イソトレチノイン 1ヵ月8,250円~ |ニキビの飲み薬に関するご相談なら渋谷駅前おおしま皮膚科へ

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イソトレチノインとは、難治性のニキビや繰り返しできるニキビに使われる飲み薬です。
「繰り返しニキビができてしまう」、「皮膚科で治療を受けたのにニキビがなかなか治らない」というようなお悩みはありませんか。
もし他の治療を受けてもニキビが治らないときには、イソトレチノインを服用することで症状がおさまるかもしれません。

ここではイソトレチノインの特徴や飲み方、使用上の注意事項などを紹介します。よくある質問についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次(クリックで開閉)

イソトレチノインとは

イソトレチノイン(ロアキュタン、アクネトレント)は、繰り返しできるニキビや重症のニキビなどの治療に使われている飲み薬です。
ビタミンAの誘導体であるレチノイドを主成分とした製品で、皮脂の分泌を抑える働きや抗炎症作用、毛穴の詰まりや皮膚のターンオーバーを整えるなどの働きによってニキビのお悩みにアプローチします。

ロアキュタン

ロアキュタン

アクネトレント

アクネトレント

当院では、イソトレチノインの飲み薬である先発品の「ロアキュタン」と後発品の「アクネトレント」を取り扱っています。 (※イソトレチノインは海外では保険適用で処方できますが、日本では公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。)

イソトレチノインの服用が向いている方

  • 繰り返しできるニキビに悩んでいる方
  • 重症なニキビがある方
  • 抗生剤を服用しても症状がおさまらない方
  • 他のニキビ治療をしても効果が実感できない方

イソトレチノインの効果

イソトレチノインは「毛穴の詰まりを整える」、「皮脂の分泌を抑制する」、「ニキビの赤みをやわらげる」といった働きにより、繰り返しできるニキビやニキビ跡の赤みに効果が期待できます。ここではそれぞれの働きについて詳しく紹介します。

毛穴の詰まりを整える

皮膚の外側にある角質に厚みが出て硬くなる「角化異常」があると、毛穴が閉じやすくなり、皮脂が排出されにくくなります。イソトレチノインはこの角化異常を正常に整えて、毛穴の詰まりを整える働きが期待できます。

皮脂の分泌を抑制する

イソトレチノインには、皮脂腺のサイズを小さくする働きが知られています。皮脂の分泌量を減らすことでニキビの原因であるアクネ菌の増殖を防ぎ、ニキビができやすい肌状態になるようアプローチします。

ニキビの赤みをやわらげる

ニキビの原因であるアクネ菌が増殖すると、異物を除去するための免疫応答が起こるため、肌に赤みが出てしまいます。イソトレチノインは免疫応答を調整してニキビの赤みをやわらげる働きが期待できます。

当院におけるイソトレチノイン治療のメリット

皮膚科専門医による診察

皮膚科専門医による診察により、患者様一人ひとりの具体的な肌の状態にあわせた処方量をご案内します。

定期的な採血

イソトレチノイン服用前後とその後3か月に1度、採血をすることにより治療中の患者様の健康状態を正確に把握し続けることにあります。採血は、副作用の兆候を早期に発見するために重要です。

個人輸入が抱えるリスクと注意点

イソトレチノイン(ロアキュタン、アクネトレント)は、数量に関係なく、医師の処方箋または指示書に基づき必要な手続きを行わない限り、個人輸入することはできません。

具体的には以下のようなリスクが想定されます。

  1. 品質の不確実性: 個人輸入した薬の品質や安全性が保証されません。
  2. 正規品との差異: 正規の製造プロセスを経ていない可能性があり、効果が異なる場合があります。
  3. 副作用のリスク: 不正確な成分により予期せぬ副作用が発生する恐れがあります。
  4. 適切な使用の欠如: 皮膚科専門医の指導なしに使用することで、適切な治療を受けられない可能性があります。

以下の通り厚生労働省からも注意喚起が行われております。

イソトレチノインは、医師や薬剤師などの専門家による緊密な指導の下でのみ使用される必要がある。
妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれがある。
ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下などのほか、 重大な精神症状 (うつ、自殺など)の副作用を生じることがある。

  • 専門家による診察を受けずに、決して購入すべきではありません。
  • 妊娠している、妊娠する予定である又は妊娠する可能性のある場合は、決して服用してはいけません。
  • 処方せんなしで販売するウエブサイトがあるが、これは違法であり危険である。

出典:厚生労働省アキュテイン(ACCUTANE)
(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について

詳しくは、厚生労働省のウェブサイトをご覧ください。
厚生労働省のウェブサイト

イソトレチノインの飲み方

イソトレチノインの服用には、さまざまな注意点があります。ここではイソトレチノインを飲むタイミングと代表的な注意点について紹介します。

イソトレチノインを飲むタイミング

1日1~2回、食後に服用してください。 一般的には20mgから服用を開始し、症状などを確認しながら投与量を調整します。イソトレチノインを飲む量や回数は、症状や体重などにあわせて調整しています。必ず医師の指示に従い、決められた用法・用量を守って服用してください。

イソトレチノインを飲むときの注意点

女性の場合
  • 妊娠している可能性がある場合は内服ができませんので、正常な生理の開始後、2~3日を過ぎてから服用を開始してください。
  • 服用中~服用を終了して6か月までは決して妊娠しないようにしましょう。また期間中は献血をしないでください。
男性の場合
  • 服用中~服用を終了して1か月までは決して妊娠しないようにしてください。また期間中は献血をしないでください。

イソトレチノインの服用にはさまざまな注意点があります。上記以外の注意点についてはこちらをご覧ください。

よくある質問

イソトレチノインはいつから効果を実感できますか?治療はいつまでかかりますか?
効果を実感するタイミングに個人差はありますが、目安としては1日1回で服用した場合、4~6か月ほどで効果を実感できると考えられています。また内服を5か月継続したときには、3~5年を目安にニキビができにくい肌状態になると言われています。
このように効果を実感するタイミングには個人差があるため、イソトレチノイン治療の継続については、実際の肌状態や体調を確認しながら医師が判断いたします。
イソトレチノインはニキビ跡にも効果がありますか?
すでにできてしまったニキビ跡には、あまり効果が期待できません。ただしニキビができにくい肌状態へと導いてくれるような働きが期待できるため、将来的にニキビ跡ができにくいような肌質を目指せる治療です。
イソトレチノインの服用を途中でやめた後はどうなりますか?
服用を途中でやめた後には、ニキビの再発リスクが高くなります。イソトレチノインは4~6か月継続して服用することで効果を実感しやすくなります。もしなんらかの副作用症状によって治療の継続が難しいときには、医師までご相談ください。

副作用・注意事項等

禁忌

  • 妊娠中の方、妊娠の予定がある方、妊娠の可能性がある方
  • 授乳中の方
  • 女性は15歳未満の方、男性は18歳未満の方
  • 成長期で身長が伸びている方
  • テトラサイクリン系の抗生物質を服用している方
  • うつ病の方
  • 肝障害がある方
  • 中性脂肪やコレステロール値が高い方
  • ビタミンA過剰症の方
  • 過去にイソトレチノインで激しいアレルギー症状を起こした方

重大な注意事項

  • イソトレチノインを服用中に妊娠した場合や妊娠中の服用は、短期間の使用や少量であっても胎児に先天異常や流産、早産、死産の危険性が極めて高くなります。そのためイソトレチノインの投与期間中と投与を終了してから以下の期間(女性の場合は6か月間、男性は1か月間)は決して妊娠しないようにしてください。
  • 服用中および最終服用日から6か月間は献血をしないようにしてください。献血から作られる血液製剤は妊婦に使用される恐れがあり、胎児がイソトレチノインの影響を受けてしまうためです。

注意事項

  • 服用を開始してからはじめの数週間は、ニキビの症状が悪化するかもしれません。ほとんどの場合、服用を継続するにつれて症状がおちつきます。
  • 定期的な血液検査が必要です。服用前と服用後や長期服用中の採血結果などを比較して、体調が悪化していると医師が判断した場合は処方を中止することもあります。
  • 治療中は肌が紫外線の影響を受けやすくなります。長時間紫外線を浴びることは避けましょう。また紫外線予防のために日焼け止めクリームなどをご使用ください。
  • 治療中は皮膚が敏感になるため、フェイシャルピーリングなどをするときは事前に医師までご相談ください。
  • 治療中は皮膚や粘膜に乾燥が起こりやすくなります。乾燥が気になるときには、保湿クリームを塗布したり、点眼薬を利用したりするなどの方法で対応しましょう。
  • 治療中は、ビタミンAを含んだ薬やサプリメントの使用を避けてください。
  • テトラサイクリン系の抗生物質(ミノサイクリン、ビブラマイシンなど)との併用はできません。
  • 飲み忘れてしまった場合は、次の服用時間になってから通常の量を服用しましょう。服用し忘れた分があっても、2回分以上をまとめて服用しないでください。
  • 他の人からもらった薬を飲んだり、自分の薬をあげたりはしないでください。

副作用

以下はイソトレチノインの代表的な副作用症状です。服用中にこれらの症状があらわれたときには、医師までご相談ください。

妊婦への影響 胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産
皮膚症状 治療初期にニキビの一過性増悪(かゆみ、赤みなど)、唇や口の乾燥、鼻の粘膜への影響(鼻血など)、眼や皮膚の乾燥、脱毛
精神神経系 うつ病、精神病(幻覚、幻聴)、自傷行為などの重大な精神疾患
器官障害 肝疾患、腸疾患、筋骨格症状、聴覚障害(聞こえにくさ、耳鳴りなど)、視覚障害(角膜混濁、夜間視力低下など)
その他 めまい、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、疲労感など

イソトレチノインの料金

イソトレチノインの薬は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

イソトレチノイン(アクネトレント)

10mg 30錠 ¥7,500(税込¥8,250)
20mg 30錠 ¥12,000(税込¥13,200)

イソトレチノイン(ロアキュタン)

10mg 30錠 ¥9,000(税込¥9,900)
20mg 30錠 ¥15,000(税込¥16,500)

イソトレチノインについて

未承認医薬品等

イソトレチノインは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

入手経路等

当院医師の判断のもとPRSS社より購入しています。
個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はリスクが潜む個人輸入
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/index.html
をご確認ください。
イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらのページ
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1b.html
をご確認ください。

国内の承認医薬品等の有無

同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。

諸外国における安全性等に係る情報

米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
鬱、精神病、胎児の催奇形性などの副作用も報告されています。



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