渋谷駅前おおしま皮膚科・形成外科・小児皮膚科・アレルギー科【保険診療・日帰り手術等】

No.05 粉瘤(アテローム)の治療方法

粉瘤(アテローム)を完治するためには皮下にできた袋ごと内容物を除去する必要があり、内服薬や塗り薬で完治することはできません。炎症がひどい場合や切除した後は傷口から細菌が入り感染を防ぐために、抗生剤や抗炎症作用のある薬や痛み止めを処方されることがあります。粉瘤のサイズが小さなものであれば、傷口が目立たない「くり抜き(へそ抜き)法」で除去することが可能です。

くり抜き法は最初に粉瘤の臍の部位に小さな穴をあけ(当院では粉瘤の部位、サイズにより1㎜~6㎜のサイズの穴を使い分けております。)、内容物をすべて絞り出した後に粉瘤の袋を穴から抜き出す方法です。手術時間も短く傷口を場合によっては縫わないこともあり、術後に傷が目立ちにくいことから、基本的な粉瘤・炎症性粉瘤ならくり抜き法で対処することが多いです。しかし過去に数回の炎症を起こしていて、周囲と癒着をしている可能性のある粉瘤や、中身がとびちっている可能性のある粉瘤は従来の治療である紡錘形(レモン型)に粉瘤を皮膚ごと除去し、傷口を縫合します。当院では可能な限り術後湿潤療法を推奨しておりますが、化膿を起こしている粉瘤には湿潤療法は適しません。また密封療法(湿潤療法)で汗疹ができやすい患者様等ではかぶれる可能性もあり、それぞれにあった対処を術後処置時に説明いたします。

炎症がひどい場合では従来では患部の皮膚を少しきって、膿を出し症状が落ち着いてから切除をし、袋を除去するという二期的に治療をすることが多かったのですが、当院では患者様の手間を省くべく、炎症性粉瘤も一期的に受診当日にくり抜き法、くり抜き法変法にて切除をしております。

粉瘤(アテローム)手術後の注意点

粉瘤・炎症性粉瘤は当院では基本的に受診当日に予約不要で日帰り当日手術を施行しております。局部麻酔で手術をいますが、くり抜き法・通常の手術どちらの場合も、手術を受けたときは次の点には注意しましょう。

飲酒や運動は避ける

くり抜き方でも通常の手術でも皮膚に傷を作るため、手術中は出血することもあり術後いったん出血が止まっても、飲酒や運動が原因で再出血することがあります。そのため手術をした当日と翌日は飲酒や運動を避けるようにしましょう。ただし、関節部分にできた粉瘤を除去した場合は、大きさによっては安静期間が長くなることがあります。

入浴を控える

夏の暑い時期などはつらいことですが粉瘤の除去手術を受けた当日は、出血を考えて入浴は禁止です。翌日以降はシャワーで患部をふくめて体を洗うのは構いませんが、入浴やプール、温泉は衛生上の問題を考え、抜糸もしくは1週間程は禁止が望ましいかと思われます。

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