当院では、Qスイッチルビーレーザーやピコレーザーによるしみ(自費診療)・あざ(保険適応)の治療を積極的に行っています。
黒・茶の色素に対する高い選択性を利用し、しみ・あざの元でもあるメラニン色素を一瞬のうちに破壊、蒸発させて治療する最新の医療器具です。
しみであれば、個人差もありますが、だいたい1~2回に治療で消失します。
(照射後の皮膚のケアが重要になってきます)
生まれつきのあざなどは、複数回の治療が必要になりますが、太田母斑(青アザ)・扁平母斑(茶アザ)・異所性蒙古斑(青アザ)、外傷性異物刺入(ケガによる刺青)は保険が適応出来ます。
残念ながら保険のしくみを理解していないためか、他院で保険診療で治療できる後天性真皮メラノサイトーシス(青アザの一種)に保険適応であることをお伝えせずにレーザー治療をしているクリニック、後天性真皮メラノサイトーシスと診断せずに延々とIPL(フォトフェイシャル等の光治療)を施行しているクリニック等ありますが、当院は保険診療で可能な治療はまずは保険診療で行っております。
先天性真皮メラノーシス(青アザ)は0歳時での早期の治療開始により、完全に、短期間で、少ない治療回数で、合併症無く治療できます。全身麻酔や入院も不要です。
後天性真皮メラノーシスはQスイッチレーザーで日常生活に差し支えのない方法で用いることにより治療可能です。
Qスイッチルビーレーザーとは正常な皮膚や血管にはダメージを与えず、メラニンなどの黒い色素のみに反応する性質があります。瞬間的に強いエネルギーで照射し、色素のみを選択的に破壊します。組織を蒸散する炭酸ガスレーザーとことなり、傷あとを残す心配がほとんどありません。
Q | どんなものに効きますか? |
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A |
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Q | 組織検査は必要ですか? |
A |
あざ治療は、仕上がりをきれいにというのが基本です。 できれば傷はつけたくありません。視診で診断が付くものについては基本的には行いませんが、希望する方はお申し出下さい。また、悪性を少しでも疑う場合はかならずダーモスコピー検査を施行し、レーザー照射前に生検を行います。 |
Q | 写真撮影は必要ですか? |
A |
必要です。特に、太田母班などの場合には何回かの照射が必要ですし、一時的に濃くなることもありますので、治療中の経過と今後の治療方針を確認するために、必要です。 |
Q | 麻酔はしますか? |
A |
基本的には麻酔は不要で、照射時の痛みの軽減のために照射前に局所の氷冷を行う程度で問題ないことが多いです。 ただし、痛みによわいかたは当院では麻酔テープ(ペンレス)や、塗る麻酔(EMLA)も準備しております。 麻酔の注射は、乳幼児以外は普通は使いませんが、我慢できない方はお申し出下さい。 |
Q | どのようなシミに効果がでますか? |
A |
Qスイッチルビーレーザーが有効なシミとは顔面の殆どのシミが適応となります。 ただし、肝斑にはレーザーを照射するとかえって濃くなることもありますので、レーザーは使えません。 肝斑の場合はトレチノインやピーリング、また他のレーザートーニングが適応となります。 また、そばかすや老人性シミと肝斑が重なっている場合は、レーザーを行うべきかどうかをためし打ちなどをしながら十分検討しなければなりません。 扁平母斑の場合は、薄くなる場合とかえって濃くなる場合、あまり変わらない場合など多様な結果となります。 また、再発しやすいことでも知られています。扁平母斑の場合もためし打ちを行うほうが無難です。 体のシミも取れます。しかし、胸・背ではうまく取れても、下半身・手・腕や下肢のシミは取れにくい傾向にあります。体の場合も念のためにためし打ちをするほうが無難といえます。 |
Q | レーザー後はどのような経過をたどりますか? |
A |
しみの種類によっても異なりますが、術後は密封療法を励行しております。当院で術後テープを貼付します。 お化粧はテープの上から可能です。一週間後にはテープをはがし、普通のお手入れとなります。 ただし、それ以降も日焼け止めの塗布だけは継続してください。 |
Q | 副作用、合併症当のリスクはありますか? |
A |
Qスイッチルビーレーザーは、皮膚のメラニン色素を破壊するレーザーです。このとき黒い色に反応して熱を生じ、軽いやけど状態になります。 このやけど反応が肌にどのように影響するかで、副作用が異なってきます。 ごくわずかな反応の場合、色素沈着などの後遺症は生じません。 しかし、肝斑が混在している場合や、アフターケアが不適切な場合、ほんのわずかなやけど反応でも色素沈着を生ずることがありますので、十分に気をつけなければいけません。 やけど状態がゆき過ぎると色素沈着や色素脱失、瘢痕などの副作用が生じます。 色素沈着のみの場合は、殆どの場合、元に戻りますが、色素脱失、瘢痕は元に戻りません。 逆に弱い出力で照射すれば瘢痕は残りませんが、あまり弱く照射しすぎるとメラニン色素が全く破壊されず、シミは取れません。 このような副作用を起こさず、また効果がしっかりでるように皮膚科専門医・指導医が患者様の肌質にあわせて十分に気をつけて出力を調節し照射を行います。 |
Q | どのくらいの頻度で照射をしますか? |
A |
色素沈着が生じなければ、照射間隔は1、2ヶ月で行います。 保険適応疾患の患者様は3ヶ月間隔でレーザー照射を行っております。 |
Q | 太田母斑、異所性蒙古斑は早いうちに治療をしたほうがよいですか? |
A |
太田母斑はもちろん、異所性蒙古斑も自然消退するかどうかを待つことなく、0歳児のうちに治療を開始することを当院は推奨しております。 ○早期治療の利点ss
以上の理由でメリットがデメリットを上回っていると思われます。 |
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