プラセンタ療法とは、胎盤より抽出された有効成分を内服や注射、または皮膚に塗布する治療法です。
当院では、その方の目的に応じて、プラセンタ治療薬を、皮下注射、静脈注射、点滴、内服などの方法で投与し治療を行っております。
病状や目的、通院回数によっても投与方法は変わりますので、診察させて頂いた上で治療方法をご本人と相談の上ご提案しております。
Q | プラセンタって何? |
---|---|
A |
プラセンタとは胎盤のことです。 胎盤は、1個の受精卵からおよそ10ヶ月で60兆個まで細胞を増殖させ、胎児細胞が増殖する過程で、様々な細胞増殖因子やサイトカインを合成し分泌しています。 その他、胎盤の中には、様々な有効成分、栄養成分、活性物質が含まれています。 |
Q | 胎盤の中に含まれている有効成分は? |
A |
具体的には、胎盤の中には、下記のような有効成分が含まれていることが分かっています。 タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、様々な酵素、各種成長因子(肝細胞増殖因子、神経細胞増殖因子、上皮細胞増殖因子、線維芽細胞増殖因子、コロニー形成刺激因子、インシュリン様成長因子、インターロイキンなど) 医薬品としてのプラセンタ注射液にはメルスモン製薬(株)から出ている「メルスモン」(1956年10月販売開始)と(株)日本生物製剤から出ている「ラエンネック」(1974年7月販売開始)の2種類がありますが、含まれている成分は同一ではありません。いずれもヒトの胎盤を原料としていますが製造工程に違いがあるために、最終的な組成にも違いが出てきています。 当院で使用しているプラセンタ治療薬のラエンネック注射薬 メルスモン注射薬について詳しく述べさせていただきます。 メルスモンの有効成分で確認されているのは、核酸関連成分(ウラシル、アデニン、グアニン、チミン、シトシン)アミノ酸(リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、グルタミン酸、グリシン、バリン、セリン、チロシン、フェニルアラニン、スレオニン、アルギニン、プロリン、シスチン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン)ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄)その他(キサンチン)と記載されています。 なお添加物としてベンジルアルコールが含まれています。 ラエンネックの有効成分は、諸種のサイトカイン、アミノ酸、ペプチド、核酸塩基、糖質等の水溶性成分と記載されています。なお添加物としてペプシン、乳糖、pH調整剤が含まれています。 |
Q | プラセンタ療法はどのような効果がありますか? |
A |
更年期障害や、肝障害の症状に効果があるのはもちろんのこと、その他に、疲れ、不眠、肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、シミ、くすみ、肌荒れ、皮膚乾燥症、冷え性、しもやけ、自律神経失調症、月経困難症、生理不順、アレルギー疾患(アトピー、喘息、リウマチなど)、膠原病、脳卒中後の神経麻痺、肝機能障害、胃十二指腸潰瘍、免疫強化作用(風邪をひきにくくなる)等があげられます。 |
Q | 何か病気が感染することはないのですか? |
A |
プラセンタ注射で病原菌が感染した報告はありません。ラエンネックは3種類の滅菌処理後、高圧滅菌処理を施しています。メルスモンは、酸を用いての加水分解と高熱による滅菌工程を用いています。 ヤコブ病の原因タンパク質は胎盤には存在しません。ただ未知の病原菌に関してはその限りではありません。 |
Q | プラセンタ注射は痛いですか? |
A |
注射をするときにちくっとした痛みがありますが、希望により当院では貼る麻酔テープをお渡ししております。 注射する場所に1時間前に貼っておいてください。 |
Q | どれくらい通えば良いですか? |
A |
週1回程度の通院です。 体調、ご都合にあわせて内服治療等に切り替えていただくことも可能です。 |
Q | プラセンタ注射を行うと輸血はできますか? |
A | 現時点ではプラセンタ注射を行っている方は輸血をしばらく控えるように指導されております。 |
ラエンネック | 肝組織の修復、細胞機能の活性化 肝細胞の脂肪変性の改善 |
メルスモン | 更年期障害による諸症状の改善 (のぼせ・冷え・不眠・イライラ感・頭痛・疲労・肩こり・腰痛など)乳汁分泌不全 |
<<< | 2024年12月 | >>> | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 | ||||
営業日 | 休診日 |
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町25-18
NT渋谷ビル3F
TEL 03-3770-3388
FAX 03-3770-3385