円形脱毛症に関しましては、別のカテゴリーで当院で行っている治療をまとめておりますので、ここではそれ以外の脱毛症、薄毛に対する当院での治療について記載します。
なお、年齢に伴う病的ではない薄毛は保険外の治療となりますが、その他の薄毛は保険適応で治療が可能な場合もあります。ただし多くが基礎疾患の治療となります。
当院では薄毛の治療を得意としており、院長である私自身も男性型脱毛の予防薬といえるプロペシアは2005年12月に発売されてから毎日内服しております。
大部分の薄毛(脱毛症)は,美容的および精神的な理由で問題になりますが,脱毛症がときに重要な全身疾患の初発のこともあり、注意が必要です。
一般的な脱毛と年齢的な脱毛では原因が異なります。
外来でよく経験する一過性の脱毛の原因としては、出産、心理的・身体的な様々なストレス、薬剤、内分泌異常、急性熱性疾患などが引き金となります。
本来ならば数年間続くべき成長期の毛髪が急に全体的に休止期に移行して発症します。多くがこれらのイベントがあってから2~3ヶ月後に頭部全体にびまん性の脱毛がみられます。
これらの誘因が取り除かれれば、何もしなくても数ヶ月後には自然に軽快しますので特に上記の場合は治療は必要としません。
病的な脱毛に関しては鑑別となる、膠原病、甲状腺疾患、梅毒、亜鉛不足、貧血Etcに関しましては保険の採血でもある程度鑑別が可能で当院では原因を調べる必要があると判断した場合は採血を行っております。
また原因がわかった場合は保険で治療もしくは膠原病や甲状腺疾患の場合は然るべき総合病院に紹介をさせていただいております。
(なお婦人科の内分泌疾患でも脱毛をきたすことがありますが、そちらに関しましては餅は餅屋で婦人科受診をお願いいたします。)
髪の毛には毛周期というものがあり、毛周期を大きく3つに分けると「成長期」「退行期」「休止期」があります。
毛周期のサイクルは一般的には一生涯で合計60サイクルの毛周期があり、1周期が2~6年といわれています。
単純に計算すると、最短でも120年生え続けることになります。では、なぜ男性型脱毛がおこるのでしょうか?
成長期に男性ホルモン(テストステロン)が発生することで、髭や毛髪を濃くします。
ですが、テストステロンは原因不明のⅡ型5αリダクターゼという酵素の働きにより、ジヒドロテストステロン(DHT)というより強い作用をもつ男性ホルモンに変換されます。
このジヒドロテストステロンは(DHT)毛周期を早める作用があり、毛周期が早まることで十分に髪の毛が成長しきれず薄く細く短い毛が生えるようになります。
女性性ホルモンは毛髪を育てる作用があります。ですが、加齢にともない女性ホルモンが減少し男性ホルモンの影響が強く働き脱毛しやすくなります。
他にも女性ホルモンが減少する原因として、過度なダイエット、ストレス、生活習慣の乱れなどが考えられます。
薄毛といっても様々な原因があり、それにより治療が異なります。
年齢に伴う薄毛に関しましては保険外診療となります。
テストステロンからDHTを変換させるのに必要なⅡ型5α-還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制します。
DHTの生成を抑制することで、毛周期を正常なサイクルに戻す効果があります。
【副作用】性欲減退、女性化乳房、肝機能障害
【注意事項】妊娠中・授乳中の女性は触れないようにする、内服中止して1ヵ月は輸血できない
テストステロンからDHTを変換させるのに必要なⅠ型とⅡ型5α-還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制します。
DHTの生成を抑制することで、毛周期を正常なサイクルに戻す効果があります。
【 副作用 】性欲減退
【 注意事項 】妊娠中・授乳中の女性は触れないようにする、内服中止して6ヵ月は輸血できない
発毛を促す作用がはいっている内服薬です。髪の毛だけでなく全身の毛を多毛にする効果があります。
飲み始めに初期脱毛がおきることがありますが、新しい髪の毛が生える準備をしてるだけなので心配いりません。
もともとはアメリカで、血管拡張作用がある降圧剤の飲み薬として開発されたもので、患者さんが多毛になったことから脱毛症に使用されるようになりました。
【副作用】全身の多毛、低血圧、反射性高血圧、腎性全身線維症、高カリウム血症、多臓器不全等
髪の成長に必要な「ケラチン」「パントテン酸カルシウム」「シスチン」「ビタミンB」といった成分が配合されています。
健康な髪をつくって毛根を活性化させる働きがあり、副作用があまりないとされサプリメント感覚で内服できます。
発毛を促す作用がはいっている内服薬です。髪の毛だけでなく全身の毛を多毛にする効果があります。
飲み始めに初期脱毛がおきることがありますが、新しい髪の毛が生える準備をしてるだけなので心配いりません。
もともとはアメリカで、血管拡張作用がある降圧剤の飲み薬として開発されたもので、患者さんが多毛になったことから脱毛症に使用されるようになりました。
【副作用】全身の多毛、低血圧、反射性高血圧、腎性全身線維症、高カリウム血症、多臓器不全等
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