手足多汗症の症状 治療方法について - 渋谷駅前おおしま皮膚科

手足多汗症(掌蹠多汗症)

手足多汗症(掌蹠多汗症)とは?

掌蹠多汗症は、手のひらや足の裏にたくさんの汗をかく症状で、手の多汗症の場合は手掌多汗症と呼び、足の裏の場合には足蹠多汗症と言い、多くの方が合併します。
精神的緊張が悪化因子となり、QOLが下がります。

手足多汗症の治療方法

掌蹠多汗症に対して当院では水道水イオントフォレーシス(保険適応)、各種内服(保険適応)外用制汗剤だる塩化アルミニウム外用(保険適応外)ボトックス注射(保険適応外)等の治療を患者様に提供しております。
当院では、保険診療として水道水イオントフォレーシス療法の患者様が数多く来院されております。
手足の多汗症で定期的に通院できる方はかなりの効果が期待できますのでぜひご相談ください。 

イオントフォレーシス

イオントフォレーシス(イオン浸透療法)は、多汗症の部位を水道水に浸し、それに弱い電流を通じて行ないます。
70~80%の患者さんに有効ですが、定期的に治療を続けないと効果を維持できないのが欠点です。(ただし、手足の多汗症は年齢を経ると自然に治ることもある疾患です。)
まれに痒みがでるかたがいますが、際立った副作用がないとてもよい治療です。

【受診について】

週1回~2回 20分ほど、手もしくは足に電気を流します。効果がでてきたら徐々に期間をのばし、維持療法に切り替えていきます。
当院では初回受診以降は予約となっておりますので、お待たせせずに治療が可能です。手と足では曜日と午前午後で予約枠がありますのでご注意ください。

【診療のご予約】

再診の患者様は下記より日時指定の予約が可能です。
※一度でも当院へご受診歴のある患者様(保険か自費か、直接の来院かオンライン診療かは問いません)

初診の患者様は枠が空いていれば当日施術可能ですが、原則後日予約となります。

内服薬

【プロ・バンサイン錠】

抗コリン作用により消化管の収縮運動を抑え、自律神経節遮断作用により筋緊張を緩めることで一時的に発汗を抑えます。
手足だけではなく、全身の汗に影響します。特に精神的緊張で発刊しやすい方にお勧めです。

【禁忌】緑内障の方、前立せん肥大による排尿障害の方、重篤な心疾患がある方、妊婦、授乳中の方

【グランダキシン】

自律神経の過緊張症状を和らげる働きがあり、自律神経を整えることで発刊を抑えます。
手足だけではなく、全身の汗に影響します。

【禁忌】緑内障の方、重筋無力症の方、重篤な呼吸不全がある方、妊婦、授乳中の方

【柴胡加竜骨牡蛎湯】(サイコカリュウコツボレイトウ)

気持ちを穏やかにし、精神興奮を抑える効果があります。自律神経の失調状態を改善させることで発汗を抑えます。

いずれも保険診療で治療することができます。

外用薬

【塩化アルミニウムスプレー】

汗腺に吸収されたアルミニウムイオンがイオンチャンネルをブロックすることにより発汗を抑えます。
外用を開始してから効果が出始めるのに2~4週間かかりますが、あわないかたはかぶれることがあるのが難点です。
自費で1本¥1,000(税込¥1,100)です。

【Dチューブ・Dバー】

制汗作用、消臭作用のある塗り薬です。Dチューブはクリームタイプ、Dバーはスティックタイプです。
自費でDチューブが1本¥2,000(税込¥2,200)、Dバーが1本¥1,500(税込¥1,650)です。

営業カレンダー
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