出典 日本皮膚科学会:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q10.html
稗粒腫とは、皮膚の表面近くにできる直径1〜2mm程度の白色または肌色の小さな粒状の良性のできものです。主に目の周りや頬など、顔に多く見られますが、体の他の部位にできることもあります。
皮膚の中に角質や皮脂などが袋状にたまった状態であり、見た目は白ニキビに似ていますが、炎症はなく、通常痛みやかゆみを伴いません。特に美容上の悩みとして相談されることが多い皮膚疾患の一つです。
稗粒腫は、皮膚の角質が毛穴の出口でうまく排出されず、皮膚内にとどまってしまうことが原因で発生します。角質が皮膚内で袋状にたまり、皮膚の表面に小さな粒として現れます。
皮膚のターンオーバーが乱れている場合にもできやすくなることがあり、皮膚の代謝や環境の影響も関係していると考えられています。
新生児や乳児にもできることがあり、多くの場合、自然に消失します。
また、乾燥肌や紫外線によるダメージ、加齢による皮膚の変化も関係すると言われています。メイクや洗顔料の刺激が原因になることもあり、日常的なスキンケアの影響も無視できません。
現在のところ、稗粒腫を確実に除去できる外用薬はありません。皮膚のターンオーバーを促進させる外用薬を、予防的に使用されることがありますが、既存の稗粒腫に対する効果は限定的です。
注射針で表面をわずかに切開したうえで内容物を押し出す、短時間で確実に除去できる方法です。医療機関で清潔な環境下で行うため、感染や色素沈着のリスクも低く抑えられます。
新生児や一部の稗粒腫は、数週間から数ヶ月で自然に吸収されて消失することがあります。成人の場合は半年から1年くらいかけて自然治癒することが多いです。
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