シナール・トラネキサム酸の内服治療 - 渋谷駅前おおしま皮膚科

シナール・トラネキサム酸の内服治療

シナール・トラネキサム酸とは?

主にシミや肝斑の治療時に処方する自費の内服薬です。

シミの内服療法には、肌の状態を整えシミを薄くしてくれるシナールと、シミを作るのを抑えてくれるトラネキサム酸の両方を一緒に内服することが推奨されています。

即効性はありませんが2~3ヵ月以上内服することで効果が実感でき、内服を続けることでシミ予防や美白効果にもつながります。

シナールとは?

シナール

シナールはいわゆるビタミンCです。市販のビタミンCとの違いは、シナールはビタミンCの働きを助けてくれるパントテン酸が配合されているのが特徴です。

ビタミンCの肌の効果は、抗酸化作用、メラニン生成抑制、シミや色素沈着を薄くする、毛穴改善効果など多岐にわたります。

シナールの副作用は?

代謝、排泄が早いため多く内服しても過剰反応が起こりにくいビタミン剤です。

体質によってはお腹がゆるくなってしまう方もいるので、その際は医師にご相談ください。

トラネキサム酸とは?

トラネキサム酸

元々は止血剤のお薬ですが、近年肝斑のシミや黒ずみなどの肌の症状、美白効果があると厚労省が認めシミ治療にも処方するようになりました。

シミは肌細胞の中のメラノサイトでメラニンが大量に作られてたまってしまう状態のことをいいますが、トラネキサム酸はメラノサイトの活性化を促すプロスミンの働きをブロックする効果があります。

トラネキサム酸の内服治療では肝斑が有名ですが、これまでビタミンCの内服や従来のレーザー治療では消すことができなかったシミの種類にも効果があるということです。

トラネキサム酸の副作用

基本的には副作用が少ない薬とされていますが、稀に食欲不振や吐き気を一時的に起こす方もいます。

そのような症状が出たときは一度内服を中止し医師にご相談ください。

また止血用に用いられていた薬であるため、血栓症などで血栓ができやすい方は内服を控えていただいています。

トラネキサム酸の服用に注意が必要な方

  • トロンビンによる止血の処置を受けている方
  • 脳梗塞や心筋梗塞など、血栓が現れる恐れのある方
  • 血液凝固障害がある方
  • 手術後で寝た状態での安静が必要な方や止血処置を受けている方

当院での処方の仕方・内服方法

初診の方はまず来院し医師による診察が必要となります。

シミ、肝斑治療では、シナールとトラネキサム酸は保険外です。

当院ではシナール配合顆粒とヘキサトロンカプセル250㎎のセットで2週間分と4週間分を用意しているためご希望をお伝えください。

内服方法は1日2回、朝・夕食後に2包2カプセルずつ内服します。

再診で薬希望の方は受付でお申し付けいただければ診察に入らなくても処方可能です。

※薬による質問がある場合は診察に入って医師にご相談ください。

シナール・トラネキサム酸のQ&A

Q 毎日飲み続けていても大丈夫ですか?
A 基本的には問題ありません。内服を持続することによりシミ予防や美白効果にもつながります。
Q 他にも内服してる薬があるけど併用して大丈夫ですか?
A

基本的にシナールは他のお薬との飲み合わせに問題ありません。

ただしトラネキサム酸は止血成分が入っているため、血液を固める薬を飲んでいる方は内服できません。

トロンビンという血を固める成分を使って治療されている場合はトラネキサム酸は併用禁忌です。

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