当クリニックでは、患者様の健全な生活と健康のためゼオミンを使用しています。
ゼオミン、A型ボツリヌス菌毒素製剤です。
ボツリヌス毒素は、ボツリヌス菌の産生する毒素蛋白であり食中毒の原因物質として良く知られています。
その筋弛緩作用を利用してシワ改善などの美容治療を行っています。
ボツリヌス菌毒素製剤には複数の製剤があり、大きくはA型とB型に分類されます。
A型ボツリヌス菌毒素製剤 | 製造国 | B型ボツリヌス菌毒素製剤 | 製造国 |
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ボトックス(Botox) | アメリカ | ナーブロック | 日本 |
ゼオミン(Xeomin) | ドイツ | ||
ディスポート(Dysport) | イギリス | ||
ボツラックス(Botulax) | 韓国 | ||
コアトックス(Coretox) | 韓国 |
A型ボツリヌス菌毒素製剤の中でもあえてゼオミンを選んで使っている理由は、「複合タンパクの少なさ」にあります。
それぞれの製剤に含まれています複合タンパクは、繰り返し使用することで「中和抗体」を産生するという問題があります。
中和抗体は、ボツリヌス毒素でのシワ治療を30歳から始め年3回10~20単位の治療を65歳まで続けると抗体ができるとされています。
抗体のできる投与量は個人差もありますが、累積投与量で2,000~4,000単位とされています。
若年層からボツリヌス菌毒素製剤での治療を続けている方は、年齢とともに抗体リスクが高まるということです。
当クリニックでは、患者様の万が一を考えてゼオミンを使用しています。
ゼオミンの抗体産生リスクが低くいのは、他社製品よりも不要なタンパク質(複合タンパク)を排除したピュアトキシンであるからです。
これは、ドイツのMerz社(メルツ)が可能にした特許技術です。
ボツリヌス菌毒素製剤による治療を継続的に受けたい人は、ゼオミンがお勧めです。
抗体は、体外から細菌や有害物質、毒物などが体に侵入したとき、それが働かなくする私たちのカラダに備わった自己防御機構です。
そのために、カラダには自己と他己(非自己)を識別する機構があります。これを免疫といいます。
自己を識別するために細胞のそれぞれには自己を示す標識がついているのです。
その標識があるために、自己と他己(非自己)を識別して、他己つまり自分でないものを異物として認知して攻撃、無毒化することができます。
その標識が抗原と言われているものです。
自分でない、つまり細菌やウイルスなどの抗原を認知すると、その抗原に対して抗体が働き細菌が働かないようにしたり、消化したりする仕組みです。
たとえば、この抗体が破傷風のような菌が作った毒素を無毒化するという意味で、中和抗体と言っています。
ボツリヌス毒素はボツリヌス菌の産生する毒素蛋白であり食中毒の原因物質として良く知られています。
その筋弛緩作用を利用して顔面、頚部などの不随意運動や筋緊張を緩和する治療法がボツリヌス毒素治療で、
片側顔面けいれん、眼瞼けいれん、痙性斜頚、心筋梗塞、脳梗塞後遺症、上肢痙縮、下肢痙縮、脳性小児麻痺患者の下肢痙縮に伴う下肢尖足など危篤な疾患を緩和させることが主な使用目的です。
抗体は、一度作られてしまうと同じ毒素では効かなくなってしまうため、自分が生きていくために本当に必要になったときに「A型ボツリヌス菌毒素製剤」が使えないという事態に陥ってしまいます。
眉間:4~6単位
目じり:片側6~9単位
額:4~9単位
小顔(エラ):片側10~30単位
バニーライン:4~6単位
多汗症:片側50単位
ふくらはぎ:片足50単位
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