ほくろ(色素細胞性母斑)にはさまざまな種類があります。
大きく分けると良性・悪性があります。
悪性の場合は当院で全摘除手術を行うこともございますが、悪性の種類によっては大学病院へ紹介となります。
当院はホクロの大きさや形、種類によって最新のラジオ派メスや炭酸ガスレーザーをはじめとした各種レーザーまたは手術にて治療を行っております。
保険診療、自費診療ともに行っておりますが、完全に美容目的は自費診療となります。(顔のほくろを全部取りたいなど)
保険診療の場合は目周り等視界の邪魔になるものや過去に出血したことがあるもの、隆起して引っかかるもの、形がいびつなもの等が適応となります。
Unna母斑は主に体幹に好発する、直径1cm前後の軟らかい結節です。
色調は黒色~淡褐色調で、表面は穎粒状や桑の実状を呈することが多いです。
ダーモスコピーでは敷石状のパターンを呈します。
主に顔面や被髪頭部に好発するドーム状~半球状に隆起する有毛性の結節です。
加齢とともに色調が薄くなり、正常皮膚色に近いものもあります。
ダーモスコピーでは定型的偽ネットワークをとり、毛孔に一致した円形の色素脱失やびまん性色素脱失がみられます。
若年者に好発する紅色~黒色調の結節で、時に急速に増大することから悪性黒色腫との鑑別が困難な場合があります。Spitz母斑を疑った場合は炭酸ガスレーザーではなく、手術での摘出をお勧めいたします。
体幹・四肢に好発する円形~楕円形の色素斑で、中央の色調がやや濃く平坦もしくは扁平に隆起し、辺縁に向かって色調がなだらかに薄くなることが多いです。大きさは10mmまでが多いです。
高齢者の露光部に好発します。放置し進行すると壊死・潰瘍化し悪臭を放つこともあります。
転移する病変のため、大学病院や総合病院へ紹介となります。
そこでCTなどによりどこまで転移しているかなど確認し、外科的切除となります。
進行によっては化学療法や放射線療法も必要になります。
40歳以上に好発し、基本的にその部位の外科的治療で取り切れば、転移することは稀だといわれています。
基底細胞がんの中でも、表剤型・結節型・ピンカス型・環状強皮症型などに分けられます。
型により特徴が異なりますが、病変周囲には毛細血管拡張が見られたり、中央部は潰瘍化することもあります。
皮膚がん早期発見の為の機器です。皮膚癌診断の正確性がさらに向上し、多数の皮膚癌を早期に見つけることが可能です。皮膚癌以外にも皮膚の観察に適しています。検査は保険診療で3割負担で¥300ほどで行えます。
当院には5台常備しております。
ダーモスコピーで悪性の診断がついた場合、転移しないものは当院で全摘除できます。
その場合、手術時に摘出した検体を外部に依頼し病理検査を行います。
その結果で病変の確定診断ができ、取り切れているかどういった細胞なのかを詳しく調べることができます。
なお、病理検査代金は手術代金に含まれます。
皮膚色に近いMiescher母斑やUnna母斑は軟性線維腫や皮膚線維腫との鑑別が必要ですが、触診上の軟らかさや表面の毛の有無などで総合的に判断します。
Spitz母斑は色調が淡いと汗孔腫や化膿性肉芽腫と、色調が濃いと悪性黒色腫との鑑別が困難な症例があり、病理組織学的検討を必要とします。基底細胞癌との鑑別については、硬さと潰瘍の有無、ダーモスコピーの所見が重要です。
ほくろの種類、大きさ、形、深さ、部位などを考慮し最適な手術方法を提案いたします。また、患者様に安心していただけるように、当院では手術件数が豊富な院長が基本的には責任をもって手術しております。
各種レーザーや紡錘形切除の他にも、2期的切除、皮弁、巾着縫合等、患者様に最もあった傷痕の少ない手術を提供させていただきます。
取り残し、瘢痕化、色素沈着などの合併症を予防するために、術前の正確な診断にてレーザーでとる病変の立体的構築を理解し、傷痕が残らないように角度、強さを考慮し適切に蒸散します。
また当院では、レーザー後の瘢痕を防ぐために皮膚科学会のガイドラインにて創傷、熱傷でもっとも推奨されている湿潤療法をし、さらにプロスタンディン軟膏をポイントで外用した上で創傷被覆剤を用いることを推奨しております。また炎症後色素沈着予防の内服、外用も併用し、徹底した術後の管理をしております。
※炭酸ガスレーザーは、治療組織が蒸散され病理組織学的検査に出すことができないので、術前の正確な診断が必須です。悪性を疑った場合は手術による切除をお勧めしております。
まず看護師が治療についての説明を行い、同意書をいただきます。
原則的には局所浸潤麻酔下に治療を行います。
塗る麻酔、貼る麻酔、局所の冷却を併用し、局所麻酔の注射を併用する場合は極細の針を用い麻酔を注入する等できるだけ痛みのない治療をこころがけています。
レーザーを照射し、病変を蒸散していきます。
一点に照射を続けていると、そこが穴状に深くなるので、常にハンドピースの尖端を動かす工夫が必要です。
当院では病変の立体的構築、瘢痕が出来づらいように角度まで考慮しレーザー照射をしております。
5~10秒間程度レーザーを照射したら、治療部位を生理食塩水で濡らした綿棒でぬぐいとります。
これにより、焼けた組織を除去すると同時に、過熱された周囲組織を冷却する効果もあります。
ガーゼで水分を拭き取り、さらに照射を進め、肉眼的に病変組織が完全に消失するまで照射を行うのが原則ですが、欠損が深くなると陥凹性瘢痕が残るリスクが出てくるので、程々にとどめる場合もあります。
真皮に深い欠損が生じた場合には、周囲の正常皮膚も浅く削って広い滑らかな創に仕上げることもあります。
炭酸ガスレーザー治療後の創は真皮が露出した状態になっています。
創を乾燥させると乾燥壊死が進行して傷が深くなる可能性があります。
それを防ぐために、創部は乾燥させないように軟膏を塗布してフィルムつきパッドで閉鎖療法を行うことが重要です。
真皮の部分欠損創は部位にもよりますが、7~14日で上皮化が完了します。
上皮化完了後の創部は若干の赤みを呈しますが、数か月以内に消退するので特に対策は必要ありませんが紫外線予防はかならず心がけてください。 治療後1か月頃をピークに、一過性の色素沈着をきたす場合があり、場合によっては色素沈着予防目的に内服、外用を併用することもあります。
トレチノインやハイドロキノンの外用、ビタミンC、トラネキサム酸内服を患者様の肌質に併せて併用し万全の対策を取らせていただきます。
万が一病変の取り残しや再発が見つかった場合には再治療を行わせていただきます。
ただし、創の炎症症状が治まるまで、3~6か月程度待ってから行います。
この患者様はほくろのレーザー治療目的に当院を紹介受診された患者様です。
一見するとほくろのようですが独特の蝋様光沢があります。
ダーモスコピーで確認すれば樹枝状血管等典型的な基底細胞癌と一目瞭然です。
患者様に説明し、翌日手術をしました。
眼を傷つけないようにコンタクトシェルをいれ眼を保護しております。
術翌日です。
抜糸時はほとんど傷はわかりません。
術2週間後は近くでも傷はわからず、患者様は大変満足してくださいました。
直近1年間の手術実績は10,322件、レーザー実績は8,279件。(2020年1月3日から2020年12月28日まで)
開院2014年3月1日以来、2020年12月28日まで3万8,426件の手術実績、14,229件のレーザー実績。
詳細はこちら
ほくろの手術は、ほぼ全例日本皮膚科学会専門医、日本形成外科学会正会員である院長が施行するワンドクター制度で行っております。
診断、手術、術後の診察まで全て院長が責任をもってフォローいたします。
当院では診療受付終了1時間前までにお越しいただいた手術希望の患者様は当日手術しております。
予約不要で手術・レーザーをしておりますが、初診の患者様で手術希望の方はこちらからもご予約が可能です。
インターネット予約:https://ssc3.doctorqube.com/shibuya-hifu/input.cgi?vMode=mode_new&stamp
土日休みで平日受診が難しい方や、お仕事帰りの方でもお気軽に受診できる診療時間です。
ほくろの形、大きさ、深さなどを考慮し臨床から病理組織を想定し、最適な切除方法を選択いたします。
ほくろ以外の粉瘤、脂肪腫、皮膚繊維種腫、石灰化上皮腫など、様々な腫瘍の手術も数多く行っております。
また、当院は東京大学医学部附属病院・虎の門病院の医師が定期非常勤で医局より勤務し連携して治療しております。
東京大学医学部附属病院をはじめ多数の大学病院、総合病院の医療連携機関に登録されています。
直近1年間の手術実績は10,322件、レーザー実績は8,279件。(2020年1月3日から2020年12月28日まで)
開院2014年3月1日以来、2020年12月28日まで3万8,426件の手術実績、14,229件のレーザー実績。
皮膚科専門医であり、形成外科学会に所属している院長が手術及びレーザー治療を行います。
執刀医がはっきりとわかること、豊富な手術実績がある院長が手術することでより安心を目指します。
当院は、患者様の安心・よりよい医療の提供のために、ほくろの手術、レーザーはほぼ全例院長が施行するワンドクター制度で行っております。
現在東大病院、虎ノ門病院皮膚科医局の協力のもと当院には20人ほど医師が在籍し常時医師3~5診体制ではおりますが、ほくろのレーザーもしくは手術はほぼ全例院長が責任をもち行っております。
最近、他院からいらっしゃる患者様で下記のような報告がございます。
症例数や売上をあげるためにコンビニクリニックが増え、医療もチェーン化が進んでおりますが、手術、術後のケアを別々の医師が担当されるクリニックで不安になり、当院にいらっしゃる患者様も少なくありません。
ほくろのレーザー、関しては特に、医師の技量により治療効果に差が出ます。
誰がどういった手術をするのか、術後のケアは誰がどう行うか、事前に患者様がよく理解されることも大切です。
特に医師の勤務経歴に科の記載がなく曖昧であったり勤務年数を書いていない医師は事前にチェックをしてみてください。
またホームページに形成外科専門医や皮膚科専門医が手術と記載をしつつ、執刀する医師を指名できない病院は、非専門医やバイトの医師が手術をしていることもあるため注意が必要と思われます。
それぞれの学会が専門医を公表しておりますので下記サイトで簡単に確認をすることができます。
また、まれにではございますが緊急性のある術後のお問い合わせには、お問い合わせメール、お電話も含めて時間外、年末年始でも必ず速やかに対応してまいりました。
当院を選んでいただいた以上、責任をもって対応するのがクリニックの使命と思っております。
ご自身の大切な体ですので安心して手術をお受けいただくために、当院ではなくとも、専門医資格をお持ちで症例数等も記載のあるお近くのワンドクター制度のあるクリニックで手術をお受けになることをお勧めいたします。
当クリニックでは皮膚科専門医が常勤でいることから多くのほくろの鑑別で病理学的な深さ等臨床のみで立体的構築の診断が可能です。
また院長である大島は形成外科学会会員、皮膚外科学会会員学会に参加、数多くの発表および手術のトレーニングを積んだため、手術は最も得意としております。皮弁、巾着縫合、レーザー治療等、患者様に最もあった少ない傷痕を目指した手術を提供させていただきます。
手術だけでなく、手術翌日から傷がふさがるまではもちろんのこと術後の傷についてもしっかりとフォローします。
当院では術後の処置を傷口がより目立たなく、きれいになるように処置も患者様の傷の状態で判断いたします。
また、ケロイド体質の患者様には、事前にケロイド予防の内服薬を勧めることもございます。
Q | 受診後できものはすぐに取ってもらえますか? |
---|---|
A |
数mm程度の小さなものは、その場でお取りします。 ある程度大きな腫瘍は診察後に予約をお取りいただき、改めて予約日に手術をさせていただいております。 小さいものでも皮弁を必要としたほうが綺麗な傷になると判断した場合は手術時間がかかりますので、予約をお取りいただきます。 |
Q | 手術は痛いですか? |
A |
局所麻酔で行うため、手術中の痛みはありません。局所麻酔を注入する際に少し痛みを伴います。 当院では塗る麻酔を使用したり、クーリングしてから施行したり、細い針を用いて注入することにより、可能な限り痛みのない手術を心がけています。 |
Q | 手術の後、どれくらいの頻度で通院しないといけませんか? |
A |
可能であれば翌日受診していただければと思います。翌日受診することにより、傷を当院で密封させていただきその後の処置を必要ない状態にします。受診が大変なかたは、5-8日後の抜糸まで通院の必要はありません。 |
Q | 値段はいくらくらいですか? |
A | こちらの料金表をご確認ください。 |
Q | 手術後、お酒は飲めますか? |
A |
サイズが小さいもの、部位によっては当日からお酒が飲めます。 ただし1cm以上のものは当日は出血のリスクがあるため、飲酒は控えていただいております。 |
Q | 手術後、お風呂に入れますか? |
A |
手術当日はお風呂は温度があがることから再出血のリスクがあがるため、入浴は控えていただきます。 翌日以降はシャワーはかまいません。お風呂やプールは不潔と考えられているため、抜糸、傷が上皮化するまでは避けてください。 |
Q | 手術後、運動は出来ますか? |
A |
手術当日は運動で温度があがることから再出血のリスクがあがるため控えていただきます。 部位やサイズによって(足底、関節)は安静を必要としますが、それ以外なら術翌日以降は小さいものなら軽い運動はかまいません。 |
Q | 再発することがありますか? |
A |
可能性はゼロではありません。 当院ではできる限りほくろの場合は良性腫瘍ですので傷痕の小さい手術を目標として、手術をさせていただいております。 傷が小さければ本来再発のリスクは残念ながら上がると考えられますが、診察時にほくろのタイプをみわけ、皮下のどの部位までほくろの細胞(母斑細胞)が浸潤しているか注意深く診察、また病理像をイメージしてから摘出するため、再発のリスクは上がっておりません。 万が一再発した場合は早めの受診をお願いしております。 |
Q | 手術の跡は残りますか? |
A |
傷跡が残らない手術は残念ながらありませんが、当院では最小の傷跡で腫瘍が摘出ができる病院をモットーに様々な治療を提案しております。 ケロイド体質のかた;早い段階でリザベン内服、シリコンジェルシート貼付等の指導を行なっております。 また傷跡にテンションがかからないように皮弁等も提案しております。 炎症後色素沈着を予防したい方;ビタミンC内服、トラネキサム酸内服等もしております。 また術後のテーピング固定を全員に指導しております。 |
① 手術当日
② 翌日の術後診察(可能であれば受診、難しい場合は処置方法を手術当日にお伝えします。)
③7日~14日後の抜糸もしくは経過の約2~3回ほどです。
基本小さいサイズのほくろは、炭酸ガスレーザーを使用しますので、抜糸はなく1,2週間後の経過の受診が必要になります。
( 経過もしくは抜糸の際に、病理結果が出ていない場合再度受診していただく場合もございますのでご了承下さい。)
※ 遠方からお越しの方や、事情があり受診できない場合は医師にご相談下さい。
また、保険適応の手術の場合は、必ず病理検査を行っています。
レーザー当日~1週間ほど医療用テープを貼りっぱなしにしていただきます。
その次はレーザー後の経過に約1週間後に受診してください。
未成年の方は保護者の同意書が必要になります。
手術希望の方で診察時に保護者の同伴がない方は、保護者承諾書を持参していただくとスムーズに治療を行えます。
保険適応で、部位、サイズによって値段が異なります。
非露出部(半袖、半ズボンで隠れる位置) | |
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径3cm未満 | 3,840円 |
径3~6cm未満 | 9,690円 |
径6cm以上 | 12,480円 |
露出部(半袖、半ズボンでも外にでる位置) | |
径2cm未満 | 4,980円 |
径2~4cm未満 | 11,010円 |
径4cm以上 | 13,080円 |
この料金以外に手術時に使用した局所麻酔代、軟膏代等で500~600円程度、病理検査代金が3000円程度かかります。
非露出部(半袖、半ズボンで隠れる位置) | |
---|---|
径3cm未満 | 1,280円 |
径3~6cm未満 | 3,230円 |
径6cm以上 | 4,160円 |
露出部(半袖、半ズボンでも外にでる位置) | |
径2cm未満 | 1,660円 |
径2~4cm未満 | 3,670円 |
径4cm以上 | 4,360円 |
この料金以外に手術時に使用した局所麻酔代、軟膏代等で100~200円程度、病理検査代金が1000円程度かかります。
切除したほくろの直径 一ヵ所あたりの料金 | |
---|---|
3mm未満 | 10,000円 |
3mm~5mm未満 | 15,000円 |
5mm以上 | 20,000円 |
手術料金は保険適応です。
ですがご自身の加入している保険によっては、保険会社から手術代を給付される場合もございます。
給付金がおりるかどうかは、保険会社に確認していただき、適応であれば診断書が必要になります。
診断書は保険会社専用のものと、病院から必要事項のみ記載する診断書の2種類あります。
どちらかは、ご自身の保険会社に確認してください。
保険会社専用の診断書 |
お渡しできるのは治療が終診になってから約7~10日後 1通につき¥5,000 |
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※注意事項 保険会社から診断書をご自身で取り寄せていただき、受付に提出してください。 | |
コード:露出部K005、非露出部K006 | |
郵送も可能です(1通レターパック¥500)ので、郵送希望の方は受付にお申し付けください。 |
病院で必要事項のみ記載する 簡単な診断書 |
お渡しできるのは終診の当日 1通につき¥3,000 |
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※注意事項 保険会社から記載する項目を事前にご自身で確認してください。 医師が記載いたしますので、記載する項目も含め終診日にお申し付けください。 |
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営業日 | 休診日 |
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町25-18
NT渋谷ビル3F
TEL 03-3770-3388
FAX 03-3770-3385
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