多くのクリニックでは、液体窒素(凍結療法)でのイボ治療を行うことが多いですが、液体窒素には反応しない難治例のイボ(尋常性疣贅)も存在します。
イボには症状に応じて様々な治療法があり、その選択肢の一つとして、当院ではVビームによるイボ治療を設けております。
近年、イボに対してさまざまなレーザー治療の有効性が明らかとなってきています。特に、当院で使用しているロングパルスダイレーザー「Vビーム」を用いたイボ治療は、良好な成績を得ていることが国内の論文でも報告されています。
【参考論文】
尋常性疣贅はヒト乳頭腫ウイルスの感染症で、まざまな治療が行われているが、一般的
な治療は液体窒素を用いた凍結療法である。しかし、凍結療法の効果がみられない症例や凍結
療法に伴う潰瘍形成、血疱形成など副次的作用を伴う症例もある。近年では、治療に難渋する
症例にレーザー治療が施行され有効性が明らかにされつつある。今回われわれは,手・手指の
尋常性疣贅患者に対し、可変式ロングパルスダイレーザー(long-pulsed dye laser :
LPDL)治療を行った。瘢痕形成、びらんなど副作用はなかった。(後略)
出典:臨床皮膚科 70:813-819,2016
Vビームによるウイルス性のイボ(尋常性疣贅)の治療は、ウイルスへの血管栄養をレーザーにより熱破壊し、ウィルスに感染した部位全体にダメージを与えます。
尋常性疣贅は肥厚した角質の下に豊富な血流があり、この血管から酸素と栄養を受け取って成長しています。Vビームにより血管を破壊することで、イボを死滅させ治療を行います。
多発性の尋常性疣贅の場合、液体窒素での治療に伴う潰瘍および瘢痕形成などが問題となる場合があるため、Vビームによる治療が適切であると考えられます。
尋常性疣贅は、手指や足の裏に好発し、白っぽくガサガサした見た目が特徴です。
下記は、当院でVビームによる治療が適用となった尋常性疣贅の症例です。
当院の治療では、シネロン・キャンデラ社Vビーム最新機種「Vビームプリマ」を使用いたします。機器の詳しい説明については、下記のページをご覧ください。
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