リベルサス - 渋谷駅前おおしま皮膚科

リベルサスとは

リベルサス

リベルサスはオゼンピック皮下注と同じ成分(セマグルチド)の飲み薬で、GLP-1受容体作動薬と言われています。GLP-1受容体作動薬の中でも唯一の飲み薬です。

日本では2型糖尿病の治療薬として承認されていますが、ダイエット治療では未承認のため保険適用外の自由診療(自費)となります。

飲み方には注意が必要で、毎日起床時に最初の食事や飲水の前に服用します。食事の影響を受けやすいため、飲んだ後30分は何も口にしないことが推奨されています。[1]

注射タイプに抵抗がある方や、手軽にGLP-1受容体作動薬を取り入れたい方に向いている薬です。

リベルサスの作用機序

リベルサスは「GLP-1受容体作動薬」に分類され、有効成分であるセマグルチドは体内のGLP-1受容体に結合し、GLP-1と同様の作用を示します。

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とは、食事をした際に小腸から分泌されるホルモンです。GLP-1は血糖値が上昇するとすい臓に働きかけてインスリンの分泌を促し、同時に血糖値を上げるホルモン「グルカゴン」の分泌を抑える働きを持ちます。これにより血糖値を安定させ、余分な糖が脂肪として蓄積されるのを防ぎます。血糖コントロールに加え、食欲の抑制にも関与するホルモンです。

また脳の食欲中枢に作用し、食欲を抑える効果が期待できます。加えて胃の排出速度を遅くすることで、食後の満腹感を持続させて自然と食事量が減るように働きます。

セマグルチドは従来のGLP-1受容体作動薬と異なり、経口での服用が可能です。GLP-1は本来、消化管で分解されやすく経口投与が困難でしたが、リベルサスには吸収促進剤(SNAC)が含まれており、胃での分解を防ぎながら効果的に吸収されるよう設計されています。この技術により、リベルサスは注射ではなく、毎日1回の内服薬としての服用が可能になりました。[1]

リベルサスのダイエット効果

リベルサスのダイエット効果と、効果を実感できるまでの期間について解説します。

食欲を抑えて食事量を減らす

リベルサスの成分であるセマグルチドは、GLP-1というホルモンと似た働きをします。GLP-1の特徴は脳の視床下部にある食欲中枢に作用し、自然と空腹感を抑えることです。これにより無理に我慢をしなくても食べ過ぎを防げるようになり、結果として摂取カロリーが減っていきます。[1]

ダイエット中の「つい食べすぎてしまう……」という悩みにアプローチできるのが、リベルサスの強みです。

満腹感が続いて食べ過ぎを防ぐ

リベルサスは胃の排出速度をゆるやかにすることで、食後の満腹感を長く持続させます。これにより次の食事まで空腹感を感じにくくなり、間食を自然に減らすことができます。

特に食後すぐにまた何か食べたくなる方や、つい甘いものに手が伸びてしまうという方にとって、この「満腹感の持続」はリベルサスの大きなメリットです。

無理な食事制限や我慢をすることなく、食事量を自然にコントロールできるのがリベルサスの魅力です。

効果を実感できるまでの期間

リベルサスの体重減少効果は比較的ゆるやかですが、継続して服用することで体重の減少が期待できます。

たとえば14mgを服用した場合、2ヶ月目あたりから徐々に体重が落ち始め、3ヶ月約1.5kg減っていることがデータから読み取れます。さらに半年(26週)・1年(52週)継続したデータでは、5%以上の体重減少を達成した人の割合がプラセボ(偽薬)やほかのGLP-1受容体作動薬(ビクトーザやサクセンダ)よりも有意に多かったという結果もあります。[2]

リベルサスの飲み方と注意事項

リベルサスの飲み方と注意事項について解説します。

リベルサスの飲み方

1.起床後すぐの空腹時に服用:最初の飲食や他の薬の前

2.コップ約半分(120ml以下)の水で1錠を飲む

3.服用後30分間は飲食や他の薬の服用は控える

4.噛んだり割ったりせず、そのまま飲み込む

万が一飲み忘れた場合は、その日はスキップして翌日の朝に飲みましょう。吸収率が変わったり低血糖の副作用が起こったりする可能性があるため、日中や寝る前に服用してはいけません。[1][3]

使用時の注意事項

  • 副作用のリスクが高まるため、他のGLP-1製剤との併用は避ける
  • 錠剤は噛まず・割らずにそのまま飲み込む
  • 服用を忘れた日はスキップして翌朝に1錠服用
  • 14mgを服用する場合は、7mgを2錠飲まず14mg錠1錠を使用
  • 湿気や光に弱いため、飲む直前までPTPシートから取り出さない

リベルサスの効果をしっかり得るためには、正しい服用方法と注意点を守ることが重要です。不安なことがあれば、必ず医師に相談しましょう。[1]

リベルサスの副作用

リベルサスにはよくみられる副作用と、頻度はまれですが特に注意したい副作用があります。以下の症状は、比較的よくみられる副作用です。

  • 胃腸障害:吐き気、便秘、下痢、胃のムカつきなど
  • 低血糖症状:空腹感、冷や汗、ふるえ、動悸、だるさなど

吐き気や胃のムカつき等は一時的なもので、使い続けるうちに治まることがほとんどであると言われています。また低血糖が疑われるときはラムネや飴、ジュースなどで速やかに糖分を補ってください。過度な食事制限や激しい運動も低血糖を引き起こしやすくなるため注意が必要です。

また下記の症状は、めったにみられませんが特に注意したい副作用症状の可能性があります。

  • 急性膵炎(おう吐を伴う激しい腹痛、激しい背中の痛み)
  • 胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸などの胆のう疾患

強い腹痛や異常を感じたら、我慢せずすぐに医療機関を受診してください。[1]

処方できない方

以下の条件にあてはまる方は、原則としてリベルサスの処方をしておりません。[1]

  • 甲状腺の薬を飲んでいる方(レボチロキシン)
  • 膵炎の既往歴のある方
  • 重度の胃腸障害のある方、胃摘出術を受けた方
  • 脳下垂体機能不全又は副腎機能不全 の方
  • 不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態な方
  • 激しい運動を行う方
  • アルコールをたくさん摂取する方
  • 2ヶ月以内に妊娠希望の方
  • 妊娠している方
  • 授乳中の方

当院のダイエット治療の特徴

当院におけるダイエット治療の特徴を解説します。

個人にあわせた治療計画

当院が目指すのは「終わりのあるダイエット」です。医療ダイエットを無理なく続け、結果につなげるために一人ひとりにあわせた治療計画を立てています。

ダイエットは画一的な方法ではうまくいかないものです。ライフスタイルや体質に合わせた丁寧なサポートを通じ、患者さまそれぞれの目標達成を後押しします。

続けやすいシンプルな料金体系

当院のダイエット治療薬は、定期購入やサブスクリプション形式ではありません。解約手続きや最低利用期間の縛りがなく、必要なときに必要な分だけご購入いただけます。まとめてご購入いただいても、配送料や診察料などの追加費用はかかりません。購入終了時の手続きも不要です。

また万が一お身体に合わない場合は、用量の調整や治療方針の相談も可能です。

当院ではすべての自費診療において「継続できる価格」であることを重視しています。費用面での負担をできる限り抑え、患者さまが無理なく治療を続けられるようサポートします。

オンライン・オフラインどちらでも受診が可能

当院はオンラインと対面、どちらの診察にも対応しています。お仕事や育児で忙しい方や遠方にお住まいの方でも、ご自宅からスマホで簡単に診察を受けることが可能です。

オンラインでも初診から対応しているため、はじめて医療ダイエットを検討される方でも安心してご相談ください。

ダイエット治療の流れ

直接来院かオンライン診療にて診察を受けられます。初診の方でも、オンライン診療での受診が可能です。

1.来院またはオンラインにて診察

今の状態やダイエットの目的を確認し、一人ひとりに合う薬を患者さまと相談しながら決定します。終わりのあるダイエットを目指し、個別の治療計画を立てています。

2.薬剤の購入と受け取り

必要な薬剤を購入します。オンラインの場合、GLP-1などの注射製剤は品質保持のためクール便で配送します。

3.フォローアップ

副作用の有無や体調変化を確認するため、定期的に診察を行います。無理なく治療が続けられるよう、継続的なフォローアップを行っています。

費用

お薬代

かかる費用はお薬代と診察料のみです。オンライン診療の場合は別途送料がかかります。

リベルサスお薬代
リベルサス3mg 30日分:30錠 ¥4,100
(税込¥4,510)
リベルサス7mg 30日分:30錠 ¥12,800
(税込¥14,080)
リベルサス14mg 30日分:30錠 ¥16,100
(税込¥17,710)

診察料

お薬代にプラスで基本的な診察料がかかります。下記を参照ください。

オンラインでご購入の場合
診察料 ¥1,000(税込¥1,100)
送料(リベルサスのみご購入の場合) ¥1,000(税込¥1,100)
直接ご来院の場合
診察料 ¥1,000(税込¥1,100)

リベルサスの効果に関するよくある質問(FAQ)

リベルサスの効果や費用に関するよくある質問にお答えします。

リベルサスでは何キロ痩せますか?
個人差はありますが初期から体重が緩やかに減少し始める傾向がみられ、ある試験ではリベルサス14mgを服用したグループで、約26週後(半年後)に約2.4kgの体重減少が確認されています。リベルサスを服用すると無理な食事制限をせずとも自然に食欲が抑えられるため、継続によりダイエット効果が期待できます。[2]
リベルサスは保険適用されますか?自費でしょうか?
リベルサスは2型糖尿病の治療薬としては保険適用されますが「痩身目的」など医療ダイエットとしての使用は保険適用外です。
そのため、美容医療として使用する場合はすべて自費診療(自由診療)となります。当院ではリベルサス3mg(30日分)を¥4,100〜ご用意しており、試しやすい価格でスタートしていただけます。
リベルサスはなぜ飲食禁止なのですか?
リベルサスは胃の中が空の状態でないと十分に吸収されません。食べ物や水分と一緒に摂ると吸収率が大きく下がり、効果が弱くなる可能性があります。[3]
効果を得るためには、起床後すぐの空腹時に水120ml以下で服用し、その後30分は飲食や他の薬を避ける必要があります。

参考

[1] リベルサス錠添付文書

[2] Dose-response, efficacy, and safety of oral semaglutide monotherapy in Japanese patients with type 2 diabetes (PIONEER 9): a 52-week, phase 2/3a, randomised, controlled trial

[3] リベルサス錠/医薬品インタビューフォーム

未承認機器等の表示

未承認医薬品等(異なる目的での使用)

リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。 しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。

入手経路等の明示

国内の医薬品卸業者より仕入れています。

国内の承認医機器等の有無の明示

リベルサスは国内で肥満症に承認されている「ウゴービ皮下注」と同成分です。セマグルチドを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。



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