトレチノインは、他の治療で改善しにくいニキビにも高い効果が期待できる治療です。なぜ効果が高いのか、どのような肌悩みに適しているのかを知っておくことで、自分に合った治療かどうか判断しやすくなります。

イソトレチノインの効果

ニキビの原因となる「皮脂」「毛穴詰まり」「炎症」の3つの要素に作用する薬です。

皮脂量の改善

皮脂腺の縮小・抑制により皮脂の分泌量が減少します。皮脂が減ることでニキビのもととなるアクネ菌の栄養源も減り、脂性肌の改善・ニキビの発生抑制・毛穴の開きや黒ずみの予防にもつながります。

毛穴詰まりの改善(角化異常の抑制)

毛穴の出口で起こる角質の異常(角化異常)を抑えることで、毛穴の閉塞が防がれ、皮脂がスムーズに排出されます。その結果、コメド(白ニキビ・黒ニキビ)の形成予防につながります。

炎症を抑える作用

炎症物質の抑制や免疫系の調整により、赤ニキビや膿を伴うニキビを落ち積ませます。ニキビ跡の赤み軽減にも期待できます。

イソトレチノインは、複数の原因に働きかけられるからこそ、高い治療効果が期待できるのです。

イソトレチノインが向いている方

次のような方に向いている治療とされています。

  • 重度のニキビで悩んでいる方
  • 他のニキビ治療では改善が乏しかった方
  • 皮脂分泌が過剰で、繰り返しニキビができてしまう方
  • 早期に根本改善をめざしたい方
  • ニキビ跡・赤みを残さず治療したい方

一方、妊娠中・授乳中の方や妊娠を希望している方など、使用できないケースもあります。事前に医師とよく相談のうえ、治療を開始しましょう。

イソトレチノインによる副作用や注意点

イソトレチノインには、めったにみられないが注意すべき重篤な副作用と、知っていれば予防できるよくみられる副作用があります。

ここではイソトレチノインの副作用について、重篤な副作用と、よくみられる副作用に分けて紹介します。

重篤な副作用

めったにみられませんが、重篤な副作用は以下のとおりです。

イソトレチノインでみられる可能性のある重篤な副作用[1][2]

妊婦への影響胎児の奇形、流産、死産、早産
精神症状うつ、幻覚、幻聴、自傷行為、自殺企図など
消化器症状急性膵炎、肝機能障害、炎症性腸疾患など
内分泌・代謝脂質異常、血糖値の異常など
皮膚症状スティーブンスジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症

イソトレチノインは、妊娠の可能性がある方・希望する方は服用期間中、前後1カ月は絶対に妊娠しないこと、とされています。短期間の服用や少量であっても危険性は変わらないため、服用期間中および服用終了後も一定期間は必ず避妊が必要です。女性だけでなく、男性も注意が必要です。[3]

  • 女性:服用期間中および最終服用日から6カ月間は絶対に妊娠しないこと
  • 男性:服用期間中および最終服用日から1カ月間は避妊を徹底すること

また、服用期間中および服用終了後6カ月間は献血も禁止されています。献血された血液が妊婦に使用された場合、胎児に影響が及ぶ恐れがあるためです。

注意したい症状として、急に起こる激しい腹痛や背中の痛みは「急性膵炎」の可能性もあります。ほかに、気分の落ち込みがひどい場合や皮膚にただれがみられる場合は、注意したい重篤な副作用症状の可能性があります。すぐに中止してすぐ医療機関を受診してください。

おおしま皮膚科では、イソトレチノインを服用する前、服用後1カ月に必ず血液検査を実施し、肝機能や脂質異常などの副作用を早期発見ができるようにしています。

イソトレチノインの影響により、体調悪化の危険性が高いと医師が判断した場合には処方を中止することもあります。

よくみられる副作用

イソトレチノインでよくみられる副作用は、唇の乾燥です。これは一般的な症状であり、服用量が多いほど起こりやすくなると言われています。

そのほか、鼻の粘膜の乾燥や日光過敏症(紫外線に敏感になる症状)がみられることもあります。これらの副作用の多くは軽度であり、一時的なものです。服用を中止すると改善する、可逆的な副作用とされています。

乾燥対策としてこまめに保湿剤を使うと良いでしょう。特に唇や鼻の周りは乾燥しやすいため、リップクリームや保湿クリームを活用してください。[2]

当院のイソトレチノイン治療の特徴と治療の流れ

当院におけるイソトレチノイン治療の特徴と、対面・オンライン診療の流れについて紹介します。

当院のイソトレチノイン治療の特徴

当院では、オンライン診療・直接のご来院、どちらの場合でもイソトレチノインの処方を行なっております。

治療では、開始前と開始1カ月後に血液検査を行ない、副作用の有無や血液検査から体調の変化がないか確認します。

血液検査の結果からイソトレチノインの影響が疑われる場合は、医師が治療を中止する可能性があります。当院では、患者さまの体調を考慮し、血液検査の結果を確認しながら慎重に継続について判断しています。

治療の流れ

以下はおおしま皮膚科における、対面診療でのイソトレチノイン治療の流れです。

  1. 医師による診察と事前の血液検査
    イソトレチノインが使用できるかどうか、医師による診察にて確認します。副作用症状が出たときにすぐ対処できるよう、事前に血液検査を行ないます。
  2. 服用開始
    患者さまの体重や肌の状態に応じて、その方に適切な量と期間を決定します。
  3. 開始1カ月後の血液検査・経過の確認
    開始1カ月後にも血液検査を行い、服用前の結果と比較して副作用が出ていないかを確認します。イソトレチノインの影響が考えられる場合は、医師判断により、治療を中止することもあります。
  4. 症状の改善がみられたら終了
    症状の改善がみられた場合、治療は終了します。

オンライン診療の流れ

おおしま皮膚科でのイソトレチノインのオンライン診療の流れは以下のとおりです。

  1. お申込み
    申し込みフォームに必要事項を入力してお申込みください。現在より2週間後までが予約可能です。
    お申込みの方はこちらから
    渋谷駅前おおしま皮膚科 – 特定の自費診療オンライン診療申し込みフォーム
  2. 当日ご予約の日時になりましたら、お申し込みいただいた電話番号宛てにご連絡を差し上げます。
  3. オンライン診療
    お電話口でオンライン診療を行ないます。現在の症状などについてお伺いいたします。
  4. 薬の郵送
    お申し込みいただいた住所宛てに、最短で即日発送にて当院からお薬を発送します。
    お支払い方法は、事前「クレジットカード払い」もしくは「商品受け取り時に現金払い」かお選びいただけます。

※システム使用料や専用アプリケーションのインストールは不要です。

※電話回線混雑を避けるため、当院の固定電話以外の携帯電話からお電話をすることもございます。

※イソトレチノインは自費診療となりますが、ご本人確認のため保険証画像等のご提示をお願いしております。

治療期間

イソトレチノインの一般的な治療期間は以下のとおりです。

期間1クール:約6カ月(個人によって異なる)
飲み方1日1〜2回(毎日)必ず食後に飲むこと
1日の服用量10〜20mg(個人によって異なる)
採血服用開始前、開始1カ月後に実施し、副作用の有無を調べる
注意点飲み忘れた場合でも一度に2回分飲まない
治療の流れ医師による診察事前の血液検査検査結果に問題なければ服用開始服用開始1カ月後に血液検査副作用の有無など経過の確認症状の改善がみられたら終了

上記は一例です。服用量や服用期間には個人差があるため、詳しくは診察時にご確認ください。

費用について

イソトレチノインの費用と服用回数は以下のとおりです。イソトレチノインによる治療は、保険適用のない自由診療です。通常1日1〜2回の服用ですが、適切な用量や飲む回数は人によって異なります。

アクネトレント

10mg(30錠・30日分)7,500円(税込8,250円)
20mg(30錠・30日分12,000円(税込13,200円)

イソトレチノイン治療・飲み合わせに関するよくある質問

イソトレチノイン治療や、飲み合わせに関するよくある質問について回答します。

イソトレチノインの服用中に注意することは?

服用中は、肌が乾燥しやすく紫外線の刺激にも敏感になります。

日焼け止め・保湿剤によるスキンケアを継続し、レチノール配合の化粧品や刺激の強いピーリング・美容施術は、医師に相談のうえ使用・実施するようにしましょう。[2]

また、市販薬・処方薬・サプリメントの中には飲み合わせに注意が必要なものもあるため、自己判断での併用は避け、服用前に医師へ報告することが大切です。

イソトレチノインの禁忌は?

併用してはいけない薬や避けるべき成分があります。[1]

  • テトラサイクリン系抗生物質(ミノサイクリン・ドキシサイクリンなど)
  • ビタミンA・誘導体(レチノール・エトレチナートなど)
  • ステロイドの飲み薬(プレドニゾロンなど)

短期間のステロイドでも自己判断で併用せず、必ず医師に確認してください。なお、塗り薬や吸入剤などの局所ステロイドは基本的に問題ありません。

また、妊娠中・授乳中・妊娠を希望している方は服用できず、服用中および終了後も一定期間の避妊が必要です。

イソトレチノインの正しい飲み方は?

1日1〜2回、必ず食後に服用します。量を増やす・減らす・自己判断で中断するなどの独自調整は、副作用や効果低下につながるため避けましょう。

服用中に心配な症状があれば、早めに医師へ相談することが安全です。

ニキビでお悩みなら渋谷駅前おおしま皮膚科へ相談を

イソトレチノインには、一緒に飲んではいけない禁忌の薬だけでなく、注意したい飲み合わせもあります。また、薬との飲み合わせだけではなく、サプリメントや日常でのスキンケアにも注意が必要です。

一方で、イソトレチノインは適切に管理すれば繰り返すニキビに高い効果が期待できる薬です。

渋谷駅前おおしま皮膚科では、処方薬やサプリ、市販薬との飲み合わせまで丁寧に確認しながら、お一人おひとりに合った治療プランをご提案します。オンライン診療も行なっているため、遠方の方でも相談可能です。

ニキビがなかなか良くならず悩んでいる方や、イソトレチノインを検討しているけどサプリや他の薬との飲み合わせが心配な方は、ぜひ一度お気軽に渋谷駅前おおしま皮膚科までご相談ください。

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イソトレチノインについて

未承認医薬品等日本国内では未承認医薬品に該当
入手経路等当院医師の判断のもとPRSS社より購入しています。個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はリスクが潜む個人輸入をご確認ください。イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらのページをご確認ください。
国内の承認医薬品等の有無なし
諸外国における安全性等に係る情報服用期間中とその前後1カ月間に性行為をする場合は、必ず避妊を行ってください。服用期間中とその後1カ月間は妊娠、授乳、献血をしないでください。※妊娠女性への輸血により、胎児にイソトレチノインの影響が生じるおそれがあります。イソトレチノインを、他の人と共用しないでください。

参考

[1]Label: ISOTRETINOIN capsule

[2]Isotretinoin: The truth about safety, side effects, and skin care

[3]アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について |厚生労働省