フォシーガ(成分名:ダパグリフロジン)は、SGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)阻害薬に分類される飲み薬です。糖尿病や慢性心不全、慢性腎臓病の治療薬として広く使われていますが、医療ダイエット薬としては保険適用がないため、自由診療となります。
フォシーガは尿中に糖を排出を促進することによって、体重減少効果が期待できます。1日1回の内服で使用でき、無理なく続けやすいダイエットの選択肢として注目されている薬です。[1]
フォシーガ(成分名:ダパグリフロジン)は、SGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)を選択的に阻害する薬です。SGLT2は腎臓の尿細管と呼ばれる部位に多く分布しており、血液からいったん尿中に排出されたブドウ糖を、再び血液中に戻す役割を担っています。これは、体にとって重要なエネルギー源を無駄なく再利用するためです。
しかし糖が再び体内に取り込まれることで、エネルギー摂取が過剰になると体重増に繋がります。フォシーガを服用すると、SGLT2をブロックすることでブドウ糖は体内に再吸収されず、そのまま尿と一緒に排出されます。体内に取り込まれる糖の量が自然に減るため、余分なカロリーを蓄積しにくくなることがフォシーガの特徴です。
さらにフォシーガはSGLT2に対してSGLT1の約1,400倍の選択性を持ち、小腸に多く存在するSGLT1への作用が少ないため、胃腸障害などの副作用リスクも抑えられます。インスリン分泌を直接促す薬ではないため、低血糖のリスクが比較的少ないのも特徴です。
フォシーガは「尿から余分な糖を排出する」という体に負担の少ない仕組みで、自然に摂取カロリーを減らし、ダイエットや代謝改善をサポートするSGLT2阻害薬です。[1]
フォシーガには下記のダイエット効果があるとされています。
またここでは、効果を実感できるまでの期間について解説します。
フォシーガは腎臓に作用し、本来であれば体内に再吸収される糖分を尿として排出させます。これにより、糖1gあたり約4kcalが体外へ出ていくため、1日あたり約85gの糖が尿に排出される場合、最大で約340kcal分のカロリー消費に相当します(腎機能が正常な場合)。[2]
ある試験ではフォシーガ5mgを24週間使用したところ、プラセボ(偽薬)と比べて平均約2.5kgの体重減少していました。これはフォシーガによる体重減少効果を支持する結果といえます。[3]
さらに動物実験の結果になりますが、摂取カロリーが増えても体重は減少したという報告もあり、糖の排出による体重減少効果が期待されています。
フォシーガは尿中への糖排泄を促進し、血糖値とインスリン濃度を低下させます。その結果、グルカゴンとインスリンのバランスがグルカゴン優位に変化し、以下のような代謝変化が起こることが確認されています。[4]
上記の作用により、フォシーガは脂肪燃焼を促進し、体脂肪の減少に繋がります。実際にラットを用いた27日間の試験では、食事の量が増加していたにもかかわらず、体重の有意な減少が認められました。
さらに身体組成の分析から、筋肉や骨は保たれたまま脂肪が減少し、脂肪を優先的に使う代謝に切り替わっていることが示されました。[5]
フォシーガによる体重減少は個人差がありますが、臨床試験では12週間で有意な体重減少が確認されています。一方で動物実験では、27日間の継続投与により体脂肪の減少が確認されており、短期間でも脂肪代謝への影響が期待できる結果となっています。[5]
服用初日から糖の排出作用は始まりますが、体重や体脂肪の変化を自覚するには一定の期間が必要です。
継続して服用することで、代謝の変化が体感できるようになると考えられています。
ダイエット薬として期待する効果を得るためには、正しい服用方法と注意点を理解しておくことが大切です。ここではフォシーガの飲み方と注意事項について解説します。
服用時間は毎日できるだけ一定に保ち、飲み忘れないようにします。飲み忘れた場合は2回分(2日分)を一度に飲まないでください。[1]
利尿剤やメトホルミン、糖尿病治療で使用するインスリン分泌薬(SU薬)との併用は避けてください。服用中の薬がある場合は、事前に医師へご相談ください。
フォシーガには利尿作用があるため、脱水や口渇、頻尿が起こることがあります。のどが渇いていなくても、こまめに水分補給を心がけてください。
また尿から糖が出ることでその糖を餌にして菌が繁殖しやすくなり、尿路感染症や性器感染症(カンジダなど)が起こりやすくなります。トイレを我慢せず、排尿・排便後は清潔を保つように注意してください。
インスリンやSU薬などの血糖降下薬と併用すると、低血糖のリスクが高まる可能性があります。併用している方は、ふるえ・冷や汗・動悸などに注意してください。[1]
重篤な副作用に繋がる可能性があるため、フォシーガ服用中に高熱や背中の痛み・異変を感じたら、すぐ医療機関を受診してください。[1]
以下の項目に該当する方にはフォシーガの処方はできません。服用の可否については、必ず医師の診察・判断を受けるようにしましょう。
当院のダイエット治療の特徴について解説します。
当院では、患者さまの体質・ライフスタイル・目標体重などを丁寧にヒアリングし、それぞれに合った治療方針を立てていきます。
「終わりのあるダイエット」を目標に、無理のないペースで治療を進めていけるようにサポートしています。
料金体系はシンプルでわかりやすく、初回以降も同じ料金で継続いただけます。定期購入制ではないため、解約手続きは不要です。契約の縛りもありません。
薬の注文数によって追加料金が発生することもなく、診察料や配送料などもすべて含まれているため、安心して通っていただけます。
当院ではクリニックへのご来院だけでなく、ご自宅等にいたまま受診できるオンライン診療も可能です。
初めての方でもオンラインから診療をスタートできるため、忙しい方や遠方にお住まいの方にもご利用いただきやすい体制を整えています。ご自身のペースで無理なく通院を続けたい方にも向いている環境です。
直接来院かオンライン診療にて診察を受けられます。初診でもオンラインでの診察が可能です。
1.来院またはオンラインにて診察
今の状態やダイエットの目的を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てています。
2.薬剤の購入と受け取り
必要な薬剤を購入します。オンラインの場合、診察料、お薬代とは別に送料がかかります。
3.フォローアップ
副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行います。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップを行っています。
フォシーガダイエットには、お薬代+診察料が別途かかります。
フォシーガお薬代 | |
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5mg 30錠 | ¥7,800 (税込¥8,580) |
お薬代にプラスで基本的な診察料がかかります。またオンラインの場合は送料が別途必要となります。
オンラインでご購入の場合 | |
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診察料 | ¥1,000(税込¥1,100) |
送料(フォシーガのみの場合) | ¥1,000(税込¥1,100) |
直接ご来院の場合 | |
診察料 | ¥1,000(税込¥1,100) |
フォシーガとGLP-1受容体作動薬を一緒に購入した場合、クール便での配送になるため送料は2,200円(税込)です。(GLP-1受容体作動薬の品質保持のため)
フォシーガに関するよくある質問にお答えします。
[1] フォシーガ錠添付文書
[2] フォシーガ錠インタビューフォーム
[5] フォシーガ錠 5 mg フォシーガ錠 10 mg に関する資料
フォシーガは医薬品医療機器等法において、1型・2型糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全の効能・効果で承認されています。 しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
国内の医薬品卸業者より仕入れています。
ダパグリフロジンを一般名とする医薬品は国内では糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
なし
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