マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、2022年にアメリカ食品医薬品局(FDA)によって承認された、世界初のGLP-1およびGIP受容体作動薬です。皮下注射を週1回行うことで、主に2型糖尿病の血糖コントロール改善を目的に使用されています。[1]
マンジャロは、食後に血糖値を調整するGLP-1とGIPという2種類のホルモンの働きを同時に強めます。血糖値を下げやすくすると同時に、食欲抑制や体重減少をサポートします。[1]
院内の購入だけでなく、オンラインの購入もできるダイエット薬です。
マンジャロは、「GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)」と「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」の両インクレチンの作用をひとつに統合した国内初のGIP/GLP-1受容体作動薬です。
インクレチンは食後の満腹感を感じさせるホルモンで、胃や十二指腸を食べ物が通過した際に分泌されます。
2種類のインクレチンホルモンの受容体に同時に作用するツインクレチンと呼ばれる新しい作用機序により、従来のGLP-1受容体作動薬を上回る効果が期待されています。
主に、二つの作用でダイエット効果を発揮します。
一つめは、食欲抑制作用です。 GLP-1による作用で、脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑える効果や胃の動きをゆっくりにして満腹感を持続させる効果が期待できます。また、血糖値が高いときは血糖値を下げるインスリン分泌を促進します。
二つめは、脂肪代謝への影響です。GIPによる作用で、GLP-1と協力してインスリン分泌を助ける、脂肪組織に作用してエネルギー代謝を改善する効果が期待できます。
現在オゼンピック皮下注を使用していても、まだ治療目標未達成で、その原因が肥満による内臓脂肪蓄積の患者さんによい適応です。
マンジャロに期待できる主な効果は、以下の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マンジャロは、医療ダイエットにおいて高い体重減少効果が期待できる薬剤です。臨床試験によると、マンジャロを投与された肥満患者の体重が、最大22.5%減少したと報告されました。[2]
従来のGLP-1受容体作動薬を大きく上回る効果が示されています。とくに、GLP-1作動薬であるセマグルチドと比較した試験においても、マンジャロはより大きな体重減少および血糖コントロール効果があったことが確認されました。[2]
マンジャロは、GLP-1とGIPという2種類のホルモンの働きを高める作用があります。脳の満腹中枢に働きかけ、自然に食欲の抑制をサポートすると考えられています。
少ない食事量でも満足しやすくなり、無理なく食事コントロールが可能です。ストレスを感じることなく継続できるため、リバウンドするリスクも低く、持続的なダイエット成功につながりやすいと考えられています。[2]
マンジャロは、脂肪細胞に作用して脂質代謝を改善する効果が期待されています。研究によると、脂肪代謝に関わるマーカーを低下させ、脂質の分解が促進されることが報告されました。[3]
体内に蓄積された脂肪がエネルギーとして使われやすくなり、スムーズな体重減少をサポートすると考えられています。
ここでは、マンジャロの使い方と注意点について、説明します。
マンジャロは週1回、皮下注射として使用します。朝・昼・晩に、食事の時間に関係なく投与可能です。
注射する部位は、腹部や太ももが一般的です。[4]
注射部位は、毎回少しずつずらすようにしましょう。同じ場所に打ち続けると、皮膚トラブルや硬結(しこり)をおこす原因になります。どこに打てばよいか迷った場合は、医師にご相談ください。
保存は凍結を避け、2〜8℃の冷蔵庫で遮光して保管します。室温で保存する場合も直射日光を避け、遮光して保管しましょう。[4]
マンジャロの使い方に関する詳細は「田辺三菱製薬株式会社 日本イーライリリー株式会社「マンジャロと一緒にめざす HbA1c目標値」をご覧ください。
ここでは、マンジャロの副作用と禁忌について解説します。
マンジャロのよく見られる副作用として、以下のような消化器症状が挙げられます。
とくに治療開始初期に多く見られますが、時間とともに軽減することもあります。
まれに以下のような重大な副作用が見られるため、注意が必要です。
強い腹痛やアレルギー症状が現れた場合は、速やかに受診してください。
その他の副作用としては、以下が挙げられます。
皮膚症状や全身倦怠感が続く場合も、注意が必要です。[5]
マンジャロは、以下の方は使用できません。
当院では、マンジャロの治療はBMIが20以上の患者さまを対象としています。医療ダイエットの症例経験豊富な専門医が、一人ひとりの体質や目標に応じたプランをご提案しています。
「終わりのあるダイエット」を目指し、患者さま自身がご希望の治療期間を選択できることも、当院の特徴です。
オンライン診療も行っているため、遠方にお住いの方やお仕事で来院が難しい方でも継続的なサポートが可能です。副作用や体調の変化にもきめ細かく対応し、安心して治療に取り組める環境を整えています。
当院でのマンジャロを使用した医療ダイエットは、以下の流れで行います。
オンライン診療をご希望の患者さまは、下記より詳細をご覧の上お申込みください。
https://glp1.tokyo/online.php
マンジャロは、公的保険が適用されない自由診療です。
※以下のお薬代は、1ヶ月分・4本の費用です。
マンジャロ皮下注アテオス 2.5mg | ¥21,000 (税込¥23,100) |
マンジャロ皮下注アテオス 5mg | ¥38,000 (税込¥41,800) |
マンジャロ皮下注アテオス 7.5mg | ¥51,800 (税込¥56,980) |
マンジャロ皮下注アテオス 10mg | ¥68,800 (税込¥75,680) |
※オンライン診療では、2.5mgと5mgのみ処方可能です。
[4] 田辺三菱製薬株式会社 日本イーライリリー株式会社「マンジャロ®皮下注アテオス®を使用される患者さんへ」
[5] ]KEGG MEDICUS. マンジャロ®皮下注アテオス 添付文書(第6版・2024年8月改訂)
マンジャロは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の治療薬として国内で承認されています。 しかし当院で行っている肥満治療目的での使用については、日本国内では承認されておりません。
国内の医薬品卸業者より適正に仕入れています。
マンジャロは、2型糖尿病を適応として国内で承認されている「チルゼパチド」製剤です。 同成分を含む医薬品は日本で承認されていますが、肥満治療目的での使用については効能・効果および用法・用量が異なります。
米国FDAにおいては、チルゼパチドは肥満症治療薬としても承認されています。
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