渋谷駅前おおしま皮膚科・形成外科・小児皮膚科・アレルギー科【保険診療・日帰り手術等】

No.07 粉瘤(アテローム)の治療の痛み

粉瘤(アテローム)は痛みを伴うこともある

粉瘤(アテローム)は皮膚にできる袋状の良性腫瘍のひとつですが、粉瘤を放置していると袋の中に垢がたまっていくことによりどんどんと大きくなっていきます。粉瘤を脂肪が塊になることでできると考える人も少なくないですが、溜まっているのは脂肪ではなく垢なので全く別のものと言えます。さらに大きくなった状態で無理につぶしたり、不潔にしていると症状が悪化して炎症や感染を起こしてしまい、腫れたり痛みが出てきてしまうこともあるのです。良性腫瘍なので粉瘤ができる決まった場所というものはなく、顔面や背中はもちろん指やお腹などさまざまな場所にできてしまうのも厄介な点と言えるでしょう。

また粉瘤をつぶしてしまうことでまわりの皮膚との癒着も起きやすくなり、手術など粉瘤の治療を行っても治療の痕がきれいにならずに残ってしまうなどのデメリットも起きてしまうので、粉瘤ができているのを見つけてもむやみにつぶしたりいじくりまわしたりは避けたほうが良いかと思われます。なお炎症を起こした場合は急ぎ皮膚科を受診していただくのをおすすめいたします。

粉瘤(アテローム)の治療には痛みがある

粉瘤の治療方法は炎症を起こしているか起こしていないかにかかわらず、手術が一般的なものになっています。以前は紡錘形に患部を切除する手術がメインになっていましたが、最近は傷跡が目立たないように小さい穴から腫瘍を摘出する「くり抜き法」を行う病院が増えており、手術痕が心配で手術を受けられない人は減ってきています。

粉瘤の治療手術は治療する患部を中心として、その周囲に局所麻酔をしたうえで手術が行われるので、手術自体に痛みを感じることはほとんどありません。しかし局所麻酔をするときには注射で行うので、この麻酔のときだけは痛み方は個人差にもよりますが、発生してしまいます。また炎症中の粉瘤の手術に関しましては炎症部に麻酔を打たなければならず、15秒ほど麻酔の痛みを我慢していただく必要がございます。ただし、手術により炎症および粉瘤がなくなることで痛みがとれるため、炎症中の粉瘤のくり抜き法は患者様の満足度の非常に高い治療となります。

その中でも最近は注射をするときに細い針を使用したり、クーリング(注射を打つ場所を冷やすことで、痛覚をまひさせること)したり、塗るタイプの麻酔などを使い、当院のように、痛みをできるだけ軽減させる工夫をしている病院もあります。痛いのがどうしても嫌という人はこのような工夫をしている病院を選ぶことをお勧めいたします。以上、 粉瘤の治療をする上で気になる痛みについて見てきました。手術をするときに行う麻酔なども医療技術の発達によりどんどん新しいものになっているので、痛みが少ない手術を受けることもできるようになっています。

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